majikapro
2026-02-26 22:57:48
5717文字
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クローバーの探偵手帳/男子4人組がパルファンと一緒に捜査するシーン

(地図制作:天城⭐︎ろあ様 ありがとうございました)
また加筆修正しますが、とりあえず書けたところまで!
パルファンに依頼されて、極秘で捜査するためにローズ邸に侵入して、行方不明になったパルファン兄の手かがりを捜査するシーンです🤗
こういう断片がいくつかまとまったら時系列にブログかnoteなどに載せたいです!



(地図制作:天城⭐︎ろあ様 ありがとうございました)

クローバーの探偵捜査手帳(クローバー目線)

ローズ公爵家の次男、パルファン様から『行方不明のシヤージュお兄様を極秘に捜査してほしい』との依頼をいただきました!
シヤージュお兄様は表向きには『療養中』ということになっていますが、実はある日突然屋敷から忽然を姿を消してしまったそうなんです。
パルファン様はお兄様を心配して、パパ(ベルガーデン公爵)を通じて、名探偵のボク「クローバー・ベルガーデン」に極秘で捜査をお願いしてくだったのです!

【シヤージュお兄様捜査記録】
・ローズ邸潜入捜査編

今日はローズ公爵邸でシヤージュお兄様の私室を潜入捜査してきました!

依頼人のパルファン様がチームのみんなの様子を高性能で録画・録音した記録魔石をくださいました!これをもとに、探偵捜査手帳に名シーンと手がかりを書いて行きますね!


*スペード
「よーっす、みんな元気か!?今日はなんと!ローズ公爵家の前で配信しちゃってまーす!それにしてもマジで豪華なお屋敷だよなー!」

スペードがローズ家の門の前で突然生配信をスタート!

門番や守衛がスペードに「な、なんだお前は!?」「公爵家の前で配信とは何事だ!」と詰め寄る。
スペード「おいおいやめろよー!ここは公道だぜ!?」

(鳳条家紋章入りの高級魔導リムジンが止まる音。ドアが開く音)

門番「また誰か来たのか……!?」
(リムジンの後部ドアから椿が颯爽と降りてくる)
椿「ごきげんよう。鳳条公爵家の次男、鳳条椿です。シヤージュお兄様のお見舞いのご挨拶にあがったとローズ公爵様にお伝えください」
つばっきー、とびきりの美しい微笑。
椿「……おや、そこで騒いているのは……マジウッドの有名YouTuber『スペード・スターウィンド』ではありませんか」
つばっきーがわざとらしく驚くふりをする。
守衛「……スターウィンド?」
椿「このジェムスティアにおいて今や貴族の法的特権は0、つまり私たち貴族も彼も等しく一市民です。まして彼のお父様は『現職の文化大臣』……スペードの『表現の自由』を不当に弾圧すれば、ローズ家の家名に傷がつくのではありませんか?」
門番「……
スペード、椿にウィンク。
椿もウインクを返し、再びリムジンに乗り込む。
椿「では、取次をお願いいたします」
門番「え、ええ、もちろん」


門番や守衛の方々がスペードの配信を観察したりマカロンを差し出したりしている間に、つばっきーは『シヤージュお兄様へのご挨拶』という名目で正当にローズ邸に入って行きました!


ローズ公爵の執務室

椿「……ああ、ローズ公爵様。突然の訪問で申し訳ありません。シヤージュ様のご容態が優れないとのことで、いてもたってもいられずご挨拶に参りました。それで、シヤージュ様のお具合はいかがです?」
ローズ公爵「彼は今面会謝絶なんだ。代わりに私が対応しよう」
椿「それはおいたわしい……こちらはお見舞いのお花です。ああ花といえば、私は先日鏡に映る『椿』という美しい花のあまりの麗しさに心を奪われてしまいまして……
ローズ公爵「はぁ……
椿「それに、この花瓶をご覧ください。我が鳳条公爵家があるモモリエ特産で、美しい私の、美しい花の器として素晴らしくてですね……縁の処理のこの絶妙な形状が……
ローズ「な、なんなんだね君は……(小声で)早く帰ってくれ……
椿「まだまだお話はこれからです」(ニッコリ)

ローズ公爵はつばっきーの「美しい私トーク」に痺れて動けません!
スペードが警備の目を引きつけ、つばっきーがローズ公爵のお話し相手になる……完璧な作戦です!



スペードとつばっきーが陽動を担当してくれている間、ボクと柊さんはローズ公爵邸の裏口からこっそり潜入します!


*長男シヤージュ様の部屋です⭐︎
30分しかなかったんですよ!

パルファン「……はぁ」
クローバー「……ぷはっ!」
ボクがパルファン様の背中から離れる。
柊「……はぁ、窮屈だった」
柊さんが箱からノートPCと一緒にぬるっと出てくる。
ボクはずっとパルファン様の白衣とマントの間で、コアラみたいにしがみついていました!

パルファン「ああ、重かった!なんで私がこんなことをしなきゃならないんだ、全く!」

なんでこんなふうに背負いスタイルになったかというと、それはボクの名探偵のプライドによるものでした。そう、事前の作戦会議でこんなことがあって……

*事前作戦会議の振り返り

ボクの「クローバー探偵事務所」で潜入に向けて作戦会議を行いました!

パルファン「いいですか、私がシヤージュお兄様の行方を捜査していることはローズ家の者には絶対に知られてはなりません。これは極秘の潜入捜査です」
スペード「オッケー。オレは配信で護衛の目を引きつける」
椿「私はこの美しさで、ローズ公爵を釘付けにします」
パルファン「……はい。その隙に裏口から侵入しましょう。母上、ローズ公爵夫人は本日はシャルムシティのお茶会で留守です。また今日は、私が繊細な魔法科学実験装置を運ぶという名目で人払いをしてあります。外の警備と父上を無効化すれば忍び込めるでしょう」
柊「僕はどうしたらいい?」
パルファン様は台車と大きな箱を取り出す。
パルファン「貴方は霊媒とIT担当として捜査に立ち会う必要がある。実験機材という名目で、私が台車に乗せて搬入します。この中に入ってください」
柊「わかった。窮屈だけど仕方ないね」
パルファン「そして『名探偵』のクローバーさんは……この白衣を着てください。私の助手ということにして、ゴーグルで顔を隠して一緒に入りましょう。それなら廊下で万が一執事やメイドに見られても安心です」
クローバー「えぇー!?ボク、そんなの嫌です!」
パルファン「はぁ!?」
クローバー「ボク、この探偵服じゃないと推理ができないんです!そんな研究所手みたいな格好嫌ですー!」
パルファン「な、なんてわがままなボンボン息子なんだ……!」
椿「……なんですって?貴方も人のことは言えないでしょう」
(つばっきーはいつもボクを守ってくれるです)
椿「探偵服はクローバーにとっての正装なんです」
パルファン「わかりました。……ファッションの自由を奪うのは私の理念に反する。探偵服を着ていきたいのなら、そうしてください」
クローバー「わーい!ありがとうございます!」
柊「じゃあ、クローバーは探偵服のまま箱に入って。僕は服はなんでもいいから僕が助手に変装するよ」
パルファン「……いえ、用意したこの白衣は子供用サイズです。貴方には小さすぎますね」
椿「かといって箱に柊とクローバーの2人が入るのも無理ですね……ではこうしましょう。私が羽織ってきたこのマントをパルファン様にお貸しします」
つばっきーが、どこで買ったんだろう?というくらい「きばつなつばき」という感じのロングマントをパルファン様に渡す。
パルファン「え?」
椿「潜入と脱出の際はそのマントを羽織って、その中にクローバーを背負ってください」
パルファン「……はぁ。それしかなさそうですね。わかりました」

***

パルファン「まさかこの私が背中に公爵長男を背負い、台車でまた別の公爵長男を押して運ぶとは……まぁ、そんなことを言っている場合ではありませんね。時間がない、早く捜査を進めましょう」
クローバー「つばっきーは何時間でも語れますよ?」
パルファン「父上がうんざりするでしょう!」
*シヤージュお兄様のお部屋捜査

(シヤージュの私室空間、書斎/寝室/ドレスルームの3部屋を捜査
もっと他にもあるかもだがひとまず)

・霊媒

柊「じゃあ……まず、彼が残して行った、この次期公爵の指輪を触媒に、霊媒をしよう」
柊さんが目を閉じて、霊力を集中させる。
…………
柊「…………どれだけ手繰り寄せようとしても魂のありかがわからない。『呼べない』ということは……つまり『生きている』ね」
パルファン「本当ですか?それはよかった」
パルファン様は嬉しそうだった。
それを見てボクも『良かった』と思った……

柊「……ただ、生きている人間は、詳しく霊媒では探れない」
パルファン「そういうものなのですか?」
柊「『何度やっても霊媒が失敗するということは、生きているということだ』以上はわからない。
ただ……なんとなく、生きていて、元気そうな感じなんだけれども、とても遠くにいるような感じがするかな……
パルファン「とても遠く?それは国外ということですか?」
柊「うーん……ごめん、初めて味わう感覚で、これ以上は言語化できない。真実は、捜査と推理で明らかにしていくしかないんじゃないかな……
クローバー「はい、任せてください!」


(作者注:ここの捜査パートで具体的にどこを捜査したかは後で書き足します。とりあえず設定的にシヤージュの部屋に直接入って手がかり集めができるのはこの潜入ミッション1回だけのはずなので、必要なものが出てくればまた後で加筆修正をします。細かい推理は後日捜査会議や現地調査パートで行うとします)


*スペード(配信終了)

スペード「……じゃ、みんなまたねー!チャンネル登録と高評価、コメントもよろしくな!」

スペード「……じゃあローズ家の護衛の皆さん、オレはこれで!」

配信を切り上げた後、スペードは急いでローズ邸の裏口にボクたちが行きに乗ってきた車を回してくれたみたいです。
ちなみにこの車はパルファン様のではなく、スペードのYoutuberとしての撮影機材運搬車です。

*椿

椿「それで、美肌を保つためにスキンケアには花のエッセンスを抽出した高級美容液を……
ローズ公爵「もう良い、そろそろお引き取り願おう」
椿「……おや、私としたことがすっかり話し込んでしまいました。美しさとは罪ですね。それでは、失礼いたします」

***
・撤収

パルファンさんが台車(柊さん入り)を押しながら部屋を出る。(withマントの中のボク)
……そこへ、ハイヒールのカツカツという音が!

パルファン「……!」
ローズ公爵夫人「パルファン!大変よ!」
パルファン「は、母上!?お茶会に行かれていたはずでは?」
ローズ公爵夫人(パルファン様のお母様)でした!
ローズ公爵夫人「それどころじゃないわ!『大臣のバカ息子がお宅の前で生配信していますわよ』ってお茶会でご夫人方に言われて、急いで帰ってきたのよ!そうしたら門番に『スペードさんはたった今お帰りになりました』って言われて!」
クローバー(ドキ、ドキ……
パルファン「あ、あぁ……そうでしたか」
ローズ公爵夫人「全く、あのYoutuberといい、あなたの婚約者のパレット嬢といい、最近の若者は公爵家をなんだと思っているのかしら!パレット嬢なんてあのピンクのフリフリドレスで武闘会にも出場してるんですって?夜会でもいつも走り回るし、おてんばにも程があるわ!でもドレスにハイヒールであれだけ動けるのは、相当な体力だわ」
パルファン「おっしゃるとおりです」
ローズ公爵夫人「パルファン、あなたも彼女に負けないようにもっと体を鍛えたほうがよくってよ」
パルファン「え、ええ……今まさに、鍛えております」
うう、ボクも、手がプルプルしてきました……パルファン様の肩を小さく叩く。
パルファン「……
ローズ公爵夫人「ところでパルファン、あなた今シヤージュの部屋から出てきたわよね?そんな大荷物にマントで何をしていたの?」
パルファン「し、シヤージュお兄様が『不在』と第三者に悟られないように『在室偽装結界』を張っておりました。このマントは……シヤージュお兄様の気配を正確に再現すふために私の魔力波長をノイズキャンセルする魔力遮断用でして……
ローズ公爵夫人「あら、そうなの。でもそのマント、今年のシャルムコレクションのものよね?最近のモードは魔法科学も取り入れているの?前衛的なデザインで素敵ね。全くシヤージュも、貴方やスペード君やパレット嬢くらい図太ければねぇ……
パルファン「え、えぇ……
ボク、手がぷるぷるしてきました……
クローバー(小声)「ぼ、ボク、もう手が限界ですー……
パルファン様の肩を掴んでいた手がずるっと滑って落ち掛けたその時、台車(のなかにいる柊さん)がガタガタッと音を立てる。
ローズ公爵夫人「今、箱が動かなかった!?」
パルファン「こ、これは大変取り扱いに注意が必要な繊細な結界用装置が入っておりまして!私のラボで緊急メンテナンスをしなければ爆発の恐れがあります!では母上、失礼いたします!」
パルファン様が慌てて台車を押して走り去る。

クローバー「(小声)柊さん、ナイスアシストです……!」
柊「(小声)僕ももう腰が限界だよ……


***
裏口を出て、パルファン様がスペードの車に急いで台車を乗せ、自分(withボク)も乗り込む。
クローバー「あぁぁ、大変でした!」
パルファン「それはこっちのセリフですよ!あぁ、重かった……全く、君たちといると調子が狂うな」
スペード「とにかく車を出すぞ!つばっきーとは探偵事務所で落ち合うことになってる!

*探偵事務所で先にシャンパンを飲んでいる椿。

クローバー「つばっきー、ただいまですー!」
椿「おかえりなさい。捜査はいかがでしたか?」
クローバー「手かがりをたっくさんゲットしました!これから一緒に推理して、捜査にでかけましょう!」
椿「それはよかったですね。あぁ、それにしても……今日の私の美しさには、ローズ公爵もすっかり見惚れていましたね」
柊「ドン引きしてただけでしょ……

***
ここまで読んでくださってありがとうございました🤗
椿が「お兄様のことが心配でいてもたってもいられず……」と言いつつ延々自分の美しい話してるのすごい好きです🤣🤣🤣