エモクロア「変葬」


私のアンデッド好きを拗らせた原因の、愛着ありすぎるPCで、エモクロア「変葬」! でした!
DLに無茶ぶりした結果、舞台がファンタジー世界の葬式会場に。

死体の多い卓報告です。
ネタバレは別に伏せてあるので、誰でも真面目死体ジョークが読めます。


親しい人の葬式に行くエモクロアシナリオ「変葬」に、
カオスフレアの混沌ファンタジー世界で王様やってる死体PC、アレックスこと、アレクサンダー・ネーディアで行ってきました。
レコードユアレポートも事前提出!

言ってしまうと格別に思い入れの深いお気に入りのPCなんですが、国を背負っているという立場があるので気楽にコンバートするのも難しく……
でも、エモクロアならいけるかも!と。DLに無茶ぶりをして調整してもらうことになり、

小さい頃に俺を守ろうとして死んだ護衛のお兄さんが、現代日本風異世界に転生して年下になってて……また、死んだ!?

という、シチュエーションになりました。


まずは導入の前に導入をやることに。
じゃあ、前回のカオスフレアセッション*の個別エンディングでの話なんですけど……(*ない)

(即興で用意してもらった前回のエピローグ)

戦闘を終えたアレックスの元に、現代日本風の異世界「美酒町」出身の少年「在護 仁(ありもり じん)」が、駆け寄ってきました。
彼は以前の人生で、アレックスを守り切れずに死んだ護衛の青年「エラーレ・H・エスト」であった記憶を思い出していました。



在護は、我が身を省みずに戦うアレックスに、昔のように説教をします。

「私の身体に傷はありません。しかし、そのような戦い方では私は心に傷を受けます。……護られる者の心も護れてこその、王ではありませんか?」
……精進、する……。心配をかけて、すまない」
「いえ、私の方こそ……護衛の立場で差し出がましい説教を。……申し訳ございません」
「いや、いいんだ。兄さんが心配してくれているのは分かっているから」

「また、会いに来てもいいだろうか。今世では、普通の友として」
「ええ、また。私の方からは会いにいけないので」

そうやって、世界の危機を乗り越えて、再会した友を護ることが出来たのでした。
いやぁー大変だったけど良いカオスフレアセッションだったなー!(ない)


そして本編。


(雨が降り続く部屋)

「在護仁が死んだ」と知らされ、呆然としたままアレックスは葬式会場にいました。

……わぁー呆然としすぎて共鳴判定に成功しかしない!
調査も失敗ばかり!得意なはずのコミュニケーション系もだめ!

「確かに、葬式で死体が話しかけてくるのは縁起が悪いからな……
「これでは不審者だな……いや、不審死者か?」

お前、死体ジョーク言ってる場合か???


――在護の亡骸に触れる。
 それは自分と同じように体温のない、死体だった。


【クリックでシナリオネタバレ】
「君に王座を退いてもらうには、“兄”という設定が良いと思ってね。レクス・ネーディア、今世ではそう名乗っているよ」
誰だよ!!!!!?



あの……自分を守り切れず死んだ護衛のお兄さんだった人の記憶を持つ少年が死んだと思ったら、
お兄さんと少年の記憶を持つ人が、
「亡くなったと思われてたけど実は生きていた実兄」
という設定をぶっ込みながら帰ってきたんですけど!?

居ないはずの兄、面白すぎる……

「君は王には向いていない。自分でもよく分かっているだろう? 王位を捨てて、自由に生き直してみないかい?」
「俺が今、王位を退くことなどありえない。死にでもしない限りは。既に死んでるから、なおさらない」
「そう、だから君も“変葬”してみないか? 君はこんどこそ本当に死を迎え、別の人生を生きることが出来るんだ」

ここまで共鳴判定、全部一致で成功し続けてまして……
わぁここでさらにダブル成功! 動揺がダイスに出てますよ王子。

「死んでいない人生は、確かに、魅力的だ。……だが、それを許せるほどの不真面目さは、持っていない」
「じゃあ、そうだね。じゃあ、少しの期間っていうのはどうだろう?」
……えっ!? ………………。話を聞かせてもらっても……?」

やっとの思いで断ったのに!
期間限定で保証ありと言われて一瞬でぐらついてんのお前さぁ……

「休暇だと思えば良い。少しだけその席を離れて、別の視点から世界を見てみるのはどうだろう?」
「戻れる……なら……たしかに、……休暇か……

じゃあ、じゃあPLも! 現パロやりたいですけど!!
コンバートとか異世界転移させようとすると、「国を捨てるのは駄目だ」と拒否してくるPCの現パロ! したいですけど!!!

「戻れるなら……視野が狭い自覚はある、し……

わっ、アレックスも乗り気じゃん!なんだよもー!いつもツレないのにさ~!
(※降霊術型PL特有かつ歴が長いPCのせいで、いつも以上に脳内会話が騒がしい人)


ということで「変葬」をやることにしました。
PC公認の現パロだ!

アリクス・エデン
表:逃避  裏:不安  ルーツ:後悔

(設定でも「ちゃんと帰る」としたいとPCからの要望がありました)


「アリクス」という、死んでいない人生を生きてみて、彼は不思議と穏やかでした。
代わりに、同程度の力を持つディフェンダーとして国で活躍するレクスに話を聞きます。

「その役目、大変じゃないか?」
「当事者だからよくわかるよね。大変、だけど……
「大変だけど、悪くはない、だろう?」
「あぁ、うん。……そうだね」

「そう言わせている時点で、俺の気持ちは決まっている。俺は俺の立場を、捨てる気がない」
「それでも、もう少し楽な道を選んでもよかったんじゃないか? 君は王という責務から逃れた、幸福な人生を歩んでもいい」
「あなたを含めた周りの人々に、そんな幸せを願ってもらえる人生を、捨てられないし、捨てたくないんだ」

改めて王という立場が自分にとっても大事なものであると確認し、元の立場に戻ることを決めました。
そしてレクス、いや「在護仁」という友にも、死んでほしくないと伝えます。

……在護仁は、あなたを護ることもできない無力な子どもです」
「それなら今度の人生では、俺にあなたを守らせてほしい」
「そんな、王のお手を煩わせるわけには……
「友人に、それはないだろう?」

ラウンド進行で危ないダイス目もありましたが、二人で蘇りを選択。

こうして前前世から続く因縁を越えて、これからの関係性を築いていくためにも、
アレクサンダー・ネーディアは再び鼓動を止めて起き上がったのでした。


ということで、ところどころで死体の多い「変葬」でした。
ダイスがものすごく悪かったのですが……無事生還!できました。
楽しくてはしゃぎ倒してましたね。
DLともせさん、ありがとうございました!


(生還? いや生きて還ってきてはいない……俺は元から死んでいるが……
あのさぁアレックス、そういうのは自分の最終的な共鳴値をみて言ってくれない???


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シナリオ:https://booth.pm/ja/items/3129552
作:さんとなな 様