みつべに
2026-02-18 22:04:53
5054文字
Public TRPG
 

CoC「静なるテロリスタ」感想など

現行未通過×



▼リザルト
KP:むー
PC / PL
HO童子:日生 北斗 / 林檎
HO篤学者:三枝崎ミコ / キムラ
HO美術家:Josiah Clock / みつべに
HO異邦人:Doménico=Domenici / ann
※敬称略

True End 「旅路」
全生還だ~~~~~!!!!

▼全体の感想
過去イチ疲れた
こんなに胃痛と心労とやるせなさを抱えながら走り切ったのは初めてです。そして同じくらい「愛とは……人生とは……」みたいな哲学的なことを考え続けていた。こういうテーマを与えられた時、どうせ答えなんかないため大体途中で全部諦めて正論パンチからの好き放題をしてしまう傾向があるので、ちゃんと最後まで抱えきったのは本当に初めてかもしれません。なのでめちゃめちゃ楽しかったです!!!なかなかない体験をした。美術家を貰って、このメンバーで遊べてよかったなあ。

もともと時間をテーマにしたSFが大好きなので、時が止まった中で行動するという舞台設定自体がめちゃめちゃ楽しかったです。PC同士の過去が対話を通してつながっていき、じわじわと真相に迫っていくのも面白かった。こういうのやると時系列作るのに夢中になっちゃってRPがおろそかになるんだよな。アイデア55のちょっとニブちんな男のふるまいではなかった気がする。まあ、PC内では最年長だからいいか、そういう面があっても。

▼お部屋
通常時は光がちらちら瞬いてるのに、時が止まったら全部灰色になって停止するのかっこい~~~~!!とテンション上がっていました。

▼他PCについて
🌟HO1 北斗
子供が一人で美術館に来るって君、ひょっとして10歳じゃないだろ~!?と冗談半分に思ってたら本当に100年も閉じ込められてて抱きしめた。強く。
始まる前に「おとなしい子です!」とは聞いていたのですが、引っ込み思案な物静かさというよりかは賢者のような達観した落ち着きがあって、いや~大人っぽいな~と感心してたらコレだよ。こんなひどいことするな~~~~!!
なので母との再会・離別シーンはシナリオ中で1番HO1の子供らしいところが出ていたなと思います。前者との対比もあって心が痛かった。行ってしまうと分かっていても「行かないで」って言うの本当に、つらい、本当に……。こうなった原因ほぼHO3だし、本当にごめんよ
あまりにも子供らしくない経験をしすぎなので、これからはちゃんと年相応の時を過ごしていってほしい。あの、孤児院に寄付とかしていいですか?だめ??
まあそれは冗談としても、夏休みの宿題で図工の課題が出たら呼んでほしいです。一緒に貯金箱作ろうぜ。すげーやつ作ろう。

🪘HO2 ミコ
両腕にトライバルかっけ~~~!!と思っていたら知的なお兄さんで、いい意味で裏切られた。イリヤに脅されてる時も本当のことは言っていなかったあたり、結構肝が据わっているというか芯が強いんだな~と思ったり。螺旋階段で受けた傷の事も(そもそも言う機会はなかったけど)しれっと隠し通されていたし、病室でも「止まった時の中で一人取り残されていた」ことはあえて語らないでいてくれたり……こら!!もう!!!優しいにもほどがあるだろ!!!!いけませんよ!!!!!
今後HO3とはカミロ関係の話はしないという約束をするシーンがあったのですが、あれ個人的に本当に面白かったんですよね。いや本当は全然笑い事じゃないんですけど。ちょっとコミカルなやり取りにしてくれていてありがたかったです。友達になるにあたり、先に線引きをしてくれるというのは優しさだと思います。全部拒絶することだってできるのにね。
まだその話題は気まずいのでしないと思うんですが、いつか少し先の未来で奴のことをボロカスに言い合ってみたりもしたいです。そのくらい仲良くなりたい、話を聞いてみたいとジョサイアは思っている。

🌵HO4 ドメニコ
開始前、お部屋に置かれていたシルエットでソンブレロかぶってるのが分かって「初対面でアミーゴって言われたらどうしよう」と思ってたら途中で言われた。ちょっと泣いた。
太陽みたいな(真夏とかではなく、ちょっと斜陽寄りの穏やかさがある感じ)キャラクターでよかったなあ。立ち位置的にも見守ること・一歩引いたところにいることが求められているHOなのかなと思うし、あのストーリーの中で温かく乾いた質感でいられるのってそれだけですごいことですよ。しかも傭兵!??!かっこよすぎるだろ。ギターをかき鳴らしている時と戦闘時のナイフを振るう姿のギャップが良すぎた。読者が選ぶかっこいいシーンランキングに選ばれてた。
カミロが永遠を求めるに至った理由とは対極にある「覚えている限りその人は心の中で生き続けられる」という言葉を、彼の生きざまとして発言するところもすごくよかったです。それはジョサイアが心のうちに思っていたことでもあり、口に出せなかったことでもあったので。

▼NPCについて
・カミロ
君のことはあとで1項目丸々使うからそこで鯨の絵を描いて待っていなさい。

・馬塚
ドメニコが組むことにより面白おじさんに味付けされててなんか、味わい深かった。途中までイリヤと混同してました。ごめん。
何者?って段階だと何もかも分からないんだけど、きちんと会話できるシーンが来ると「いいおじさんなんだろうな~、ドメニコの視線の迷いのなさはこの人の影響もあるんだろうな~」というのが端々からにじみ出てて微笑ましかったです。これで傭兵!??!??そしてすべての罪をかぶって服役!??!???本当にかっこよすぎると思う。あなたこそヒーローだよ。

・イリヤ
普通にかわいそうだった。カミロより素直に「かわいそうに」と思えてしまったのはいいことなのか悪いことなのか。シナリオまだ読めていないから違ってたら申し訳ないんですけど、イリヤみたいに「向いていない」やつまで一触即発の舞台に駆り出されるような状況だったんですかね、HO4の故郷で起こった戦争は。本当にかわいそうだった。実家で農家とかやっていられる世界であれば、こんなことには

・岸本
こんなに強い女がいるかよ。たまったもんじゃないですよ本当に。全国のHO2は無事なんですか?
どうしてすべてを守って死んでいってしまうんだ。でも、守りたいものが決まり切っているから、ああも光そのもののように誰かを照らせるんだろうな……。HO2………ほんまに無事ですか?

・国府
すみません急な11文字の伝言やめてください 私に刺さる ごめんなさい ありがとう さようなら しあわせにおなりなさい

▼カミロについて
静テロに限らず、黒幕ポジのキャラクターの主張は最後まで聞きたいし、どうしてそこまで行ってしまったのかを知ったうえで、反論なり良い落としどころなりを見つけたいと思うタイプです。なのでだいたい傾聴に回ってしまうんですけど、カミロは聞けば聞くほど庇えなくなっていってしまうのがマジでしんどかった。も~~~~~~~君さあ……。いっそカラッと憎ませてくれよ。
いま冷静に考えるとこの人にも覚悟がなかったんだよなと思う。そもそも、ものを作ることって、他の誰かがこの世に出した何がしかが作り手の中に継がれて、やがて別の形で生まれてくることでもあると私は思うんですけど、う~ん あの~ 分かるよ 途方もない時間を経てなお現存しているものの価値とか 失われてしまってもう見られないものの価値とか わかるんだけど 失われたらすべてがゼロってわけじゃないじゃん?という話をしたくてね? 君の中に大切なものとして残っているように、君がHO3の作品を売り出してくれたからたくさんの人の中にも残って継がれていくんだと思うんですけど、それじゃダメですかね?なるほど~~~~ダメかあ……
なんだかんだ、コレクター気質だったんですかね。自分だけのものにしたかったのかな。クソッ、覚悟がない奴から狂って行っちまう。永遠なんて最悪ですよ。

▼HO3 美術家について
・大枠
POWが低めになってしまったので、「誹謗中傷から現実逃避をするために妖精さんという幻覚を見ているイギリス人」になりました。
初期案では豪快なイタリア人女性にしようと思っていたのですが、この手のシナリオとHOで女性をやると全く手心のないキャラになってしまうので、今回ばかりはそうしなくてよかったと思います。初期案のまま遊びに行ってたら、導入で決別して10年経つ前に刺し違えに行ってただろうから本当にこれはもうなるべくしてなったな……。大人になり切れないまま大人になってしまった男を連れて行って良かった。
本当は導入後、時間が経って著名になったことで妖精が見えなくなっている……というキャラ付けをしようと思っていたのですが、あんな出来事起こったらそんなこと言ってる場合じゃなくなってしまった。結果、ゆるふわ電波おじさんとして本編に降臨することになったのであった。

・名前
建築家の名前一覧からそれっぽい響きの名前 + 「床下の小人たち」の主人公の苗字 の組み合わせだったんですが、
このシナリオで「Josiah」と「Clock」は文脈が生まれてしまってダメだろうが!!!!!と頭を抱えている。

・導入で手を取ったのか、取らなかったのか
手を取りもせず、かといって拒絶もせず、国府が実験台にされるのも止めず………。という最悪の立ち回りをした結果、本編でめちゃめちゃ苦しむ羽目になった。
導入冒頭で罪について語られたため、なんか罪作んないと辻褄が合わないな~とおもってのRPでしたが、こんなことしなきゃよかったなあ。
ふせったーにも書いたのですがジョサイア(10年前)の感情としては、「初めての理解者を失いたくないエゴ」「作品に込めた思いを理解してくれていなかったショック」「目の前で人が殺されているから自分もそうなりたくないという保身」「他人に否定されてきたから他人を否定したくない気持ち」が一緒に来てしまって身動きが取れなかった。あ~あですよ。本当に。
カミロに対して答えた「終わりは美しいけどそれだけじゃない」という言葉がジョサイアのすべてです。でも友情が終わるのは嫌だったんだ。

・今後
たしかにカミロは悪人……というかほんとにもうどっちつかずのどうしようもない奴で、だからこそ世界からは悪と見なされて後世に残っていくのだろうけど、そんな彼のそれだけじゃないところを覚えていたいのだとジョサイアは考えている。でもこの話って周りが被害者ばっかりだから誰にもできなくて、本当にジョサイアの中だけに残っていくものなんだろうな。
などと言っていたら前述のようにHO4がエンディングで「死した人を覚えていくということ」について語ってくれたので、ほんまにね。ちょっと救われたと思います。

▼余談
・CS
Wikiみたいにしたので下記に引用しておきます。

ジョサイア・クロック(Josiah Clock、1985年8月20日-)は、イギリスの美術家・建築家。コーンウォール出身。△△美術アカデミー卒。イタリア・ミラノ在住。
小指ほどの大きさの人間が住むことを想定されているかのような精緻なミニチュア建築物が主な制作物である。その内部では実際に火をおこすことや電気の使用が可能であり、家具の使用感と清潔感のバランスが整ったそれらは、見るものに何者かの存在を感じさせるほど。
2006年、資産家カミロ・ヴァンニのバックアップを得てミラノに渡ったのが本格的な活動開始の時期とされているが、それ以前の活動拠点や内容はほぼ不明。2011年度ミラノ美術公募展に出品した『うつりゆく光芒(原題:the fading glow)』は、作品内で花を育てることが可能なつくりをしており、四季や自然、暮らしのおだやかな流れを感じさせる。これが公募展において最優秀賞を受賞したことが、現在に至るまで高く評価されるきっかけとなった。
なお同作品は、今秋に開館を控えているエテルノ美術館での展示が決定している。


・妖精さんたち
総勢5名だったのですが、一人だけ別のシナリオに持って行った人外の名前を(ちょっと読み方を変えて)使いました。
ほぼ幻覚だったけど、実は本物が混じってた……とかロマンありますよね。

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