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asaumi
2026-03-10 21:21:20
8410文字
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弐童磨が鬼殺隊しのぶちゃんを溺愛している(R18注意)
寺院に監禁?されてる設定、凌辱感がつよくなってしまった
身体のなか、下腹部の奥に熱が注がれる。
「
…………
っ」
隙間なく後ろから覆い被さっていたが、精を吐き出す時だけはいつも下腹部の下に太い腕に入れて抱え、細い腰を上げさせる。角度をつけさせて、まるで奥までの奥まで流し込みたいと言わんばかりだ。捻じ込まれ、生温かい液体が流れる感触に屈辱を感じ、奥歯を噛み締めた。
自分の身体にとって異物でしかないものに穿たれて、食い荒らされ望みもしない精を吐かれる。我が身が惜しくて甘んじて受けているわけではない。それでこそ、持てる限りの力を振りかざして抵抗しているのだが、男の前では何の意味も持たず嘲笑われている。
「無駄なことを必死にやろうとする、そんなところも可愛いよ」
そう笑顔で自分の身体を抱きこんでいき、交わらせた。
シーツに押し潰されて身動きが取れなかった。遥かに背が高く、肩幅も体重も倍近くある男が憎く、易々と飲み込める自分の小さい身体をこれほど呪った時はない。力があれば、筋肉がもう少しあれば、男が満足するのを待つだけではないはずだ。
所詮はない物ねだりだ。なすすべはないから時折、大きく呼吸をしてーーお前が組み敷いてなぶっている身体にはまだ息をしているのだと知らせるようにーー自分の存在を訴える。そうすれば、身体を揺さぶり続け我を忘れて興奮した男がはたと気づき加減してくれる。
ようやく、命から何もかも奪われそうな恐怖から浮き上がるのだ。
うなじに短く口づけて男が身体を起こすと同時に、自身を抜く。その刺激に肩を震わせた。抉られ続けて男の形に合うよう開いていた蜜路の口が緩む。それでも、含んでいたものの感触は生々しく残り続けていた。
「しのぶちゃんを愛してあげるの、好きだよ」
白く形のいい臀部を両手で広げて、今まで己の熱を咥えさせていた秘部を見ながら満足気に言う。
「
…………
っ、この、野郎」
絞り出した声はあまりにも弱々しくて聞こえたかどうかわからなかった。
男の重みがなくなって、すぐに身体を動かして四つん這いになる。今なら逃げられる。それなのに足に力が入らず、がくがくと震えた。二の腕は身を支えるのがやっとで、上体を起こすのが至難の技だった。それでも、ゆっくりと胸を起こして出口の襖を見る。襖に描かれている蓮を、今ではもう見慣れてしまった。その禍々しい蓮を睨みつけても、歩けるかどうかはわからなかった。
「俺の部屋から出て行こうとしてるの?」男の声が背中に向けてかかる。「無理しないで、その様子だと立てないよ」
その言葉を無視して棚に手をつき立ち上がろうとしたが、男の言う通りで膝から力が抜けた。危うく、転びそうになるのを戸棚に寄りかかり、どうにか支えた。
この醜態を、きっと男は面白おかしく見ている。出て行けないとわかっているからだ。
「無理して部屋に戻ることはない」
「
……
っく」
「ここで眠りなよ、添い寝してあげる。鬼の俺は寝ないけど、しのぶちゃんが寝るまでずっと抱きしめるよ」
ほら、おいで。それは勝ち誇った声だった。
怒りをぶつけようとした時だ。
「
……
あ」
自分の下腹部の奥から流れる液体にぞわりと背筋を震わせる。目線を下に下ろせば、白濁の液が秘部から腿に沿って流れていく。おぞましい光景だったが、男が熱心に注いでたものを流し出す自分の身体に安心した。さも当たり前に己の所有物だと男は言うが、自分の身体は自分のだけのものだ。受け入れたくないものを拒んでいる。
抵抗がないわけではない。しかし男に散々なぶられた後だ。秘部に自分の指を入れることを躊躇う羞恥心なんて、とっくに踏みにじられている。白い液を垂らす口に人差し指を根本まで入れれば、すぐに生温かく粘りついた液が絡みつく。
「え、なにしてるの?」
適当に動かせば指に沿って流れる。それは、たまたまよろけた足元にあった男の外套に白濁の雫として次から次へ落ちていく。男の着物が、自らの体液で汚れる。面白いわけがないだろう。
ざまあみろ。手を引き抜けば、指が白く汚れ粘り気のあるそれの独特の香りがする。
「見てわかりませんか? お前の汚い体液を出したいんです」
言い捨ててやった。
「
……
ああ、なるほどね」
決死の反抗に男は激怒するかと思ったら、普段と変わりない声色で答えて身体を引き寄せた。胡座をかく男の足の間に身体が収まって、倒れる背中を胸板が受け止めた。上から見上げる顔にも苛立っている様子は見られない。
「なん、ですか
……
」
上弦の文字が刻まれた虹色の瞳を向けて、言う。
「手伝ってあげるよ」
朗らかな笑顔が逆に不気味だ。
節ばった指をつぅと下腹部の白い肌に宛てがい、秘部から沿わせなぞりあげた先は臍下だ。その奥には子宮がある。
「ここに出したから、しのぶちゃんの指だと届かないと思うよ」
そう言って、両脚を己の肘で抑え、強引に開かせる。精液が真珠の粒の如く白く絡む恥毛から覗く秘部へ、不躾に指を挿れた。
「っ、つ
……
」
人差し指と中指、同時にだ。自分の指とは違う違和感はすぐに身体を襲ってる。
「と言っても、俺の指でも届かないけどね」
なかをぐちぐちと蠢き動かした。幾度となく愛撫を重ね、自分の感じる場所を知り尽くした指は容赦なく責め立てていく。
「ふ
……
、
……
んっ」
びくん、敏感になっている箇所を擦られれば声が漏れる。脚を開かされて秘部の中を男の指が突き入れている光景を目の前にして、自分の声とは思えない高い声を喉から出す自分が嫌だった。とても直視できずに顔を仰げば、微笑む虹色の目と合う。
「ちゃんと出たか、見て確かめなくていいの?」
そう言いながら、なかで最も熱く疼いている箇所を指で強く擦りあげる。興奮が下腹部から首筋まで昇り、ぞくぞく奮わせる。
「んあっ
……
っ」
口を開いて、背を逸らす。
「うーん、気持ち良さそうだね。見てる余裕がないかな?」
男の指が弄ぶ場所から、じゅぷじゅぷ、液体が弾く音が響く。それに伴い、指が擦り上げるたびに淡い刺激が下腹部に溜まっていった。
「や、
……
めっ
……
」
そして、再び奥手前をしつこく撫でると、腿が震えて足先がピンと攣る。
「
――
っ!」
痺れは首筋を締め付けていく。口をぱくぱくと動かして息を吸うが、それでも快感を逃すことは出来ず、身体を二、三度大きく震わして達した。その様子を見ていた男の口角が上がり、そこから鋭い牙が覗いた。
「イっちゃったねえ」
筋肉で厚い胸板に、だらりと力なく背中を寄りかからせる。本当は男に身を預けることなどしたくないのに、無理矢理昇り詰めさせられた後の身体は力が入らず自由が効かない。
「
……
ふ」
何度も呼吸を繰り返して、快感をやり過ごす。
「イくの早かったね」
頭を撫でながら、なかをまさぐっていた手を引き抜いて、自分の顔の前に見えるようにかざす。
「俺の手がベトベトになっちゃったけど、気持ち良くなってくれて嬉しいなぁ」
関節のはった指、大きな男の手がぬらぬらと透明な液で濡れて、指から指へ糸が渡っている。濡れそぼった手を肉厚の舌で舐めとった。
「しのぶちゃんの味、好きだよ。でも、出したいのは俺のでしょう?」
それから、こめかみに短く口づけして言う。
「どうしたらいいか俺もわからないし、とりあえず色々垂れ流していくしかないんじゃない」
ニコー、と笑い、まだ濡れている指で下生えを探る。身動ぎしようとも、押さえ込まれて無駄に終わるだけだった。筋肉の張る二の腕に爪を立てようとも、男は意に介さない。指の腹で蕾をつんつんと突かれただけで、背が反る。
「しのぶちゃんの好きなここも可愛いがってあげる」
自分の愛液で濡れた指で擦りあげられれば、達したばかりの身体がまた波打つ。熱がぐるぐると回って、全身から汗が滲んだ。
「ひぅ
……
っ」
「膨れてるきた」
濡らした蕾を優しく円を描いて撫でた後、形を確かめるように二本の指で挟んでみる。それだけでも、刺激が責め立てていく。
「ん、あっ
……
、ふ」
顔を左右に振るが男は止める気配もなく、見つめる虹色の瞳が増す輝きに、嗜虐性を読み取る本能が逃げろと警鐘を鳴らすが、どうにも出来なくて、ただただ呼吸だけが速くなる。
男が肉厚の舌で自分の上唇を舐めるのが見えた。その後の笑顔はとても禍々しくて直視しておくことができない。目線を逸らした瞬間に、指が責め立てて刺激を掘り起こしていく。左右に擦り、その刺激に慣れると根本を責め立て、充血した膨らみを潰す。
「あ、ああっ
…………
んんっ」
ぷしゅ、愛液を吹き出す。下腹部の熱に支配されて、身体を震わせる。達した、でも男はやめてくれない。それどころか、さらに指でなぶりあげていく。
「い、あ
……
や、ぁ」
熱い。気持ちいい。でも苦しい。認めたくないのに、それは快感として身体が覚えきっている。教え込んだのは、この男だ。口から止めどなく愛液を流していて、止まらない。時折、ぎゅうと秘部のなかが締まると同時に、足先まで痺れてどうにも出来なくなる。
眉を顰めて見上げた瞳から、いくつも涙が溢れた。開いた口から、拒む言葉どころか声すら出なく掠れる。
「その顔
……
いいねえ、可愛いね
……
ずっと、見ていたいなぁ」
首筋まで競り上がる快感を凌げずに、また肩を震わせて達した。
何度、達したのかわからず、身体の芯はぐじぐじに溶け切っている。下腹部から足先にかけて、痺れていることしか感覚がない。
「やめっ
……
、や、めてっ
……
」
やっとのことで言葉を紡いだが男は額にキスをして、また指を動かす。熱くぷくりと腫れる蕾を好き勝手になぶり続けた挙句に、指でぎゅっとつままれて背筋を反らした。
頭が真っ白になって、気づいたら上体をだらりと布団へ寝そべらせていた。意識が一瞬飛んでいて、どうして、這いつくばる惨めな格好になったかわからない。それでも、脚を閉じるどころか恥じる余裕はなかった。
轟く熱を冷まそうと必死だった。
「それ、しのぶちゃんが汚したんだよ」
男の外套の上に顔を寝そべっていた。その黒にある白の雫を指して、言っている。
「せっかく、なかに注いだのに」痺れている身体で、男の指が下腹部を撫でる感触だけ伝わる。「ねえ、舐めてよ」
頭にカッと血が昇る。
「何をっ
……
」
顔を黒布に押し付けたまま、くぐもった声で叫んだ。しかし刃向かったが故に、男の指は蕾で遊び始める。達すれば達しただけ敏感になっているそこは少し優しく突かれるだけでも、簡単に悶えて震わせじゅくりと愛液を垂らす。
辛い、嫌だ、もう、イきたくない。
心のなかで叫んで、奥歯を噛み締める。屈辱だった。それでも、これ以上は男によって与えられる一方的な快楽に耐えられる気がしない。人間は追い込まれると死に物狂いで救いの道を求める。それは自尊心も殴り捨てた瞬間だった。
秘部をなぶられているまま、こぼした白い雫までゆっくりと顔を持っていく。おずおずと舌を出して、それをすくい舐める。
「美味しい?」
男の声が上からかぶさり聞いてくる。独特の味が口の中に広がって、何度も唾液で飲み込むが、それは後味を引く。
「
……
っふ、ざけるな」
あはは、軽く笑っては「抱いてあげる」と優しく囁いて上体に両腕を回す。その仕草は愛しんでいると言ってもいいほど、壊れないよう大事に扱いゆっくりと身体を起こしていく。こめかみから溢れた汗が、男の外套の舐めとった跡へ溢れた。
男の身体に囲われるくらいなら、このまま布団の上に寝そべっていたい。そっちの方がずっと安心できるのに、抗えなかった。身体にどうやって力を入れていいのかわからなくて、呆然としていた。まさに、その瞬間だった。
「ーーっ」
あまりにも大きな刺激に一体何が起きたのか理解出来ずに、頭の中を疑問符が沸いた。目の前にチカチカと白い光が散り、快感に身体を引き攣る。そのまま、目線を落とすと自分の秘部にぎちりと押し込めら熱が視界に入る。そうして初めて圧迫感と共に身体の芯を貫かれたのだとようやく気づいた。
「ごめんねぇ。あまりにもしのぶちゃんが可愛くて、我慢できなかったよ」
「あ、ああ
……
っ」
起こされた自分の身体の体重も相まって、男の熱を深くまで突き立てられる。跳ね除ける力も耐える手段もなく、声にならない声をあげて与えられた快感に支配されるしかなかった。背中を反って、足先を攣らせながら身体の奥が弾け熱くなる。
膀胱の裏側を擦り貫かれ高まった刺激を堰き止められない。目をぎゅっとつむって、男の腕に縋ったところでどうにもできず、ただ弾けていくだけだ。怖い、この瞬間が一番嫌だった。身体がどうなっているのかもわからなくなって、意思が通じないからだ。
「我慢しなくていいよ。ほら、つまらない意地はらないで、大丈夫だよ」
何度かお腹を押し込まれて揺すられる。
「だ、め
…………
ぇっ」
隙間なく、ぎちりと埋め込まれた下腹部から、液体が吹き出す。脳髄に焼き付く快感に痙攣している間も、はしたなく止まらない。男の腕のなかで、バラバラに崩れ落ちそうだ。本当に、そうなって仕舞えばいいのに、しっかりと囲われている。
「漏らしちゃったね」
可愛かったよ。ぎゅ、と抱きしめて、己の頬を頭に擦り付けて言う。
「気にしないで、しのぶちゃんの全てを受け止めてあげる」
繋げたまま、手慣れた動作で仰向けにすると脚を開かせて奥へ押し込んでいく。
「だから、しのぶちゃんも俺を受け入れてくれるよね」
そのまま、男の体重が一気にのしかかる。腰骨がぎしりと音を立てた気がした。体格が違いすぎて、力では歯が立たない。
閉まりかけていた口を再び抉るそれは、先ほどよりも大きく太く感じて、冷や汗が流れた。無理だ。
これ以上は狂ってしまう。理性なんて無意味なものだ。
何度も突き上げられて揺すられる視界に、上弦の文字がある瞳と巨躯が映る。それも、奥を捻じ込められれば、揺らいで遠くなった。昇りつめては引き下ろされる。どれも力づくで、男の好きなタイミングで好きな加減で行う。なかが痺れて締まる感覚が自分でもわかり、その瞬間は虹色の目を細めて恍惚とした。
「知ってた? しのぶちゃんがイくときは、なかがすごく締まるんだよ。搾り取りたいみたいに」
「ふ
……
、ちがっ」
「さすがに耐えられないなぁ」
腰を使って穿ち続ける。根本まで引き、さらに奥まで突き立てる。突き上げられる衝動で細い身体が動かなくするため、細腰を両手で押さえて律動を続ける。
「あぅ
……
っ」
「全部掻き出せたか知らないけど、せっかく頑張ったのに、またなかへ出ちゃうかも」
愉快に口元を緩めて嘲笑う。脚を抱え込んで、上体をくっつけて大柄な体躯の重みが加わり、ごりごり奥を突かれる。
「んぁっ」
言葉にならない声を上げた。悲鳴に近い。ふたりの身体を結んでいる部分から粘液が弾ける音ですぐかき消されてしまう。
「嫌だったら、イかないように耐えないとね」
じわじわ責め上がる快感を意識しないように、これ以上昇ってこないように下腹部に力を入れる。するとなかが余計に締まって、硬い熱の形がくっきりとわかってしまう。怯んで緩んだ隙に奥を突かれる。身悶えた。刺激は倍になって身体を簡単に凌駕していく。
「だめだよ。我慢我慢、頑張って」
「ーーっ」
離して、その一言が出てこない。
脚を開かせたまま、ぴたりと身体をくっつけて揺さぶり続ける。男の胸板に顔を押し付けられていた。二の腕に手をやるものの、汗と力がつかむ程もなく滑っていく。
重い、熱い、苦しい、壊れる。いろんな感情がぐるぐる頭の中を回っている。喉元まで競り上がる快楽に、口をパクパク開いてどうにかしようと足掻くが、それでも無駄だと思い知らせてくる。
「
……
っ」
「ほらぁ
……
イっちゃったら、出すよ」
悔しい。罵りたいのに、言葉が出ない。それよりもやめて欲しかった。止めどなく涙が流れる。
「もう
……
っや
……
、ゆる、し
……
っ」
自分の内臓が押し潰される圧迫感とともに、全身が宙に放り出されたように弾け飛ぶ。頭の思考が全て飛んで、足先から頭まで引き攣って、そのまま張り詰めていく。男の身体と繋がる秘部が痙攣していた。
「あ、ああっ
……
」
いや。
何、これ。
降りてこれない。
いつもなら張り詰めた後、快感は一気に引き下がっていくのに、ずっと身体がピンと攣ったままだ。びくん、びくんと震えながら、足先まで強張らせ力が抜けない。
息が吸えないーー。
「しのぶちゃん
……
しのぶちゃん」
甘い声で名前を呼びながら、頬を撫でられる。意識はあるが、普通の感覚ではない。背筋から首へ焼く快感とは正反対に愛液が背中へ流れ溢れる。
「どう? いっぱい我慢した後に達すると気持ちいいでしょ」にっこりと微笑んでいる。「痙攣、止まらないねぇ
……
足先もピンと立ったままだし
……
イったまま、戻ってこれなくなっちゃったのかな」
可愛い、と囁きながら、締まり続けるなかを先まで引き抜き、また奥まで突き入れる。そして子宮ごと潰す感覚を楽しんで動く。
「しのぶちゃんは俺のものだよね」律動をさらに速く強くする。「なかに欲しい?」
これで責め苦から解放されるならば、男の差し出した甘い言葉に必死で縋り付く。首を縦に振った。
男が身体をしっかりと押さえつけて、痙攣する脚を開かせ最奥まで穿つ。そのねじ込んだ子宮口で吐き出す熱に、中心から飲み込まれていく。
「わぁ、すごい
……
っ」
男の欲で満たされる感覚が快感になって、また背筋が攣る。
「締まるねぇ
……
気持ちいい
……
っ、溶けそうだよ」
「っ
……
、あ」
「はぁ、止まらない
……
美味しそうに飲み込んでる」
ようやく、身体が弛緩して戻ってきた。どっと襲ってくる倦怠感が凄まじくて、男の腕を掴んでた手が力なく布団に落ちる。腕以外に、抱き込まれている身体は自分の意思で動かせるものはなかった。
「おな、か
……
苦し、いっ」
なかが注がれた熱で埋まって膨らむ。実際に、そうなっているはずがない。でも、熱い違和感が繋がっている奥であり、それをどうしても消すことができない。
抱きしめたまま、なかなか離してくれない。微動だにできなかった。大きな体躯にそのまま飲み込まれていく気がした。いや、すでに飲み込まれた後かもしれない。そうではないとわかったのは、ようやく満足した男が自身を引き抜いたときだった。
「
……
ふ」
終わった
……
?
きっと満足して、離してくれる気になった。
言葉を一つ発するのも、指を動かすのも億劫だった。疲れ切って、自分の身体が鉛のように重い。呼吸も絶え絶えだった。そのまま、目を閉じて沈むように意識を揺蕩わせる。
嫌な予感がしたのはその時だ。いわゆる、虫の知らせというやつだった。
目を開けて、上弦と弐が刻まれた瞳を覗き込んだ。
「
……
休んでいいよ」
「なにを」
考えているの?
「どうやら、御子が寺院に近づく鬼狩りを見つけたみたいだ。しのぶちゃんのために来たのかな? 人気者だね」
頭を撫でられる。
「このまま抱き合っていたいけど、仕方ないなぁ。やることはやらないと」
よいしょ、と言いながら退く。刹那の、咄嗟の判断だった。
男の身体に縋って、力を振り絞り首に両腕を回す。はねる白橡の髪が腕にくすぐったい。腕を離さないと言わんばかりに抱きつく。
この男を行かせたら、仲間が殺される。向かっている隊士のなかに柱はいるのだろうか。わからない。それでも、悲惨な結果が目に見えてしまう。必死にしがみついた。
「ん? 甘えたい気分なのかな? 俺が行っちゃったら寂しい?」
男の腕に再び抱き込まれる。側から見れば、愛し合う恋人に見えるかもしれないが、なぶられ続けて喰い潰されている。
「俺は今、機嫌がいいから見逃してあげてもいいよ」
大きな手で頭を撫でられる。
「しのぶちゃんのお願いなら、聞いてあげる」
うなずき「ここに
……
、いて」と囁いた。腹の底から搾った声だ。
「
……
っ、おねがい」
訴えれば、男は朗らかに笑う。
「いいよ。添い寝しようか」
「
……
寝ないわ」
見張らないといけない。この男が、ここから出な行かないように。仲間のところへ行かないように。
「まだ元気があるんだね。嬉しいなぁ」
安心させ、救けてやると言わんばかりの慈悲を見せながら答える。
「でももし、また、しのぶちゃんに冷たくされたら悲しくなっていなくなるかも」
禍々しい笑顔と言葉にひゅっと、喉がなった。その言葉の意味は言わずもがな、避けなくてはいけない。
「仲間想いのしのぶちゃんは、俺を楽しませてくれるよね」
心が軋む音がする。
「ずっと、このまま、愛し合おうね」
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