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n-2m
2026-03-01 13:37:20
1033文字
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OMG!
📺と宗教勧誘って最悪に相性悪そう
「あなたは神を信じますか?」
マックスは数秒前の自分を恨んだ。
通販の配達が来たのだと思って、大して確認もせずに玄関を開けてしまったのだ。
目の前の性別不明な強化人間は、分厚い本を小脇に抱えながら不気味な微笑みをたたえていた。
「そーゆーの結構なんで」
きっぱり断り扉を閉めようとしたが、相手は足先を玄関にねじ込みそれを阻止する。
「神を信じる者には必ず救いがあります。神は我らの行いを見ていて、徳を積んだ者の死に際には、神自ら天国へお導きして下さるのです。あなたも私たちと一緒に、祭壇の前で祈りを捧げま」
ガッ!!!!!
一方的に喋り続ける信者の喉元をマックスは右手で掴み上げた。
(なんかこいつの声、生理的に無理)
信者の足元が地面からゆらりと浮いた。
そんなのはお構いなしに、マックスはギリギリと首を締め上げる続ける。
「ア
…
あぐ
……
」
酸欠に陥っていく信者の黒目が、瞼の裏に吸い込まれ見えなくなった頃、マックスはようやくその手を離した。
ドサッと地面にへたり込んだ信者は、ゲホゲホひゅーひゅーと息を鳴らしながら、怯えきった目でマックスを見上げた。
「あなた死にかけてたけど、カミサマとやらはオミチビキに来てくれた?あ!ねぇ、今そのカミサマのお顔、見たんでしょ?どんなんだった?やっぱキレーな顔してんの?ね〜え〜、俺にも教えてよ」
「ひ、ひぃ
…
!!!」
マックスが目の前にしゃがみ込むと同時に、信者は悲鳴を上げながらドタバタと走り去ってしまった。
「ははっ、なーんだ、カミサマ来てくれなかった感じ?ドンマーイ」
マックスは小さくなっていくその背中にひらひらと手を振る。
「マックス?誰か来てんの?」
振り返ると、部屋の中からカートが不審そうにこちらを見ていた。
「んー来たっちゃ来たんだけど、来なかったっちゃ来なかった」
「はぁ?」
「あー、えーっと、だからぁ、迷える子羊に進むべき道を教えてあげてたの!」
「ふーん?じゃあそいつにとったらマックスが神様ってこと?」
「!なるほど、カミサマってこんな顔か
…
」
「??なんかずっと意味わかんねぇな。まぁいいや、とっととゲームの続きしよう」
「はーい!」
脇腹を掻きながらリビングに戻っていくカートの背中に返事をしながら、マックスは玄関の扉を閉める。
(カミサマって案外普通の顔してんだ。俺の前の顔の方が全然イカしてんじゃん♪)
「くふっ」
マックスは小さく笑うと、暗く短い廊下で思わずスキップを踏んだ。
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