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三毛田
2026-03-28 22:48:57
1067文字
Public
1000字7
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10 【10/これからも多分、ずっと】
10日目
確証はなくても共に居たい
ずっと。ならあるかもしれない。けれど、一生。や、死ぬまで。は叶わない可能性がある。
「俺もなのも、丹恒より寿命が短いだろうな。でも、逆に長いパターンもあるよな?」
「可能性としへ、ゼロではないだろう。もし、俺よりも長いのならば
……
俺を待っていてくれるか」
「また会えるまで、二人で話をしにあの場所に行く。そして、何処に行ったとか、何をしたとか」
言葉を区切り、穹は指でフレームを作り。それで俺を覗き込む。
「写真を撮るし、日記もつける。お前じゃないお前かもしれないけど、それでもまた俺たちと旅をしたいと、ナナシビトでありたいと願うなら」
俺はいつまでも待つ。約束だ。
言葉と同時に重ねられる唇は、いつも以上に熱を持っており。
溶けてしまいそうで、溺れてしまいそうな口づけ。
「丹恒、好きだ」
「俺も、お前が好きだ」
この言葉も、心地よくて溺れそうだ。
「丹恒」
心なしか、俺を呼ぶ声も熱がこもっているようで。
それがたまらなく愛しい。
穹からの愛情が。彼に愛情を抱くことが。俺にとっては、とてつもなく愛しく感じるとともに、俺を臆病にさせて。
失うことが、非常に怖い。
「丹恒」
俺の不安を感じ取ったのか、優しく抱きしめてくれる。そして同時に胸を揉んできたので、悩んでいたのが馬鹿らしく感じた。
「ひゃん。丹恒先生、手が痛い」
「お前が勝手に胸を揉むからだ」
手の甲をつまむと、小さく悲鳴を上げ。
「いつも揉んでるのに?」
「それとこれとは話が別だ」
「じゃあ、抱いても?」
舌なめずりしながら、俺を押し倒し。ギラついた眼を向けてきた。
ああ、食われる。
歓喜で体が震え、彼を受け入れる姿勢になっていく。
大変いよくない状態であるが、悪いことではないだろう。
「構わない。お前の好きにしろ」
「じゃあ、いただきます」
嬉しそうに笑い、俺の服に手をかけ。
俺が抵抗なく受け入れたものだから、ちょっとだけ驚いている様子。
「ありがとうございました」
「どういたしまして。それはよかった」
俺が付けた歯型や鬱血痕で、首や鎖骨周りを真っ赤にしながら、両手で顔を覆い。
何故だか礼を口にしたので、どういたしましてと返しておく。
少々湿っている前髪をいいっていると、むすっと唇を曲げて。
「どうした?」
「丹恒はいつでも余裕だよな」
「そうでもない。いっぱいいっぱいな時もあるからな」
今日がたまたま気持ち的に余裕があったから、そう見えているだけだ。
「お前に愛されていると、ほぼ余裕がなくなるが」
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