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三毛田
2026-03-26 21:35:29
1079文字
Public
1000字7
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8 【08/また明日も遅刻】
8日目
二人で過ごすと、たまにある
煩い。
なんなんだこの音は。
ゆっくり手を伸ばして、その音源を辿り。
「あ? あー
……
ヤバッ」
スマホの時間を見て飛び起きようとするけれど、力強い腕に阻まれてしまう。
「た、丹恒!」
「ん
……
」
「なのと出かける日!」
「それはまずい」
離してくれと肩を揺するけど、小さく唸るだけ。けれど、なのと出かける日だと告げれば飛び起きて。
慌てて着替えて、諸々を済ませてスマホを持って部屋を飛び出す。
「遅い!」
階段を駆け下り、ラウンジに飛び込むと、仁王立ちしているなの。
「ご、ごめんなさい。なのか様」
「三月が俺達より早いのは珍しいな」
「これから朝ごはんを食べに行くんだから、当たり前でしょ。それよりも。おはよう、二人とも」
「おはよう、なの」
「ああ、おはよう」
挨拶を交わすと、彼女は俺と丹恒の腕を取り、パムへ行ってくると告げ。問答無用でアンカーで跳ぶ。
「ここだよ。予約してあるから、行こう行こう」
アンカーから、少し歩いたところにある店。腕を掴んだまま、店内へ。
「二人とも、どれにする?」
モーニングメニューといっても、一種類だけじゃないようだ。それなので。
「俺はこれ。丹恒は?」
「お前がそれにするならば、俺はこちらで」
なのへ視線を向けると。
「ウチはこれ! これが目当てで来たんだから」
と、三者三葉のメニュー。
注文して、今日の予定を互いにすり合わせ。丹恒もなのも、各自部屋で作業のようだ。
「注文していたアルバムがやっと届いたからね! 写真の整理がこれで捗るよ」
「論文用の資料集めがまだ途中だ。多分、そちらにかかりきりになりそうだ」
ということは、手が空いているというか、暇なのは俺だけかぁ。
ちょっと残念。
「暇なら、お昼は一緒に食べる?」
「夕飯以降であれば、共に過ごせるが」
俺がしょんぼりしていたのが伝わったのか、二人は口々に誘ってくれて。
「うん!」
二人が俺の返答にホッとしたような表情を浮かべたところで、ちょうど料理が運ばれてきて。
「いただきます」
「「いただきます!!」」
「丹恒、あーん」
「ほら、こっちも」
「ここ、お店なんだけど」
丹恒と二人、料理を食べさせ合っているとなのに怒られた。
「ほら、三月」
パンが乗っていたお皿に、メインディッシュを切り分けて乗せれば。
「それじゃ誤魔化されないんだから」
と言いつつ、俺たちにも分けてくれて。
愉しい朝食を終え、二人と昼夜の食事を終え。
「丹恒、いいだろ」
「仕方ないな」
ベッドに倒れ込む。明日も、また遅刻だ。
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