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三毛田
2026-02-27 22:49:01
1070文字
Public
1000字6
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81 35. 夢の後始末
81日目
意外と大変
「あーあ」
思わずため息。
「ずいぶん大きなため息だな」
「先に起きてたなら、助けてよ」
「俺が気づいた時には、零していたからな」
「うう
……
」
寝起きだったのか、夢うつつ状態だったのか。
マグカップに入れていたカリパを飲もうとして、シャツと肌掛布団に盛大にこぼした。
丹恒に文句を言っても、仕方がないのはわかっている。
今こうしてシャツを脱がせて、肌掛布団を水洗いするために風呂場まで持っていこうとしてくれるんだから。
「ありがとうございます、丹恒ママ」
「誰がママだ」
「いてっ」
呆れたため息とともに、デコピンされた。
痛いけど、これが丹恒の愛なので耐えられる。
全部水洗いしてから、ついでにシャワーも浴びちゃう。
「丹恒先生、髪の毛乾かして」
「今日は甘えん坊だな」
優しく頭を撫でながら、雲吟の術でふわっと髪の毛を乾かしてくれた。
本当ママだよ。最高。
「甘えん坊な俺は、嫌?」
「そんなことはないが、お前にプライドはないのか」
「丹恒に甘えられるなら、プライドなんかいりませんね」
そう。丹恒に甘えて、甘やかしてくれるならプライドなんかかなぐり捨てます。
「寝ぼけて何かを飲むのだけはやめろ。後始末が大変だ」
「はぁい」
抱き着いて、鎖骨の辺りに額をぐりぐり押し付けると頭を撫でてくれる。
意外と俺に甘えられるの、弱いくせに。とは口にしないでおく。
「お腹空いたぁ」
「冷蔵庫にお前の食事が入っている」
「食べさせて?」
「残念だが、これから読書だ」
「あーん」
ペイっとはがされ、ダイニングテーブルに座らせられて。
なんだかんだ言いつつ、冷蔵庫からご飯を出して俺の前に置いてくれるのだから、甘いし優しすぎる。
「サラダうどんというやつだ。野菜と、薄切りの豚肉を茹でたものを乗せてある。栄養バランスはしっかりしているから、たれはドレッシングでもうどん用のつゆでも好きなものをかけるといい」
「ふむふむ。いただきます」
箸という食器で食べるとのが礼儀だというので、頑張って食べてみる。
慣れない食器を使って食べたので、たれがあちこちに飛んでしまった。
「ご馳走様でした」
食べお手から、口を拭いてテーブルも綺麗にしていく。
皿と箸はキッチンで洗い、冷蔵庫を開ければデザートが。
「丹恒、これ食べていいのか?」
「お前の分だ。俺はもう食べた」
「ふうん」
スプーンを持っていって、丹恒の隣で食べる。
「面白い?」
「まだ序盤だから、何とも言えない。が、悪くはない。お前は退屈しそうだが」
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