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ゆいしろ そう
2026-03-15 08:44:54
1127文字
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Ⅳ璃緒次元のベクちゃん
サテンいいですよね
「メラグちゅわーん、誰とデートぉ?
も・し・か・し・て、俺ぇ??
「そうね。手始めに吹雪で逝かせてあげましょうか」
「うわぁ、相変わらず可愛くねぇ。
化粧濃くしちゃってるの、台無しじゃーん」
「さっきから、うるさい。何しに来たのよ」
「Ⅳの野郎が仕事で遅れるから、代わりに話し相手になってやれって」
「
……
一人で待てるのに。それにベクターは男でしょ」
「あー、俺のことはその辺の雑草だと思ってくれたらいいからさ。
それより場所移すか。いつまでもここじゃ、寒いだろ」
「そういう気は利くのね」
ベクターが連れてきたのは近くの喫茶店。
レトロな感じで、タイムスリップした気分になる。
Ⅳと一緒なら、もっと楽しいのに。
相当遅れてしまうのも、恐らくベクターには知らせてあるのだろう。
「なんだよぉ、こんなにいい男がいると緊張するってか。
わりぃな、俺には他に」
「それで? あなたはコーヒーかしら」
「あー、メロンソーダだな。てめぇは」
「私はホットの紅茶で」
ベクターはベルを鳴らすと、私の分までしっかりと注文している。
よからぬことをしなければ、あながちいい男なのかも。
「んだよ、やっぱり惚れ直しましたはナシだぜ?」
「Ⅳのことなんだけど」
「このベクター様に恋愛相談とは。相当キテやがるな」
「やっぱり、罪滅ぼしなのかなって」
「は?」
「私はあのことがなくても、熱血でカッコいいところ。
意外と悪くないなと思っているの」
「はいはい」
「聞いてるの?」
「はいはーい、聞いてまぁーす」
「もうっ」
運ばれてきた紅茶を口に含むと、少し気持ちが楽になる。
ベクターは心底面倒くさそうな顔をしながら、メロンソーダを飲んでいる。
「ばっかじゃねーの」
「は!?」
「好き同士で付き合ってるんだろうが。
罪滅ぼしで付き合うとかよ、そう思ってるてめぇがどうかしてる。
信じてやりゃあいいのに」
「たしかにそうね。好きだから、付き合ってる」
「忘れちまえば、普通に気にせず付き合えるのかよ?
そんなもんでもないだろ、恋愛ってのは。色々あるから面倒なんだよ。
あー、やだやだ」
「ベクターは恋愛したこと
――
」
「それは、あいつに聞く質問だろ」
ベクターの指を差した方向にⅣがいる。
恥ずかしくて紅茶を飲むふりをして、顔を隠す。
「お二人さん初心過ぎて、むず痒いわぁ」
メロンソーダを一気飲みして、ベクターは帰っていった。
Ⅳはひとまず、ベクターの座っていた向かいの席に座る。
「悪い、遅れて」
「本当よ。私、あんな男よりⅣのがいい」
「お、おう。急にどうした」
「今日はとことん付き合ってもらうから、覚悟してて」
「あ、はい」
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