はなおぼろ
2026-03-10 23:44:06
2034文字
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縁巌覆面作家企画6:Aグループ感想

作品の雰囲気に引っ張られてテンションが上下左右しております。予めご了承ください。

A-1:Forbidden Lovers

 テンション高めなラジオパーソナリティ雛鶴さんでお送りされるラジオ『しのバズ☆くのいち!』、思わず私も作中の巌勝同様「忍ばんのかい!」と心の中で突っ込みをしてしまいました。
 禁断の恋をテーマに読み上げられるお便り。一通目は双子あるあるで流してしまう兄上が、三通目で全てのお便りが自分のことなのではと気付き始めて心の中で叫ぶその様が実に愉悦……じゃなかった、お労しい。荒れ狂う心でも仕事は熟して本当に偉い。
 劇画調の弟の圧に笑ってしまいました。朝までみっちり弟に教え込んでもらってください♪
 トップバッターに相応しい、テンポの良い楽しいお話でした!



A-2:lingering snow

 どうも、私の作品です。内容は普段のはなおぼろっぽく、それでいて所々手癖とは違う書き方をしていたのですが、覆面企画の探偵さんたちは猛者ばかりですからね、小手先の偽装ではだませない気がしています。
 あと2025年のはなおぼろは何故かホラーの人になりつつあったので、Aグループに配属されて一安心しています。



A-3:いぬ

 仲良し産屋敷一族。双子の片割れによる息子への酒池肉林斡旋を良しとしているんじゃぁないよ視点主の父。このお話の耀哉様、愉快な人生送っているんだろうなぁ感がひしひしと伝わる。
 庶民派イ〇ンモールとド〇イ案件と叙〇苑最高級店の名前がしれっとお出しされるところに、書き手様が日々アンテナを建てて過ごされているのだろうなというのが感じられます。
 シンプルなタイトルにどんな話だろうと読み始め、思わず「私Aグループ読んでいたよね?」と投稿タイトルを確認してしまった、例年のAではあまりお目にかかれないタイプの作品。読了後には作品のペースに丸っと飲み込まれていること間違いなし。



A-4:チョコとポテチと君の涙

 甘くてキュンとするバレンタインのお話。出てくる登場人物や会話のやり取りから、高校生らしい日常を謳歌しているのが伝わってくるのが素敵です。
 個人的に『黙っていれば美形。黙っていなくても美形』と童磨が表現されているのが好きです。うんうん、本当にそう! あと、けいちゃんが本当に律儀で気遣いのできる子で。良いモブ子ちゃんが出てくる作品は良い作品と決まっているのです。
 何気ない日常の表情で恋に落ち、想いを伝えあってからの『今までの感情を取り戻すかのように』抱きしめあうラストに、胸がきゅーっとしました。二人の恋路に幸あれ~!



A-5:ウマ隊士☆マイティーダービー

 ウマ隊士のネーミングセンスが素晴らしい。個人的にマツリダテンゲンが良すぎる。口にしたくなる名前No.1マツリダテンゲン(大事なので二回言いました)。あと一般通過愈史郎くんが出てきて思わず吹き出してしまいました。
 作中から察することのできる縁壱の行動や、サ終直前に実装するようなキャラ出しちゃう運営からコメディを表現していると同時に、ユーザーの悲壮感が後半のスレ1コメ目から漂っていたり、スレッド内の『壱』を始めとした各コメの書き方に拘りが感じられました。私がもしch式を書くなら、この作品の書き方を参考にしたいと思うほどです。



A-6:この思いに名前をつけるとしたら、君はなにを思うだろうか。

 幼い頃に芽生えた恋心から続く歳の差シチュエーションからしか得られない栄養素があるんですよね。ストレートに好意を伝える縁壱くん、そんな彼になんだかんだ絆されている巌勝兄さんとのやり取りにキュンキュンしました。読んでいる側の「早く卒業を迎えて結ばれちゃいなよォ!」って気持ちが最高潮に達したときに事件が起きてハラハラしました。無事結ばれてよかった!
 絶対息子から「俺は巌勝兄さんと結婚するから!」って根回しされてそうな朱乃ママの対応に思わず笑ってしまいました。あと途中で助平アンテナがたって「Aグループ読んでいたよね?」と投稿タイトルを確認してしまったのは私だけではないはず。



A-7:車道の唄

 縁巌の恋路に巻き込まれる無惨様視点のお話からしか得られない栄養素があるんですよね。前世の敗北を学びとし、自身の過失を反省し、幾度と聞いた怨敵への想いを吐露するビジパの話に相槌を返してくれる無惨様、いやぁ良い人だなぁ!
 サービスエリアで情熱的な口づけを交わす美丈夫二人、この後ちゃんと分かれて各々の目的地へ出発できるのか怪しいし、二人のことがネットニュースになるであろうことを考えると、無惨様の気苦労はまだ終わらない! って感じでニヤニヤが止まりません。これからも無惨様には二人に振り回されながらSNSで炎上しない範囲で頑張ってほしいです。





 このグループでご一緒出来たこと、とても光栄に思います。
 作家の皆様、素敵な縁巌作品を生み出して下さり、本当にありがとうございました!