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2026-02-28 20:22:08
28098文字
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夜は名を持たず 宵の境に託す
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【夜は名を持たず 宵の境に託す】第八回
I'ahnika Rhuz Luna Violet
【あなた方は、噂を聞いて、依頼を受けて、あるいは偶然
――
夜が明けないという村を訪れるようだ。】
【村の輪郭が見え始めた途端、ふと、空気が薄暗く感じられる。】
【見上げれば、星は傾かず、月は沈まず、夜明け前の色だけが空に留まっている。】
【時間が止まっている、というより──時間の手応えだけが、ここから抜け落ちているように感じる。】
【村の外れ。夜の中に、人影がひとつ立っている。】
【それは冒険者というより、巡礼者や聖職者に近い装いだ。佇まいは静かで、どこか厳かな気配を帯びている
――
】
【
―
夜は名を持たず 宵の境に託す
―
】
(I'ahnika Rhuz) (/em は空を見上げながら、辺りを見渡した。
(Luna Violet) ・・・・・・まさか、近づくだけで本当に空模様まで変わるとは、な。
(I'ahnika Rhuz) だな。噂って本当っぽいぞ。
(Luna Violet) (/em は移ろいの止まった空を訝しげに見つめて肩をすくめている)
(Luna Violet) 自然現象としては不自然なことこの上ないな・・・
(Luna Violet) ・・・と、聞いたところ、行き先は同じか?
(I'ahnika Rhuz) おお! あはは、悪い悪い! すっかり同行者のツラをしちまった。
(I'ahnika Rhuz) そうだぞ。あたしは噂を聞きつけてきたんだ。あんたも似たような感じか?
(Luna Violet) まあ、そんなところだ。ここまで道が同じなら、ある意味同行者のようなものだな。
(Luna Violet) (/em はI'ahnika RhuzAnimaの装備を見ているようだ)
(I'ahnika Rhuz) あはは、あんたが懐の広いヤツでよかった。イ・アニカだ。よろしくな!
(I'ahnika Rhuz) (/em は笑うと、片手を挙げながら自身の名を名乗った。
(Luna Violet) ・・・なにがあるかわからん。なにかの縁だ。よければ同行するか?盾くらいにはなれるが・・・もちろん貴殿が一人旅を好むなら止めないが
(Luna Violet) ・・・ルーナだ。ルーナ・ヴァイオレット
(I'ahnika Rhuz) おう、ルーナ! ここで会ったのも何かの縁だと思うぞ。あんたさえよければ、よろしく頼む。
(Luna Violet) ああ。私も正直こんな現象ははじめてだ。貴殿のほうが村人にあったときも人当たりもよさそうだしな。・・・よろしく頼む
(Luna Violet) (/em は少し苦笑いを浮かべながら答えた)
(Luna Violet) ・・・アニカ、でいいか?
(I'ahnika Rhuz) ああ、そう呼んでくれ! と、この辺で突っ立って話をしているのもなんだな
……
。
(I'ahnika Rhuz) とりあえず、もう少し進んでみるか? 他にも誰かいるかもしれねえ。
(Luna Violet) そうだな・・・もう少し近づいてみるか。
(Neige Orbis) (/em は長い杖を肩に引っ掛けて、村の様子を眺めている。
(Luna Violet) 強敵がいる・・・気をつけて進もう・・・ん?誰か、いるのか?
(I'ahnika Rhuz) (/em はぴぴっと両耳を反応させた。
(I'ahnika Rhuz) ふう
……
っと、あ、ほんとだ! あっちに誰かいるぞ。
I'ahnika RhuzAnimaは手を振った。
(Luna Violet) ・・・住人?あるいは、冒険者か・・・話を聞いてみるか
(I'ahnika Rhuz) ああ、どのみちあたしたちより先にここに着いてそうだ。何か詳しいことを知ってるかもな。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(I'ahnika Rhuz) おーい!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに手を振った。
(Neige Orbis)
……
。ん?
(Neige Orbis) (/em は声に耳を揺らし、振り返った。
(I'ahnika Rhuz) よ! あんた、一人か? こんなとこで何してるんだ?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに挨拶した。
(Luna Violet) 突然すまないな。旅人とお見受けするが
(Neige Orbis) ああ、オレはちょっと
…
この村の噂を聞いて、様子を見に。見たところ、アンタたちもそんなところか?
(I'ahnika Rhuz) おお~。まさしく“そんなところ”だぞ!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに肯定してみせた。
(Luna Violet) ああ、まさに、だ
(Neige Orbis) そっか、じゃあ一緒だ。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに幸福そうな表情をしてみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Luna Violet) 夜が明けないという噂しか知らないのだが・・・貴殿も同じか?
(Neige Orbis) うん
…
ここに来るまでに、色々聞いてはみたんだけど
(I'ahnika Rhuz) おお?
(Neige Orbis) 聞いた話だと
……
ここは昔、採掘の作業村だったらしくてさ。
(Neige Orbis) でも、いつだったか事故があって、それ以来使われてないって話だ。
(Luna Violet) ・・・つまり、廃村、ということか。
(Neige Orbis) オレが聞いたの、そんくらい。いつのことかもハッキリしないくてね。
(Neige Orbis) ああ、そうみたい。
(I'ahnika Rhuz) 夜が明けない廃村
……
うーん
……
。
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(I'ahnika Rhuz) サッパリだぞ! これが魔法とかだったらあたしには余計にわかんねえな。
(Neige Orbis)
……
調べるつもりなら
…
ついていってもいいか?
I'ahnika RhuzAnimaは笑った。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(I'ahnika Rhuz) ああ、もちろんだ。目的は同じなんだろ?
(Luna Violet) ・・・ああ、こちらとしても頼みたいところだ。
(Luna Violet) 貴殿の話を聞いて、余計に事態がつかめなくなってきた。
(Neige Orbis)
…
ん、ありがと。オレは星環礼堂のネージュ。よろしく頼むよ
Neige Orbisはお辞儀した。
(Luna Violet) ・・・ルーナだ。危険が迫ったら盾にしてくれてかまわん。
(I'ahnika Rhuz) 星
……
堂
……
。
……
なんか良いとこっぽいな! ネージュ、よろしくな。あたしはアニカだ!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにアピールしてみせた。
(Neige Orbis) あはは、頼もしいな。
…
無理はしないでよ、鎮静魔法くらいは使えるけどさ。
(Luna Violet) (/em は聞いたことのない組織の名前には今は敢えてふれないことにした)
(Neige Orbis) ルーナに、アニカだな。よろしく。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに幸福そうな表情をしてみせた。
(Luna Violet) ・・・あまり手は煩わせないように気を付けるが、どうも。
(Neige Orbis)
……
さて、調べられそうな場所はあるかな
…
≪村の周囲には、調べられそうな場所がいくつか見受けられる。≫
≪A:採掘用具と鉱石箱/B:崩落対応の資材置き場/C:救出作業の記録跡/D:洞窟の簡易見取り図≫
≪1:指揮者の持ち物跡/2:夜間待機・仮眠の跡/3:撤退準備の装備≫
≪※痕跡調査の順番は自由。分担しても、同行してもいい。≫
≪※今は、見つけたものを眺め、解釈する段階だ。判断は、もう少し先になる。≫
(Luna Violet) 今はとりあえず情報がほしいところだが・・・ある程度安全だと判断できるまでは固まっておくか?
(Neige Orbis) やり方は
…
合わせる。
(I'ahnika Rhuz) アリだな。魔物とかがいなさそうだと確信できてから分かれてみてもいいだろうし。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Luna Violet) わかった。それまでは交互に背中を守ろう
(Neige Orbis) ん、了解。
(I'ahnika Rhuz) そうと決まれば、どこから調べてみる? あたしたちはまだ来たばっかだし
……
。
(I'ahnika Rhuz) とりあえずは近くからとかがいいか? 目を引くものがあればそれからでもいいな。
(Luna Violet) ・・・影に隠れているが、正面の建物の傍らになにかありそうだな。
(Neige Orbis)
…
だね、あの建物周辺、見てみるか?
(Luna Violet) そうしよう。
(I'ahnika Rhuz) オーケー! それじゃあ行ってみるぞ!
(Luna Violet) さて・・・まさしく建物、だな。
(Neige Orbis) 使われてるようには見えないけど、そう朽ちてるわけでもない
…
かな。
(Luna Violet) アニカ、気になったところがあったら先に調べてもかまわないぞ。
(I'ahnika Rhuz) だな。年季は入ってそうだが、人が住めなくもなさそうだ。
(I'ahnika Rhuz) お、そうか? じゃあ
……
。
(Luna Violet) ・・・派手に崩落したというわけではなさそう、だな
≪痕跡3:撤退準備の装備≫
【携行食やまとめられた荷が、そのまま残されている。】
【使われた形跡はなく、持ち出されなかったまま放置されている。】
【準備だけが整えられていた。】
(I'ahnika Rhuz) (/em は素直に建物の出入り口を調べた。用意されたままらしき荷物を見て、首を傾げる。
(I'ahnika Rhuz) これ
……
なんだ? どこかにでも行こうとしてたのか?
I'ahnika RhuzAnimaは疑問を抱いた。
(Neige Orbis)
……
ん、
…
これ
…
荷物か。そのままだな
…
?
(Luna Violet) 冒険者の荷とはちがうようだな・・・
(I'ahnika Rhuz) ああ。なんかちょっと不自然だよな?
(Luna Violet) ・・・きれいすぎる。まとめた直後のような
(I'ahnika Rhuz) うーん。すぐにでも使う必要がなかったなら、こんなところに置いておくか
……
?
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(I'ahnika Rhuz) それとも、持っていく暇さえなかったくらいの緊急事態だった
……
とか?
Neige Orbisは考えた。
I'ahnika RhuzAnimaは困惑した。
(Neige Orbis) でも、まとめる時間はあったんだよな
…
?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Luna Violet) すぐに取り出せるような形の保管とも考えられるが・・・しなかったのか、できなかったのか、これだけではわからんな
(Neige Orbis)
…
だね。まだ、なんとも
(I'ahnika Rhuz) まるまる綺麗に忘れてっちまった
……
なんてことはなさそうか、流石に。
(Neige Orbis) うーん
……
これだけの荷物、だもんな
…
(Luna Violet) そこまでの大荷物を置いていくとなると・・・相当余裕がなかったとも考えられるな
(I'ahnika Rhuz) 村を火の手が襲ったとかなら持っていく暇がなかったのもわかるんだけどな。でも、見た感じそんな様子はねえし
……
。
(Neige Orbis)
…
だね、燃えたような痕跡は
…
見たところなさそうだ。
(I'ahnika Rhuz) うーん、わかんねーな! 他も調べてみるか?
(Luna Violet) ああ、そうだな。それで情報がしぼれるかもしれない。
(Neige Orbis) ん、そうしよ。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに自信あふれる表情をしてみせた。
【視線を外した瞬間、夜が一段、重く固定されるような気配がした。】
【あなたが調べた痕跡から、装備は準備されたまま使われておらず、撤退を想定していた可能性が高いことがわかる。】
(Luna Violet) ・・・この建物の左手、なにかある。
I'ahnika RhuzAnimaは何かに気づいた表情になった。
(Neige Orbis)
…
お、みてみるか。
≪痕跡A: 採掘用具と鉱石箱≫
【使い込まれた採掘用具がまとめて置かれている。】
【刃こぼれしたツルハシ、摩耗した手袋、木箱に入れられた宝石状の鉱石。】
【箱の側面には、日付と数量を記した簡単な書き込みが残っているが、途中で途切れている。】
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(Neige Orbis) (/em は箱を覗き込んだ。
(I'ahnika Rhuz) これって、村にいたヤツが使ってた道具か?
(Luna Violet) (/em は道具の中を慎重に調べてみる。職人でなくとも使い込まれているのがわかる)
(Neige Orbis) そう見えるな。採掘道具に見えるけど
…
(Luna Violet) ・・・だろうな。採掘師の仕事道具、調達した品、そのリストのようだ・・・素人目で見てもそれなりに使い込んだか、風化したのがわかる
(Neige Orbis) 鉱石もあるし
…
作業村って話は、確かなのかもな。
(Luna Violet) (/em は箱の側面をみて眉をひそめた)
(I'ahnika Rhuz) へえ
……
商売道具ってヤツだよな? そういうのも置いてく羽目になった
……
のか?
(Luna Violet) ・・・この数字は、記録か・・・随分中途半端なところで途切れているな
I'ahnika RhuzAnimaは眉をひそめた。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Neige Orbis)
…
だよなぁ。鉱石ってことは
…
どこかに取引するものだろうし
…
(Neige Orbis)
……
ふむ
…
(Luna Violet) 取引先相手がいたとしたら、連絡がとぎれて不審に思いそうなものだが・・・そういった依頼は確か出ていなかったはずだ
(Neige Orbis) だな、オレもそういう話は聞いてないや。
(I'ahnika Rhuz) やっぱり色々と不自然だよな。まるで村の住民だけ一夜にしてどっかに消えちまったみたいだ。
(I'ahnika Rhuz) ま、夜が明けねえ村らしいけど
……
。
(Luna Violet) ・・・一夜にして。そして夜だけが残った、と
(I'ahnika Rhuz) (/em は空を見上げた。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) うーん
…
奇妙なもんだよな。
(Luna Violet) ここでは星の位置も、月の満ち欠けすら変わっていないように見える・・・あるいは、流通の流れも一緒に抜けたのか・・・
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに熟考してみせた。
(I'ahnika Rhuz) そっちも相変わらず謎だし、村人とこういった荷物の類いもまた別に謎だよな。
(Neige Orbis) いつからこの状態なのかも
…
ハッキリしないし。
(I'ahnika Rhuz) 二つに関係はあるのか
……
?
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(Luna Violet) 不自然に途切れた記録のことも、記憶に止めておくことにしよう。日付はあるが、年数がない・・・
(I'ahnika Rhuz) んんん
……
夜が明けない噂が出回り出した時期から逆算しようにも
……
?
……
いや、いつから言われてんのかあたし知らなかったぞ。
I'ahnika RhuzAnimaは困惑した。
(Luna Violet) そうだな・・・どこからともなく、だったからな。
(Luna Violet) もう少し内部にも、いってみるとしようか
(Neige Orbis)
…
うん、そうしよ。
I'ahnika RhuzAnimaはうなずいた。
【背を向けたとき、使われていたはずの重みだけが、手の感覚に残り続けるようだ。】
【あなたが調べた痕跡からは、この村は"洞窟内の鉱石を採掘するための作業村"であり、一定期間、人員が滞在して作業を行っていたことがわかる。】
(Luna Violet) ん?なにか散らばってないか?
(I'ahnika Rhuz) もういくつか建物があるな
……
お?
(Neige Orbis)
……
ん?どれどれ
…
≪痕跡C: 救出作業の記録跡≫
【木板や布切れに、短い書き込みが残されている。】
【日付と簡単な状況報告だけが並び、文字は日を追うごとに荒れている。】
【行間には、"いくつかの名前"が、抜けなく並べられた形跡がある。】
【最後の行は、途中で書き止められている。】
(I'ahnika Rhuz) んんん。何か書いてるけど
……
あたしって夜目がききにくいんだよな。
(Luna Violet) ・・・随分な走り書きだな・・・読むのも一苦労だ。
I'ahnika RhuzAnimaは肩をすくめた。
(Neige Orbis)
……
うん。オレも実はあんまり
…
(Neige Orbis) (/em は一先ず日付の順に並べ替えてみているようだ。
(I'ahnika Rhuz) これは
……
人名か? 他に書かれてんのは
……
。
(Luna Violet) すまないな、ネージュ。これでだいぶ・・・文字が日に日に荒れていったのがわかる
(Neige Orbis)
…
文脈からして、記録
…
にも見えるな。
(I'ahnika Rhuz) 記録
……
。救、出
……
? んん、事故でもあったのか?
(Luna Violet) 書かれているものが、木材に布に・・・バラバラだな。紙に整えている余裕がなかったのか
(I'ahnika Rhuz) でも記録が必要だったんだよな。
I'ahnika RhuzAnimaは熟考した。
(Neige Orbis)
……
ふむ
…
(Luna Violet) 先ほどの道具から察するに採掘現場があるようだし、たしかに崩落事故や・・・採取した宝石になんらかの力があってそれが暴発した、とも考えられるが
(I'ahnika Rhuz) ああ。採掘の現場なら、事故はあってもおかしくねえと思うが
……
救出作業ってのが引っかかるよな。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Neige Orbis)
……
うん、そういう事故は考えられるな。
(Neige Orbis)
…
というと?
(Luna Violet) アニカが見つけた荷物と結び付かない、ということか
(Luna Violet) それか・・・救出している側の人間すらもいない、ということか
(I'ahnika Rhuz) こう、崩落だとか、完璧に予測できない事故とかじゃなくって
……
そもそも何かが起こるってわかった上での採掘作業に当たっていた、とか。
(Neige Orbis)
……
ふむ
…
(Luna Violet) 何かが起こるとわかった上で・・・か。なるほど・・・それなら、あの荷物を準備していても不思議ではないな。
Neige Orbisは考えた。
(I'ahnika Rhuz) 救出する側のヤツが初めから用意されていたんじゃねえか? まあ、今となっちゃあそいつらもいねえのがわかんねえとこだけどさ。
I'ahnika RhuzAnimaは肩をすくめた。
(Luna Violet) 恐れていることが起きたら、持ち出して逃げればいい・・・うまくいったのか、わからないが
(Neige Orbis) わかった上で、荷物が用意されてた、って推測か。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(I'ahnika Rhuz) ほら、あたしにはよくわかんねえけどさ。最初っからすっごい、なんだ
……
魔力? パワー? そんなもんを持ってる石とかを採ろうとしてたとか!
(Neige Orbis)
……
まあ、考えられる、か
…
。うん、その可能性も視野に入れとこう。
(Luna Violet) ・・・そうだとしたら、後半になるほどの・・・この焦りが滲むような字の荒さがわからなくなってくるが。想定よりも巻き込まれた人間が多かったのか・・・予想外のことが起きたことには間違いなさそうだが
(Neige Orbis)
…
あっちの鉱石には
…
そういう気配は、なかったけど
(Neige Orbis) まだ、見えてこないな
…
(Luna Violet) 月日で力を失ったか、この夜という状況で力が発動しないのか・・・警戒はしておこうか
(I'ahnika Rhuz) あはは
……
ま、ネージュが日付順に並べてくれたおかげで、日を追うごとに良くねえ状況になってったってのは想像しやすいな。
(I'ahnika Rhuz) 何が原因かはわかんねえのが気になるとこだが
……
。
(Neige Orbis) その辺、わかるようなものがあればいいけど
I'ahnika Rhuzは首を傾げた。
(I'ahnika Rhuz)
……
待てよ、この記録に書かれてる人名
……
。村で作業してたヤツとは限らねえよな?
Neige Orbisは考えた。
(Luna Violet) ・・・そうだとしたら尚更に厄介だな。せめて、村の中で照合できるようなものが見つかればいいが
(Neige Orbis) まだわからないな。可能性として、置いとこう。
(I'ahnika Rhuz) うーん。わからねえことが多いと考えすぎちまうな!
I'ahnika RhuzAnimaは苦笑いした。
(Neige Orbis) あはは、そういうもんだよ。
…
何も考えないより、ずっといい。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに微笑んでみせた。
(Neige Orbis) まあ
…
結論を急く段階では、なさそうだ。もう少し、ゆっくり調べてみようか
(I'ahnika Rhuz) それじゃあ、これも気に留めとくとして
……
。そうだな。まだ十分に村を調べたってわけでもねえし。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Luna Violet) そうだな・・・まだ奥がありそうだ。幸か不幸か、私たち以外の足音も聞こえない。手分けをしてもよさそうだな
(I'ahnika Rhuz) そりゃあ良かったぞ。そうするか!
I'ahnika RhuzAnimaは肯定した。
(Neige Orbis)
…
ん、了解。
(Luna Violet) ああ、といっても、異変があったら叫ぶなりしてくれ。
(Luna Violet) 耳はそれなりにいいからな
【文字を読み終えた途端、夜の音が一段、遠のいたように感じた。】
【あなたが調べた痕跡からは、事故後、"戻らなかった者の名をすべてまとめるための一覧"が用意されていたことがわかる。】
【その一覧が作られるまで、救出作業は複数日にわたって続けられ、日を追うごとに進行が困難になっていったようだ。】
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに微笑んでみせた。
I'ahnika RhuzAnimaは辺りを見わたした。
(Luna Violet) こうしてみるとそれなりに広い村なんだな
(I'ahnika Rhuz) だな。結構な人数がいたのか?
I'ahnika RhuzAnimaは疑問を抱いた。
(Neige Orbis)
……
この規模なら、全員顔見知りって程度じゃないか?
(I'ahnika Rhuz) ま、建物の数は少ねえしな
……
。
(Luna Violet) ・・・はは、あまり定住という経験がなくてね。この程度でも広く感じてしまうのさ
(Luna Violet) 私は・・・そうだな。右手側を調べてみるか。
(I'ahnika Rhuz) そうなのか? ま、あたしも小さい集落出身だから、規模感はつかめねーな。
(I'ahnika Rhuz) おう、わかった。それじゃああたしはこっちを調べてみるぞ!
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにアピールしてみせた。
(Luna Violet) ああ、手がかりを見つけたら共有しよう
(Neige Orbis)
…
なるほどなぁ。この感じだと、20人もいなそうには見えるな。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) じゃあ、細かいところは任せてもいいか?周り、みてみるよ。
(I'ahnika Rhuz) へえ、よくわかるな
……
! オーケー、周囲は任せたぞ、ネージュ!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに破顔してみせた。
(Neige Orbis) ん、気を付けてな。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに肯定してみせた。
(Luna Violet) よろしくたのむ。ネージュ。貴殿も気をつけて。
≪痕跡1:指揮者の持ち物跡≫
【書類袋や携行用の鞄が残されている。】
【中身は抜き取られており、必要な物だけを持ち出した跡がある。】
【誰かが判断を担っていたことは明らかだ。】
【袋の内側に、折り畳まれて消えかけた文字の跡が残っている。まとめられた一覧のようにも見える。】
(I'ahnika Rhuz) (/em はよく目を凝らし、持ち物跡を調べてみた。
(I'ahnika Rhuz) こっちは
……
荷物は荷物だけど、全部が置きっぱなしってわけじゃあなさそうだな。
(I'ahnika Rhuz) リーダーみたいなヤツがいたのか
……
?
(I'ahnika Rhuz)
……
一人でどっか行ったとも考えられるけど、あんまり
(I'ahnika Rhuz) 考えたくねーし。うーん
……
。
(I'ahnika Rhuz) (/em は袋の内側の消えかかった文字の跡に気が付いたが、どうにも読めなかったようだ。諦めた。
(I'ahnika Rhuz)
……
ルーナたちにも共有してみるか。
【その場を離れると、言葉にされなかった声だけが残響していた。】
【あなたが調べた痕跡からは、指揮を執っていた人物が、行方不明者を取りまとめる役割を担っており、何らかの記録を携えて移動していたことがわかる。】
【その記録には、名を扱うための下書きが含まれていた可能性が高い。】
≪痕跡2:夜間待機・仮眠の跡≫
【毛布や簡易寝具が、無造作にまとめられている。】
【長時間使われた形跡があり、人数ははっきりしない。】
【ここで夜を越えようとしていたことだけが伝わってくる。】
【毛布の端に、握りしめられた跡のような皺が残っている。】
(Luna Violet) ここは・・・仮眠室、か?作業が夜通しだったことも考えられるが・・・それにしてはだいぶ、あの道具並みに使い込まれているような
(Luna Violet) (/em は残された毛布にそっとふれる)
(Luna Violet) ・・・これは、指の跡?跡が残るくらいに握りしめていたとなれば・・・・・・寒さに耐えかねたのか、あるいは、身を隠したかったのか・・・
(Luna Violet) ・・・私の主観だけで判断するわけにはいかないな。あの二人の意見を聞いてみるとするか
【その場を離れると、時間が進まない感覚が強まった。】
【あなたが調べた痕跡から、事故後、夜間の捜索や待機のために、複数人がこの周辺で仮眠を取っていたことがわかる。】
≪痕跡D: 洞窟の簡易見取り図≫
【洞窟内部を描いた手書きの図が残されている。】
【奥まった地点に印が付けられ、複数の書き込みが重ねられている。】
【何度も見返された跡があり、線は擦れている。】
【印のそばに、消しかけの短い文字が残っている。それは、位置と結びつけられた、人の名前のようにも見える。】
(I'ahnika Rhuz)
……
これは
……
。
……
洞窟の見取り図、いや
……
。
(I'ahnika Rhuz) (/em はばつの悪そうな顔をした。
(I'ahnika Rhuz) 採掘現場と、書かれてんのが担当者の名前だと良いけどな。
……
事故現場の可能性もあるぞ。
(I'ahnika Rhuz)
……
崩落事故ってのは間違いじゃなかったのか
……
あるいはやべーモンを掘り当てちまったとかじゃなきゃあいいんだけど。
(I'ahnika Rhuz) (/em は見取り図を元にあった場所に戻した。
【視線を逸らすと、呼びかけが届かなかった距離だけが残り続けた。】
【あなたが調べた痕跡から、落盤により複数名が同時に下敷きとなり、全員を一度に救出することは困難な状況だったことがわかる。】
≪痕跡B: 崩落対応の資材置き場≫
【支え棒や丸太が、使われた形跡のまま積まれている。】
【一部は折れ、表面には石粉が付着している。】
【急いで組まれた補強だったことが、一目で分かる状態だ。】
(Luna Violet) これは・・・資材か?
(Luna Violet) (/em は苦々しい顔で見つめている)
(Luna Violet) ・・・そういえば、洞窟に身を潜めていたときに大人が使っていたな。崩落しないようにとかなんとかって
(Luna Violet) それにしては随分とまにあわせな作りのようだが・・・
(Luna Violet) (/em は表面を少しだけ指でなぞる。すると粉のようなものが付着した)
(Luna Violet) ・・・なるほど、急ぎだったわけか
(Luna Violet) (/em はそっと資材置き場から離れて合流することにした)
【視線を離すと、空気が張りつめ、動かない重さが残った。】
【あなたが調べた痕跡からは、洞窟内で落盤事故が発生し、応急的な補強や対応が試みられていたことがわかる。】
【痕跡を並べると、いくつかの事実は浮かび上がる。】
【事故が起き、救出が続き、名は集められていた。】
【その先に必要だった行為だけが、まだ行われていない。】
(Neige Orbis) どうだった?
(Luna Violet) 待たせたな
(I'ahnika Rhuz) お疲れ。あたしの方は、そうだな
……
。
(I'ahnika Rhuz) また荷物と、採掘場所っぽい見取り図があったぞ。
(Luna Violet) 先ほど見つけた荷と似たようなものか?
(I'ahnika Rhuz) ああ。でも今しがた見た荷物の方は、ある程度必要なものだけは持っていってたみたいだ。
(Neige Orbis) ふむ
…
大事なものか
…
?どんなのかわかりそう?
(I'ahnika Rhuz) だから、ボスとかリーダーみたいなヤツのもんだったんじゃねえかなと思うんだけど
……
。
(Luna Violet) 確かに現場監督のようなものはいてもおかしくなさそうだな・・・
(I'ahnika Rhuz) 字は全く読み取れなかったが、なんかの一覧みたいなものがあったな。
……
で
……
。
(Neige Orbis) 一覧
…
ふむ。
(I'ahnika Rhuz) 近くで見つけた採掘作業場の見取り図も
……
印と、書き込みがあった。
(Neige Orbis)
…
書き込み?
(I'ahnika Rhuz) ああ。実を言うと、そっちもろくに読めやしなかったけどさ
……
。
……
でも。
(I'ahnika Rhuz)
……
さっきみんなで救出記録を見ただろ?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに苦笑いしてみせた。
(Neige Orbis)
……
ああ、うん
……
(I'ahnika Rhuz) 悪い想像は当たってたのかもって思ったぞ。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに肩をすくめてみせた。
(Neige Orbis)
…
名前、みたいだった?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Neige Orbis)
……
。そっか
…
(Neige Orbis) (/em は考えるように目を伏せた。
(Neige Orbis) ルーナの方は?
(Luna Violet) ・・・アニカが見つけた地図、元は本当に単純に持ち場の分担だったのかもしれないぞ。それが幸か不幸か、巻き込まれた人間の場所を知らせることになった
(Luna Violet) こちら側に、崩落防止に使う資材があった・・・随分と間に合わせな作りで、恐らくは急ごしらえだったんだろう
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに熟考してみせた。
(Luna Violet) 表面に粉のようなものが付着していた・・・もし実際に使っていたとしたら・・・落ちてきた岩、だろうな。
(Luna Violet) ・・・それから、アニカとネージュに聞きたいのだが。
(Neige Orbis)
…
うん?
(I'ahnika Rhuz) なるほどな
……
。ん?
(Luna Violet) 強く毛布を握りしめるときというのは、二人にとってどんな時だ?
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに空想するような表情をしてみせた。
(Neige Orbis)
……
。うーん
…
(I'ahnika Rhuz) 毛布を握りしめるとき? そうだな
……
。
(Neige Orbis)
…
オレだったら
…
何かに耐える時、とか。
(I'ahnika Rhuz)
……
あたしは
……
悔しいときとかか? 自分が何もできねーとき
……
無力感っていうのか。そういうのを感じるときには、自然に手に力が入っちまうよな。
(Luna Violet) なるほど・・・
(Luna Violet) ちょうど背後にある建物は、どうやら仮眠をとるために使われていたようだ。一度に、何人も。
(Luna Violet) この暗闇でもわかるほどにはっきりと、毛布を握りしめていた跡が残っていた
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Neige Orbis)
……
。ふむ
…
(Luna Violet) 私が予想したのは・・・寒さ、あるいは恐怖から身を守ること。あるいみ二人の耐えたいとき、無力感を感じるという想いも・・・一致すると思った
(I'ahnika Rhuz) あたしの悔しいときってのはともかくとして
……
何かに耐えてたのは間違さそうだよな。寒さ、痛み、恐怖、苦しみ
……
。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに熟考してみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Luna Violet) もし、救出作業が思うように進まずに、目の前で仲間が事切れていくとしたら・・・悔しいだろう。
(Neige Orbis)
…
うん、何かを握りしめてしまうときって、そうだよな。
(Neige Orbis)
……
。
(Luna Violet) (/em は思い当たる節があるのか、目を伏せている)
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに心配そうな表情をしてみせた。
(Luna Violet) 私が見つけたのはこのくらいだな。
Neige Orbisは考えた。
(Luna Violet) ・・・ところで、調べものをしている最中に時々・・・変化を感じたような気がするのは、気のせいだろうか
(Neige Orbis)
……
。ううん、多分、気のせいじゃないと思う。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに呆然とした表情をしてみせた。
(Neige Orbis) (/em は動かない空を見上げた。
(Luna Violet) 夜が進もうとしているような、止まろうとしているような・・・妙な気配がした。
(I'ahnika Rhuz) ほ、ほんとか!? あたしは気のせいだと思ってたぞ!!
I'ahnika RhuzAnimaは困惑した。
(Neige Orbis)
……
こっちを見てる、のかな。
(I'ahnika Rhuz) ふたりも感じてたんだな。んじゃ気のせいじゃない
……
。
(Luna Violet) なにか、いや、誰かが残っているのかもしれない・・・な。なにか訴えたいのか・・・
(Neige Orbis)
………
。誰か
…
か。
(I'ahnika Rhuz) 何だか誰だか知らねえが
……
。見てる上で反応してるってことは、あたしたちに何かをさせたいわけだな?
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(Luna Violet) ここまで惨劇の手がかりを見つけてしまっては・・・正直残った意思のようなものがあっても驚かない、が・・・
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに苦笑いしてみせた。
(Luna Violet) だろうな。なにか、か、代わりの手足になる存在がほしかったのか・・・
(Neige Orbis)
……
。さっき、周り見てた時にさ
(Neige Orbis) 向こうに続いてる道を見つけたんだけど
…
(Neige Orbis) 採掘現場とか、あるとしたら向こうじゃない?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Luna Violet) ・・・行ってみるか。
(Luna Violet) 入れるかどうかは別にしても、だ。
(I'ahnika Rhuz)
……
このままこの村にいてもできることは少ねえだろうしな。
(I'ahnika Rhuz) 行こう。色々と確かめるためにもさ。
(Neige Orbis)
…
うん、そうだな。
【村に残された痕跡をひと通り見終えた頃、夜の重さが、はっきりと形を持ち始める。】
【村の奥、ぽつりと離れた一軒の家。】
【そして、さらにその先
――
闇を抱え込む洞窟。】
【どちらも、この夜と無関係ではなさそうだ。】
【夜はまだ、決められていない。】
(Neige Orbis)
……
。なんというか、
(Neige Orbis) 止まってる、っていうか
…
終わらせたくないような、
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに空想するような表情をしてみせた。
(Neige Orbis) そんな気がする。
【月は、ずっとそこにある。沈みもせず、昇りもしない。】
【何かを待っているようにも、ただ、忘れられているようにも見える。】
【夜が続いているのではない。夜が、ここで立ち止まっている。】
I'ahnika RhuzAnimaは熟考した。
(Neige Orbis)
…
っと、見えてきたな。
(Neige Orbis) 向こうに小屋がある。
…
で、奥に洞窟。
(I'ahnika Rhuz) あそこか
……
。
……
小屋?
(Luna Violet) あかりは・・・
(Neige Orbis) 位置的には
…
無関係ではなさそうだけど。
(I'ahnika Rhuz) そりゃそうだな。
(Neige Orbis)
…
人は
……
いるようには見えない、かな。
I'ahnika RhuzAnimaは苦笑いした。
I'ahnika RhuzAnimaはうなずいた。
(Luna Violet) 先ほどのリーダーのような人間が潜んでいることを少し期待していた・・・
(Neige Orbis)
…
あはは、どうだろう。
(Neige Orbis) 見に行ってみても、いいと思う。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに熟考してみせた。
(Luna Violet) ああ、少しでも知るべきだろう。
(I'ahnika Rhuz)
……
だな。
(Neige Orbis) どっちから見る?
(Luna Violet) 記録ばかりで、一個人の情報と言うものがまったくなかったからな・・・
(I'ahnika Rhuz) そうだな
……
。
……
個人的には。
(I'ahnika Rhuz) 洞窟の方からがいいかもしれねえ。
……
先に何か見つけられれば、それだけでも心が軽くなると思うんだ。
(I'ahnika Rhuz) ルーナはどう思う?
(Luna Violet) ・・・・・・事が起きたのが洞窟だと仮定するなら、先に小屋で更に情報を得られると思ったが
(Luna Violet) 引き返すことは可能だと思うか?
(Neige Orbis)
…
うん、どっちも理に適ってるんだよな
…
(Neige Orbis) ああ、閉じ込められているという感じはしない。
(Neige Orbis) 離れることは、できると思う
(Luna Violet) なら、一度アニカのいう通り洞窟を見に行って、情報がほしいと思ったら小屋へ行く。必要に応じてまた引き返すのはどうだ?
(Luna Violet) 見方が変わることも、あるだろう
(Neige Orbis)
…
うん、いいと思う。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに微笑んでみせた。
(I'ahnika Rhuz) ありがとな、ルーナ。
(Luna Violet) いいや。情報はときに先入観にもなるから
(Luna Violet) 何度でも確認できるなら、何度でも自分の目と耳にいれればいい
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis)
…
うん。大事なこと、だな。
(Luna Violet) ・・・ネージュ、大丈夫か?
(Neige Orbis)
…
ん?何が?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Luna Violet) 少し、思い詰めているように見えた。
(Neige Orbis)
……
そうか?
…
あはは、オレが何かあったわけじゃないよ。
(Neige Orbis) ただ
…
まあ、考えてる。夜が何を伝えたいのか。
(I'ahnika Rhuz) (/em は瞑目している。
(Luna Violet) ・・・貴殿”が”ね。私とアニカに聞こえていない何かに干渉されていないなら、いい。気分が悪くなったなら、いつでも言ってくれ
(Neige Orbis)
…
ん。気遣いどうもな。平気だよ、こういう夜は、慣れてるし
(I'ahnika Rhuz)
……
慣れるもんか
……
?
(I'ahnika Rhuz) (/em は小声で呟くと、首を傾げた。
Neige OrbisはI'ahnika RhuzAnimaに柔和に微笑んでみせた。
(Luna Violet) ・・・慣れてる?ここが初めてでは・・・いや、この現象のことではない、のか
(Neige Orbis) いや、この場所に来るのは初めて。
(Neige Orbis)
…
まあ、でも
…
似たようなことは、たまにある。
(Luna Violet) ・・・何か、私たちにわからない、ネージュが知っていることがあるのだな。そのときが来たら教えてくれ。
(I'ahnika Rhuz) それってあんたの意思でか? それとも、巻き込まれてるのか?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに疑問を抱いてみせた。
(Neige Orbis)
……
ん、わかることがあれば、必ず。
(Neige Orbis) んー
…
半々?
(I'ahnika Rhuz) 半々か
……
。
……
ま、あんたが苦しくないならいいぞ。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに苦笑いしてみせた。
(Luna Violet) おたくも巻き込まれ体質で、半分自分で赴いているのか・・・それはまあ・・・無理はするなとしか
(Neige Orbis) あはは、大丈夫。苦しいとか嫌だとか、そういうんじゃない。
(Neige Orbis) 巻き込まれる、ってのともまた違うけどね。
(Neige Orbis) ただ、見つけるのが得意なだけ。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに空想するような表情をしてみせた。
(Luna Violet) ・・・それでも、見つけたいという意思とはまた異なるもの、だろう?
(Neige Orbis)
…
。ん-
…
(Neige Orbis) 思ってるほど、悪いものではないと思うよ。こういうの
(Neige Orbis) 悪意とか、害意とか
…
そういうのとも違うから
(I'ahnika Rhuz) そっか
……
。
……
じゃあ。
(I'ahnika Rhuz) なんていうか
……
夜に意思みたいなのがあるとしたら。
(I'ahnika Rhuz) 明けたいというか
……
前に進みてえ、って、思ってるかな?
……
って言っても、ネージュにもわかんねーもんか?
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに疑問を抱いてみせた。
(Neige Orbis)
……
そこまでは、まだなんとも。
(Neige Orbis) そういうのも含めて、一度
…
向こう見てみたいかな。
(I'ahnika Rhuz) ん、そっか。
(I'ahnika Rhuz) (/em は納得したように頷いた。
(Luna Violet) 苦しみながら進んでいないなら、いい。・・・・・・まだ、この意思につく名を知らないしな。
(Neige Orbis) まあ、でも
…
言葉のないものの気持ちは
…
いつだって、汲み取ることしかできない。
(Luna Violet) 一緒に行こう。
(Neige Orbis)
…
ああ。
【夜の重さが、はっきりとこの場所に集まっている。】
【調査で見た痕跡が、空気として思い出されるだろう。】
【暗闇は、沈黙している。】
【それでも、この奥には、誰かを待ち続けた痕跡だけが残っている。】
【声が届かなかった距離が、今も変わらず、そこに横たわっている。】
【呼びかけは届かず、それでも、夜はそのまま続いていた。】
【この場所には、"呼ばれるはずだった名"だけが、静かに残されている。】
【言葉にすれば、この夜は、先に進めるのかもしれない。】
【ここは、そのための場所にも見える。】
(Neige Orbis)
……
。奥には
…
進めそうにないな。
(I'ahnika Rhuz) だめそうか
……
。
(Luna Violet) 空気が、重い・・・
(Neige Orbis)
……
でも、
…
留まっている気配は、ある。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに考えてみせた。
(Luna Violet) ・・・諦めたくない、のか。
(Neige Orbis)
…
どうだろう。ただ、立ち止まってはいる。
(I'ahnika Rhuz) ん~~~~。
(Neige Orbis) 諦めたくないのかもしれないし
…
何かを待っているのかもしれないし
(Luna Violet) 助けたい、のか、助けてほしいのか・・・どちらなのだろう
(I'ahnika Rhuz)
……
なーんか今日は細かいことばっかり考えて疲れたぞ! あたしってそういえばこういう頭使うことは向いてねーんだった。
I'ahnika RhuzAnimaは首を横に振った。
(Neige Orbis)
…
あはは、難しいな、これは。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに笑顔をみせた。
(Neige Orbis) どうする、小屋は見てみるか?
(I'ahnika Rhuz) だからできることをやってみよう。
(Neige Orbis)
…
うん、それがいい。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに空想するような表情をしてみせた。
(Luna Violet) なにか、わかるかもしれない。見られるものは見ておこう
(I'ahnika Rhuz) そうだな。見つけてみるぞ! 地道に!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに活を入れた。
Neige OrbisはI'ahnika RhuzAnimaにうなずいてみせた。
(Luna Violet) 小屋は・・・あちらか?
(I'ahnika Rhuz) だな。行こう!
(Neige Orbis) うん、向こうだな。
【人の気配はない。】
【それでも、この部屋には、言葉にならなかったものだけが残っている。】
【ここは、何かを決める場所ではなく、迷ったまま夜を越える場所だったのかもしれない。】
(Neige Orbis)
……
。
I'ahnika RhuzAnimaは辺りを見わたした。
(Neige Orbis) (/em は周囲を見渡し、机に目を留めた。
(Luna Violet) ・・・やはり無人、か
(Neige Orbis)
…
書類が置いてある。
……
白紙
…
だな。
(I'ahnika Rhuz) 白紙?
I'ahnika RhuzAnimaは疑問を抱いた。
(Neige Orbis) 名簿みたいにも見えるけど
……
(I'ahnika Rhuz) 名簿
……
。
(I'ahnika Rhuz)
……
助けられなかったヤツらか?
(Luna Violet) (/em は横目から書類を覗き込んだ)
(Neige Orbis)
……
。そんな気がするよ。
I'ahnika RhuzAnimaは苦笑いした。
(Luna Violet) ・・・生存者は誰もいない、だから書けることがない、と
【ここまで調べた痕跡を並べると、この村で起きたことは、事故と、その後の夜に集約される。】
【事故で洞窟奥に人が取り残され、助けようとしたが、助けきれなかった。】
【朝になれば撤退する必要があったが、その前に、戻らなかった者の名を確定させる必要があった。】
【そのための準備は整えられ、戻らなかった者の名は、すでに揃っている。】
【そして、その夜は
――
そこで止まっているようだ。】
(I'ahnika Rhuz) 留まったままでいいなんて嘘だったな。進みたくても進めねえんだ。
(Neige Orbis)
……
。うん
(Luna Violet) それは、そうだ・・・
(I'ahnika Rhuz) いや、あたしがそう思いたいだけだけど
……
。あはは、ふたりもそう思うか?
(Luna Violet) 置いていくなどという選択を・・・そう簡単にできるはずが、ない。
(Neige Orbis)
…
決められなかったんだろうな、誰も。
(Luna Violet) だが・・・その夜ごと止めてしまうというのは、並みの人間にはできないと思うのだが・・・
(I'ahnika Rhuz) けど、隠したままにはしなかったんだ。あたしらみたいな部外者にさ。
(Neige Orbis)
……
意図的に止めたわけではない、と思う。
(Neige Orbis) ただ
…
そうなってしまうことは、ある。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに空想するような表情をしてみせた。
(Luna Violet) こういう夜は慣れていると言ったな・・・・・・
(Neige Orbis) まあ、ね。
I'ahnika RhuzAnimaは熟考した。
(Luna Violet) それは・・・明日を、誰かを置き去りにして迎える明日を、拒んでいる夜、ということか
(Neige Orbis)
…
うん、この夜は
…
そんな気はするよ。
(I'ahnika Rhuz) それでいて、どうしてほしいも何もねえなら
……
。
(Luna Violet) ・・・・・・ああ、よくわかるよ。そういう夜
I'ahnika RhuzAnimaは考えた。
(I'ahnika Rhuz) どうしたっていいって受け取るのも、アリか?
(Neige Orbis)
…
。あはは、アリじゃないかな。どうしたい?
(I'ahnika Rhuz) 自分の力だけじゃ進めないなら、手を借りればいい。
(I'ahnika Rhuz) ま、貸してほしいなんて思ってねえかもしんねえけど
……
。かかわっちまったからな。
(I'ahnika Rhuz) あたしがそうしたいだけだ。
……
このまま止まって、誰にも思い出してもらえねえのも悲しいしさ。
(Neige Orbis) うん、
…
いい考えだと思う。それでもし拒まれたなら、そこまでだ。
(Neige Orbis) ルーナは、どう思う?
(Luna Violet) ・・・このまま放っておいたら、助けたかった人間はいつまでもあの毛布を握る手を弱められない。向こうにいる人間も・・・いつまでも命の巡りに還れない
(Luna Violet) ・・・どちらにしても、戻せないなら・・・せめて、よく眠れる夜に、背中を押せたらと・・・思う
(Luna Violet) それが望まれているのか、わからんが
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Neige Orbis)
……
うん。そうだな、巡りから外れてしまったままだ。
(Neige Orbis)
……
。届くかは
…
わからないけど
(Neige Orbis) 呼んでやる、って手はある。
(Neige Orbis) 立ち止まってる奴らの名前をさ。
(I'ahnika Rhuz) 呼ぶ
……
。
……
ああ!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Luna Violet) ・・・村に、確かあったな。名簿が
(I'ahnika Rhuz) 救出記録の名簿! あれはしっかり読み取れたはずだぞ。
(Neige Orbis) うん。きっと、あの名前だ。
(Luna Violet) 先にもって来ればよかったな・・・入り口からでも、届くだろうか。
(Neige Orbis) わからない。けど、やってみる価値はあると思う。
(Luna Violet) 呼ばれないよりはずっといい。
I'ahnika RhuzAnimaはうなずいた。
(I'ahnika Rhuz) 大声なら任せろ。届くように叫んでやる。
I'ahnika RhuzAnimaはアピールしてみせた。
(Neige Orbis)
…
お、頼もしい。
(I'ahnika Rhuz) あはは! もう誰にも呼ばれないよりはずっと良いだろうからな!
(Luna Violet) ああ・・・きっと、向こうも待っていただろうからな。自分を呼ぶ声が近づいてくるのを
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに幸福そうな表情をしてみせた。
(Luna Violet) 待っていた・・・じゃないな。待っている、か。
(Neige Orbis)
…
それじゃ。向こう、呼びにいってやるか。
(I'ahnika Rhuz) ああ!
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに意気込みをみせた。
(Luna Violet) ああ、行こう。
(Neige Orbis)
…
。呼ぶならここ
…
だな。
(Neige Orbis) 返事があるとは限らないが
…
(Neige Orbis)
……
届く可能性は、ゼロじゃない
【洞窟の奥に向かって、呼びかけることができる。】
(I'ahnika Rhuz) 無くってもいいぞ、せめて届いてりゃ
……
。
……
届かなくとも、だ!
(Luna Violet) 届けばきっと、この夜が返事をするかもしれない
(Neige Orbis)
……
うん。
(I'ahnika Rhuz) (/em は瞑目すると、記録に書かれていた名前を思い出している。
……
息を吸ってから、いくつかの名前を叫ぶように呼びかけた。
【あなた方は、並んでいた全ての名を、ひとつずつ、呼び上げていく。】
【名は、確かに呼ばれた。】
【だが、返事はない。】
【声は闇に吸われ、距離だけが、変わらず残っている。】
【拒まれてはいない。ただ
――
届ききっていない。】
(Neige Orbis)
……
、遠い、のか
…
?
(I'ahnika Rhuz)
……
んん
……
。だめだったか?
(Neige Orbis) (/em は考えるように目を伏せ、境界に触れるよう手を伸ばした。
(Neige Orbis)
……
ううん。
…
これくらいの距離なら
…
(Luna Violet) くっ・・・なにか、もっと声を響かせることはできないのか
(Neige Orbis)
……
届く場所に、引き上げる。呼んであげて、もう一回
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(I'ahnika Rhuz) そうだ、ルーナも呼んでくれねえか?
(Luna Violet) (/em ははっきりと区切りながら、もう一度名前を一人一人呼び、付け加えた。「よく耐えたな」)
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに破顔してみせた。
(I'ahnika Rhuz) はは、言うまでもなかったな!
(I'ahnika Rhuz) (/em はもう一度、大きな声で名前を呼びかけた。
【Neige Orbisは、呼ばれた名の残響が消えきる前に、ゆっくりと足を止める。】
【境界に近い位置で、呼吸が整う。】
【彼は、わずかに手を伸ばし、夜に触れる直前で、その動きを留めた。】
【空気が、薄く揺れる。】
【夜と現実のあいだに立ち、境目を重ね合わせるように、言葉を紡ぐ。】
(Neige Orbis) "我らは夜を恐れず、"
(Neige Orbis) "されど、独りで越えよとは言わず。"
(Neige Orbis) "境界よ、薄くあれ。"
(Neige Orbis) "線を消さず、触れ得る距離を許せ。"
(Neige Orbis) "名を呼ばれる者よ、"
(Neige Orbis) "今宵のみ、この側へ。"
(Neige Orbis) "我は巡礼の徒。"
(Neige Orbis) "越えるための余地を預かり、"
(Neige Orbis) "──夜を、歩ませる。"
【薄界が、静かに降りる。】
【呼ばれた名が、一時的に、現世へと繋ぎ留められる。】
【声と存在の距離が、ほんの一瞬、重なった。】
【声に応じるように、ひとつ、またひとつ、そこにいた気配が薄れていく。】
【夜は、確かに性質を変え始めている。】
【この場にいるあなた方は、その変化を、確かに感じ取っているだろう。】
(Luna Violet) ・・・よく、がんばったな。
(I'ahnika Rhuz) (/em はぼんやりとした表情を浮かべたあと、はっとした様子で空を見上げた。
(I'ahnika Rhuz)
……
進めた
……
、
……
のか?
(Neige Orbis)
……
。巡りに、戻り始めてる
…
かな
(Luna Violet) 拒んでいる者は・・・?
(Neige Orbis)
…
わからない、けど今のところ
……
重さは感じない。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに微笑んでみせた。
(I'ahnika Rhuz) そっか。それって良いこと
……
だよな?
(Luna Violet) ・・・そうだな。少なくとも、先ほどとは明らかに、空気がちがう。
(Neige Orbis)
…
多分な。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutに微笑んでみせた。
(Neige Orbis) きっと、標は与えられたはず。
…
あとは各々の速度で、歩き始めるさ
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(I'ahnika Rhuz) なら、あたしたちはちゃんとできることをやれたってことだよな。
(Luna Violet) ・・・・・・歩けるようになったなら、いい。その先は、彼らの自由だ
(Neige Orbis)
…
うん、そう思う。
I'ahnika RhuzAnimaはLuna VioletBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis)
…
だな。
Neige OrbisはLuna VioletBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Luna Violet) 仲間を探すも、新たな道へ行くのも・・・
【空はいまだ、夜の色を映している。】
【それでも、その重さだけが、少しずつ緩んでいく。】
【星は、まだその場にある。だが、わずかに動きはじめている。】
【空は、結ばれていた力を解き、次の瞬間へ進む準備を始めている。】
【この夜は、越えられた夜として、ほどけていく。】
(Luna Violet) ・・・ネージュはここで待つのか?
(Luna Violet) ここの、夜明けを
(Neige Orbis)
…
さてね、必要ならそうするけど
…
(Neige Orbis) 待たなくてもさ。彼ら、自分で歩けそうだよ。
I'ahnika RhuzAnimaはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
(I'ahnika Rhuz) ほんとか? なら
……
。
(Luna Violet) ・・・そうか。なら・・・私たちも、ここを発つか。明日にむけて
(I'ahnika Rhuz) ああ、そうだな。歩きだした背中は
……
あたしには見えやしねえけど。夜が明けることで、少しでも感じられたらそれでいいや。
(Luna Violet) (/em は空を見上げた。ずっと止まっていた月の位置が少し、ずれているように見える)
(Neige Orbis)
…
うん。ちゃんと、朝になるはず。
(Neige Orbis) オレたちも、戻ろうか。
(Luna Violet) ・・・・・・ああ、きっと。動いているのが私でもわかる
(I'ahnika Rhuz) おう!
(I'ahnika Rhuz) (/em は再び空をちらりと見上げると、元気よく頷いた。
―
夜は見送られ、朝は迎えられた。
―
Ending B:宵越
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