三毛田
2026-03-21 14:50:14
1075文字
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3 【03/小さな少女は夢の中】

3日目
俺たちのお姫様

「きゅー、あのね〜」
「マイリトルプリンセスなのかちゃん。そろそろパムが美味しいおやつをラウンジに持ってきてくれるから、お人形遊びを一度終わりにしましょう。おやつを食べる時は?」
「手洗いうがい!」
 元気に両手を挙げる。うん、可愛い。
「そうです。よくできました」
「えへへ。抱っこ」
「よいしょ」
 奇物の影響で、クラーラほどのサイズになってしまった(多分、中身もそれくらいの年齢になっていそうな)なのを抱え、洗面所へ。
 それから、ラウンジでおやつタイム。
 マイダーリン丹恒は、ヘルタとスクリューガムの元へ。
「ねえねえ。夕飯までにはたんこー帰ってくる?」
「多分」
「そっか」
 今日は一度も顔を合わせていないからか、寂しそうだ。俺も寂しい。
「お昼寝は?」
「ううん。大丈夫」
 前より食べる量が少なくなって、三食に加えて午前と午後に一回ずつおやつ。それから、体力も内容でお昼寝も欠かせない状態だ。
「姫子は?」
「部屋にいるみたいだから、二人で届けようか?」
 パムに視線を向けると、頷いてくれたので届けてもいいらしい。
「やる!」
 やっぱり元気だ。
 トレーにクッキーとマフィン乗せて、客室車両へ。
「姫子~」
「はい。あら、三月ちゃん」
「おやつ!」
「ありがとう。上手に運べたわね」
「えへへ」
 トレーを受け取った姫子に頭を撫でられ、嬉しそうに笑う。
「じゃあね、姫子」
「ええ」
 後は任せたというように、姫子は俺を見る。それに頷き、ラウンジに戻ると今度はヨウおじちゃんに届けたいと言い出したので、それも手伝って。
「ただいま」
「たんこー、おかえり!」
 夕飯を食べ終えた頃に帰ってきた丹恒に飛びつこうとしたので、止める。
「やー!」
「丹恒は、これからお風呂だから待ってて」
「うん……
 頷くけれど、不満そうだ。それを見た丹恒は急いでお風呂へ。
「ただいま、三月」
「たんこー!」
 勢いよく飛びつくなのを、彼は難なく受け止める。
「どうだった?」
「後数日だそうだ」
 頭を撫でられてだんだん眠くなってきたのか、うとうとし出して。
「穹。離してくれないんだが」
「寂しかったみたいだ。もちろん、俺も」
 丹恒の腰に腕を回し、それから頬にキス。
「なのをベッドに寝かせたら、俺のベッドに行きましょうか」
「ああ、そうさせてもらおう」
 そっと体を寄せ合って、眠りにつく。
「お手数おかけしました……
「戻ってよかったな」
「あと、穹からすごく恥ずかしい呼び方去れてた気がする」
 恥ずかしそうに顔を手で覆う。