その身体を愛そう

ハルトはケイジの◯◯が好き

油断するとすぐ太るタイプや、とケイジは自分のことをそう言っていた。
確かにそうかもしれない。
そして元々骨が太いのだろう、調子がいい時でもケイジは身体に厚みがあってフォルムが丸い。
「オカンと同じ骨格やねん。食いもんの好みも年々似てくるわ、ゾッとする」
そう言いながら、ケイジは毎晩の晩酌をやめない。
それをやめたら死ぬのと同じらしい。
きっとこういう言い方もケイジのお母さんと一緒なんだろう。
別にこっちとしては、ケイジの丸い身体が好きなので何も文句はない。
あの筋肉質ではない、ふわふわの感触がたまらなくて、大好きなぬいぐるみのように抱きついて寝てしまう。
ただでさえシングルサイズで狭いベッドに、男が2人。そして俺が愛用しているデカいバナナの抱き枕。ケイジは毎回キレているけど、俺はこのみっちみち感が落ち着いて仕方ない。

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「真剣にダイエットしたろかな
「え、急にどうしたの?スーツのズボンでも破けた?」
寝る前にベッドでスマホをいじりながらケイジが憂鬱そうに呟くと、背後からハルトがその顔を覗き込んだ。
「ちゃうわ。お前やお前」
「おれ?」
「お前、いっつも寝る前に俺の乳を揉むな!」
「え?」
きょとんとするハルトに、ケイジはイライラしながらその手を掴んだ。
ハルトの手はベッドに入ってからずーーっとケイジのスウェットの中に入り込み、むにむにとその両胸を揉みしだいていた。
「あーヤバいずっと触っちゃう
「おっパブの女の子の気持ちが今なら分かる虚無や虚無」
この肉を揉んで何が楽しいねん、とケイジは死んだ魚の目をして聞いた。
「ケイジがおっぱいで感じるようになればいいんじゃない?」
「そう思ってずっと我慢してたけど、ちっとも気持ちよくならんわ」
乳首の周りをそっと撫でられようと、爪で突起をカリカリされようとケイジにとってはくすぐったいだけだった。
そしてケイジにとって理解不能なことがもう1つある。
「まあ100歩譲って、柔らかいもんを触りながら寝たいという気持ちがお前にあるとしてな、」
「うん」
なんで勃起してんの?」
「え?」
「当たってる!ごりごりに!!」
ケイジは自分の尻に何度も押しつけられる固いモノを必死に手で押し返した。
「あーごめん、バナナくん(抱き枕)に擦ってるつもりだったーー」
ハルトは謝りながらも、
「あ、けーじ、もっかい手でチン◯ぎゅってして♡」と頼んでくる。
ケイジは開いた口がふさがらなかった。
「おっぱい触ったらそりゃ勃起するでしょ」
「男のでも?」
「男っていうか、好きな人の身体触ったら興奮するじゃん」
ほんとすごいわお前」
「けーじのおててはでっかくてあったかいんだよねー」
ケイジの手はハルトに導かれて、その下着だけの下半身に押し当てられる。撫でてくれ、とばかりにすりすりと手のひらに膨らみを押しつけられたが、わざとケイジはそれをすかし、背後に手を回してハルトの尻を勢いよくはたいた。
「ぅンっ」
「何や、その声」
「あっ
ハルトは尻肉を鷲掴まれ、指を食い込ませられただけで喘ぎ声を上げる。
イライラしながらも、ケイジは自分の下半身がそのハルトの声に反応したことを自覚していた。
尻を触られながらハルトは、バナナの抱き枕をベッドの外に投げる。
わずかに空いた隙間を埋めるようにハルトはケイジに抱きつき、またその胸を撫でさすった。
何度胸を触られても、ちっとも喘ぐ気にならない。
ただハルトはケイジに触れながら気持ちよさそうに鼻にかかった声を上げた。