2026-02-16 00:29:08
27951文字
Public 夜は名を持たず 宵の境に託す
 

【夜は名を持たず 宵の境に託す】第五回

Kairi Arulaq Iolite Ornedwesfv Heresy Arrogance


【あなた方は、噂を聞いて、依頼を受けて、あるいは偶然――夜が明けないという村を訪れるようだ。】
【村の輪郭が見え始めた途端、ふと、空気が薄暗く感じられる。】
【見上げれば、星は傾かず、月は沈まず、夜明け前の色だけが空に留まっている。】
【時間が止まっている、というより──時間の手応えだけが、ここから抜け落ちているように感じる。】
【村の外れ。夜の中に、人影がひとつ立っている。】
【それは冒険者というより、巡礼者や聖職者に近い装いだ。佇まいは静かで、どこか厳かな気配を帯びている――


【  夜は名を持たず 宵の境に託す  】


(Kairi Arulaq) 星の位置が、変わっていない
(Iolite Ornedwesfv) ここは……
(Heresy Arrogance) あのねあのね!こんばんわ!
(Kairi Arulaq) こんばんは。二人も、この先の村へ?
(Iolite Ornedwesfv) ああ、少し噂を聞いて、様子が気になってな。
(Heresy Arrogance) あのねあのね?お仕事、だよ!
(Iolite Ornedwesfv) じゃあ、噂の「村」はこの先、ということか……
(Kairi Arulaq) そうなのね。私も。このあたりに来て、なんだか変な感じになってきて。
(Heresy Arrogance) お星さま、うごいてないねぇ?ふしぎだねぇ?
(Heresy Arrogance) (/em は夜空を見上げ首を傾げる
(Iolite Ornedwesfv) なんとなく、落ち着かないな……危険がなければいいのだが。
(Kairi Arulaq) 不安だったから、ひとがいて心強いな。良かったら、同行させてもらってもいい?
(Heresy Arrogance) はーい!わたしも、いっしょ、いいですか!
(Iolite Ornedwesfv) そうしよう。話に聞いていたより、だいぶ奇妙だ。
(Heresy Arrogance) じゃあね、えーっとこの先?
(Kairi Arulaq) ふふ、3人いれば、なんとかなりそうね。
(Iolite Ornedwesfv) 魔物の姿もないし、ひとまずいけそうだな
(Kairi Arulaq) おねえさん、元気ね!私はカイリ。よろしくね。
(Heresy Arrogance) ……くらい
(Heresy Arrogance) あのねあのね?ヘレシーだよ!
(Kairi Arulaq) ふふ、ヘレシーさんね。ヘレシーと呼んでもいい?
(Heresy Arrogance) うん!
(Iolite Ornedwesfv) カイリと……ヘレシーだな。俺はアイオライトだ、アイでいいぞ。
(Kairi Arulaq) わあ、綺麗な響きね。短い道中だけど、よろしくね。アイさん。
(Heresy Arrogance) カイリおねえさんと、アイお………にいさん?
(Iolite Ornedwesfv) ヘレシーは、仕事といっていたな。目的地はもっと奥、か?
(Iolite Ornedwesfv) (/em は少し不安げに耳をあちこちに向けている。暗い。
(Heresy Arrogance) うん!あのねあのね?もちょっとおくっていってた!………はず!
(Kairi Arulaq) このあたりはグリズリーの塒ね。妙に大人しいようだけど、気を付けて行きましょうか。
(Heresy Arrogance) はぁい!
(Heresy Arrogance) んんなんもいない
(Kairi Arulaq) 木々は立派ね深い森だわ。
(Iolite Ornedwesfv) 向こうに見えるのは、……民家か?
(Heresy Arrogance) んん
(Neige Orbis) (/em は長い杖を肩に引っ掛けて、村の様子を眺めている
(Kairi Arulaq) 村のようね。ひとの気配はあまりしないけど。あら?
(Heresy Arrogance) (/em はじーーっと目を細める。誰かいる
(Heresy Arrogance) んー
(Iolite Ornedwesfv) ……む、村人だろうか?
(Heresy Arrogance) おばけ!
(Kairi Arulaq) 一足先に調査にきたひとかな。合流してみる?
(Iolite Ornedwesfv) 話を聞いてみたいな。
(Kairi Arulaq) ヘレシーは明るいのね。おばけも怖くなさそう。
(Iolite Ornedwesfv) おばけだったらどうするべきか……塩は持ってこなかったな……
(Heresy Arrogance) んん?こわいよ!
(Kairi Arulaq) 話せるおばけだといいのだけど。ふふ
(Neige Orbis) (/em は近付く足音に耳を揺らし、振り返った。
(Neige Orbis) ……ん?
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisをつついた。
(Heresy Arrogance) あのねあのね!こんばんわ!だねぇ!
(Kairi Arulaq) とっても肝が据わってるのねえ
(Neige Orbis) ん、こんばんはひょっとして、アンタ達噂を聞いた口か?
Kairi Arulaqは少しばかりほっとした顔をした。
(Iolite Ornedwesfv) よかった、おばけではなさそうだな。
(Heresy Arrogance) おばけじゃないねぇ!
(Kairi Arulaq) こんばんは。ええ、そう。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforを笑った。
(Neige Orbis) あはは、残念。オレは人間だよ。
(Kairi Arulaq) おばけじゃなくてよかった。ふふ!
(Neige Orbis) (/em はひらひらと手を振って見せた。
(Iolite Ornedwesfv) 噂、と言っていたな。貴方も、ここに用事が?
(Neige Orbis) 用事というかまあ、オレも似たようなもんだよ。噂聞いて見に来たとこ。まだ中までは見てないんだ
Iolite OrnedwesfvBeliasはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) そう。私も正直、話半分だったのだけどずっと夜が動いていないのね。
Kairi Arulaqは空を見上げて少し眉を潜めた。
(Neige Orbis) そ、見ての通り。張り付いてるみたいにさ
(Iolite Ornedwesfv) 妙だな……。ただそれだけ、なのが尚更妙だ。
(Kairi Arulaq) 本当に、何が起きているのか
(Neige Orbis) うーん何ともだな。村の噂はいくつか聞いてるんだけど
(Iolite Ornedwesfv) 村人などは居ないのだろうか……民家はあるが。
Iolite OrnedwesfvBeliasは考えた。
(Kairi Arulaq) 噂って?
(Heresy Arrogance) 扉、たたいてみる?
Heresy ArroganceBahamutはIolite OrnedwesfvBeliasに考えてみせた。
(Neige Orbis) 聞いた話だとな。昔、採掘の作業村だったらしいんだけど、事故があったみたいでさ。
(Neige Orbis) それ以来使われてないらしい。
(Kairi Arulaq) 事故
(Iolite Ornedwesfv) 人がいれば……ん、事故?
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに眉をひそめてみせた。
(Neige Orbis) オレが聞いたのは、それくらい。噂程度だけどね。ホントなら、廃村ってことだ
(Heresy Arrogance) あのねあのね?でもきれい、だよ?あんまりね、お家崩れてないの。
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Iolite Ornedwesfv) もしや、建物の劣化も止まっているのか……
Iolite OrnedwesfvBeliasは考えた。
(Neige Orbis) なのかな。いつ頃の話かも定かじゃないんだよね。
(Kairi Arulaq) 村じたい、とても古いのかな。本当に時間が止まっているなんてことも
Neige Orbisは考えた。
(Neige Orbis) 可能性もあるなぁ
(Iolite Ornedwesfv) 少し、民家を見てみるか?
(Neige Orbis) アンタたちが調べるつもりならオレもついていこうかな。
(Kairi Arulaq) とはいえ、調査だものね。安全そうなところを見て回りましょうか。
Heresy ArroganceBahamutはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。

≪村の周囲には、調べられそうな場所がいくつか見受けられる。≫
≪A:採掘用具と鉱石箱/B:崩落対応の資材置き場/C:救出作業の記録跡/D:洞窟の簡易見取り図≫
≪1:指揮者の持ち物跡/2:夜間待機・仮眠の跡/3:撤退準備の装備≫
≪※痕跡調査の順番は自由。分担しても、同行してもいい。≫
≪※今は、見つけたものを眺め、解釈する段階だ。判断は、もう少し先になる。≫

(Heresy Arrogance) んんおうちいっぱい
(Kairi Arulaq) 何か目につくものは
Kairi ArulaqValeforは辺りを見わたした。
(Heresy Arrogance) んん
(Neige Orbis) 口出しはしないから、判断は、任せるよ。
(Heresy Arrogance) かたっぱしから扉とんとん!
Kairi ArulaqValeforはひざまずいた。
(Kairi Arulaq) これは装備や道具類?
(Iolite Ornedwesfv) (/em は民家の横を覗き込んだ。[Aを調査します]

≪痕跡A: 採掘用具と鉱石箱≫
【使い込まれた採掘用具がまとめて置かれている。】
【刃こぼれしたツルハシ、摩耗した手袋、木箱に入れられた宝石状の鉱石。】
【箱の側面には、日付と数量を記した簡単な書き込みが残っているが、途中で途切れている。】

(Heresy Arrogance) わ!
(Iolite Ornedwesfv) 採掘をしていたというのは本当のようだな……
(Kairi Arulaq) 採掘が盛んだというのは本当みたいね。
(Neige Orbis) (/em は後ろから覗き込んだ。
(Heresy Arrogance) (/em はIolite OrnedwesfvBeliasの後ろからわ!
(Iolite Ornedwesfv) うん?どうした?
(Kairi Arulaq) ふふ。
(Heresy Arrogance) びっくりしなかったねぇ
(Neige Orbis) あはは、遊ばない遊ばない。
(Iolite Ornedwesfv) ……そういうことか。すまない、耳が良いから足音には気づいていたんだ。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisを笑った。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は箱の日付を確認している。
(Heresy Arrogance) んん?えっと採掘道具
(Iolite Ornedwesfv) 使いかけで、放ったようだな。
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Kairi Arulaq) ヴィエラ族相手にかくれんぼは難しいかもね。でも、宝石質のものをこんなところに置きっぱなしでいいのかしら
(Neige Orbis) だね、途中で途切れてる。
(Iolite Ornedwesfv) 計画的に廃村としたのならば、もう少し物は持ち出されているもの、だよな。
Iolite OrnedwesfvBeliasは考えた。
(Kairi Arulaq) アイさんの言う通り、放り出したような感じね。
(Neige Orbis) ふむ。確かにな
(Iolite Ornedwesfv) この宝石も、価値があるものだったりしたら、真っ先に運ぶだろうに……
(Kairi Arulaq) そうも言っていられなくなった、のかな。
(Neige Orbis) うーん運べなかったか、運ばなかったか
(Kairi Arulaq) (/em は首を傾げた。
(Heresy Arrogance) んーえっとトリフェーンとカイヤナイトだねぇ
(Neige Orbis) ん、わかるんだ?
(Heresy Arrogance) (/em は鉱石を手に取り首を傾げる
(Kairi Arulaq) あら、ヘレシーは目が豊かなのね!
(Heresy Arrogance) あのねあのね!ちょっとだけ!
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisを笑った。
(Kairi Arulaq) そういえば、すぐそこでちょっと気になるものがあったの。見に行ってもいい?
(Neige Orbis) ああ。いってみよ
Iolite OrnedwesfvBeliasはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisにうなずいてみせた。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。

【道具から視線を外した瞬間、金属音が遠ざかり、辺りが妙に静かになるように感じた。】

【あなたが調べた痕跡からは、この村は"洞窟内の鉱石を採掘するための作業村"であり、一定期間、人員が滞在して作業を行っていたことがわかる。】

(Kairi Arulaq) ここなんだけど。(3を調べます)

≪痕跡3:撤退準備の装備≫
【携行食やまとめられた荷が、そのまま残されている。】
【使われた形跡はなく、持ち出されなかったまま放置されている。】
【準備だけが整えられていた。】

(Neige Orbis) 荷物?中身は
(Heresy Arrogance) なんかはいってるかなぁ?
(Iolite Ornedwesfv) (/em の肩のタイニークロウが、荷物の蓋を嘴でちょいちょいとつついて蓋をあけた。
(Iolite Ornedwesfv) こらこら。……なんだ、食べ物の匂いでもしたのか?
(Kairi Arulaq) 携帯食みたいね。こっちは雨除けの布
Kairi Arulaqは荷物を覗き込んだ。
(Heresy Arrogance) でも
(Heresy Arrogance) おきっぱなし
(Iolite Ornedwesfv) (/em はタイニークロウを手元に呼び戻しつつ、首を傾げた。
(Heresy Arrogance) わすれもの?
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Kairi Arulaq) 放り出そうとして、その前に消えてしまったみたい
(Neige Orbis) だね。準備しただけ、というか
Neige Orbisは考えた。
(Iolite Ornedwesfv) こんな準備万端なのに、これを置いてどこかに……と考えると、不自然だな。
(Kairi Arulaq) そうね。大慌てで荷物まで忘れちゃった、なんて話でもなさそう。
(Kairi Arulaq) (/em は少し顔を曇らせている。
(Neige Orbis) ……ふむ。これだけだと、何とも言えないよな。
(Kairi Arulaq) そういえば、ヘレシーはさっき向こうの方まで見に行っていたよね。何か気になるものはあった?
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Heresy Arrogance) んん?
(Heresy Arrogance) あのねあのね?

【背を向けたとき、気配だけが追ってくるような気がした。】

【あなたが調べた痕跡から、洞窟内から明確な生存反応は確認されず、朝を迎えれば撤退する前提で準備が進められていたことがわかる。】

(Kairi Arulaq)
(Neige Orbis) ……ん?
(Kairi Arulaq) (/em はふと違和感を感じたが、走っていくヘレシーをすぐに目で追った。
(Heresy Arrogance) こっちー!
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) はいはい、今いくよ
(Heresy Arrogance) ここ!

≪痕跡1:指揮者の持ち物跡≫
【書類袋や携行用の鞄が残されている。】
【中身は抜き取られており、必要な物だけを持ち出した跡がある。】
【誰かが判断を担っていたことは明らかだ。】
【袋の内側に、折り畳まれて消えかけた文字の跡が残っている。まとめられた一覧のようにも見える。】

(Iolite Ornedwesfv) これも置き忘れか?……中が減っているが……
(Kairi Arulaq) こっちは持っていく余裕があったのかな。
(Heresy Arrogance) あのねあのね?これなにかなーっておもったの
(Neige Orbis) ふむ。入ってたのは書類とかかな。この感じだと。
(Heresy Arrogance) (/em は携行用の鞄と書類袋を持ち上げ、三人に差し出す
(Kairi Arulaq) ふふ、ヘレシーは目がいいのね。書類何を記録してあったのかしら。
(Heresy Arrogance) 中、なんかはいってるかなぁ
(Iolite Ornedwesfv) 宝石や食べ物よりも優先して、持っていくべき書類があったのだな……
(Heresy Arrogance) (/em は鞄と袋をひっくり返しゆさゆさ
(Kairi Arulaq) お金や食べ物より優先されていたってことよね。ずいぶん大事そう。
(Heresy Arrogance) なんにもはいってない!
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに苦笑いしてみせた。
Iolite OrnedwesfvBeliasは考えた。
(Neige Orbis) 書類かぁ気にはなるな
(Heresy Arrogance) ちかくにおっこちてないかなぁ
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisに考えてみせた。
(Kairi Arulaq) この家の周辺、少し探してみる?
(Neige Orbis) うん、それがいいかもな。
(Iolite Ornedwesfv) そうしてみよう。
(Kairi Arulaq) もしかしたら、ヘレシーの言う通り何かあるかも。
(Heresy Arrogance) (/em は鞄と袋をもとの場所に戻す
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。

【そこから目を離した瞬間、空気がきっちりと閉じる気配がした。】

【あなたが調べた痕跡からは、指揮を執っていた人物が、行方不明者を取りまとめる役割を担っており、何らかの記録を携えて移動していたことがわかる。】
【その記録には、名を扱うための下書きが含まれていた可能性が高い。】

(Heresy Arrogance)
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Kairi Arulaq) 変な感じ。気のせいかな
(Neige Orbis) 変な感覚、続いてるな。気のせいっていうのは
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) このあたり、何かないかな。
Heresy ArroganceBahamutは考えた。

≪痕跡D: 洞窟の簡易見取り図≫
【洞窟内部を描いた手書きの図が残されている。】
【奥まった地点に印が付けられ、複数の書き込みが重ねられている。】
【何度も見返された跡があり、線は擦れている。】
【印のそばに、消しかけの短い文字が残っている。それは、位置と結びつけられた、人の名前のようにも見える。】

Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Kairi Arulaq) (/em はもそもそとしゃがんで一枚の図を引っ張り出した。
(Neige Orbis) ん、それは?
(Kairi Arulaq) っと。
(Neige Orbis) (/em は図を覗き込んだ。
(Iolite Ornedwesfv) 何か見つけたのか。
(Heresy Arrogance) なぁに?
(Kairi Arulaq) (/em は図の土を払って見せた。
(Kairi Arulaq) 地図かな?分かる?
Kairi Arulaqは図を差し出した。
(Neige Orbis) ふむ……
(Heresy Arrogance) んん
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Iolite Ornedwesfv) この形だと……洞窟のようだな
(Neige Orbis) (/em は図上の曲線を指でなぞって考える。
(Neige Orbis) うん、オレもそう見える。
(Iolite Ornedwesfv) 固い地盤や岩を避けて掘っていくと、こんな形の空間になるからな……。奥の点はなんだろうか。
(Kairi Arulaq) アイさん、詳しいのね。宝の地図、というわけではなさそうだけど
(Neige Orbis) ……採掘、洞窟……事故の噂
(Neige Orbis) (/em は情報を指折り数えてみている。
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Kairi Arulaq) これ、なんて書いてあるのかな。
Iolite OrnedwesfvBeliasはNeige Orbisに考えてみせた。
(Kairi Arulaq) (/em は印のそばの字に目を細めている。
(Heresy Arrogance) (/em は鞄と袋を回収する
(Iolite Ornedwesfv) 文字の分け方だと、人名に見えるな
(Heresy Arrogance) いれる?
(Neige Orbis) うん、確かに
(Kairi Arulaq) あら、それ、持ってきてくれたの?
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Neige Orbis) ああ、ありがと。気が利くな
(Kairi Arulaq) 助かるわ。それじゃこれ、預けるね。
(Kairi Arulaq) (/em は図を渡した。
(Heresy Arrogance) (/em は褒められてふふん!とする
(Heresy Arrogance) はぁい!
(Kairi Arulaq) うーん、洞窟の中に、人の名前の印
(Heresy Arrogance) (/em は地図を受け取り書類袋に入れ、更にそれを鞄にしまう
(Iolite Ornedwesfv) 事故、と考えると、あまりよくない発想にいきそうになるな。
(Kairi Arulaq) ここで待つ、ってことか、そうでなければ
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) 可能性は、いくつか考えられるけど……うん
(Neige Orbis) 断定はできないけど覚えとこう。
(Kairi Arulaq) あまり悪い方には考えたくないけれど、そうね。もう少し探してみましょうか。
(Neige Orbis) ん。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな……

【視線を逸らすと、呼びかけが届かなかった距離だけが残り続けた。】

【あなたが調べた痕跡から、落盤により複数名が同時に下敷きとなり、全員を一度に救出することは困難な状況だったことがわかる。】

(Kairi Arulaq) ここからだと次はそっちかな?
(Neige Orbis) うん、向こうにもう一軒
(Kairi Arulaq) (/em はアイオライトに続いた。

≪痕跡2:夜間待機・仮眠の跡≫
【毛布や簡易寝具が、無造作にまとめられている。】
【長時間使われた形跡があり、人数ははっきりしない。】
【ここで夜を越えようとしていたことだけが伝わってくる。】
【毛布の端に、握りしめられた跡のような皺が残っている。】

(Iolite Ornedwesfv) 毛布だな。こちらは実際に使って、そのままのように見える。
(Neige Orbis) (/em は屋内を覗き込む。
(Kairi Arulaq) 野営をしていたひとたちもいたのかな。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな、どれだけの規模の人数かは分からないが……
(Neige Orbis) この村の大きさだと規模は大きくなさそうに思う。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は毛布の端に寄った皺に目を留め、少しだけ目蓋を伏せた。
(Iolite Ornedwesfv) ……安眠は出来なかったようだ。
(Neige Orbis) ……うん。
(Kairi Arulaq) そうみたいね子ども達もいたのかな。
(Iolite Ornedwesfv) 無事にどこかに避難できていればいいな……
(Kairi Arulaq) (/em はしゃがんで、手前にはみ出している毛布の端を少し整えた。

【一歩離れた瞬間、誰もいないはずの温もりが遅れて消えていった。】

【あなたが調べた痕跡から、事故後、夜間の捜索や待機のために、複数人がこの周辺で仮眠を取っていたことがわかる。】

(Iolite Ornedwesfv) ……先ほどから、何だろうな。
(Neige Orbis) 。見られてる、ように感じる
(Neige Orbis) (/em は動かない空を見上げた。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな。確実に気配がある訳ではないのに
(Kairi Arulaq) 欠片や残滓、のような不思議な感覚ね。
(Neige Orbis) 敵意ではないと思うけど
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Iolite Ornedwesfv) 人が通った後の、草が踏まれた跡だけが残る感じというか……
(Kairi Arulaq) ヘレシー、何か見つかった?
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
(Heresy Arrogance) (/em はマイペースにその辺の草を掻き分けながら何かないか探している
(Heresy Arrogance) んーない!
(Kairi Arulaq) ないかぁ。
(Neige Orbis) そっかありがとな、頑張ってくれて
(Heresy Arrogance) ない!
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
Neige OrbisはHeresy ArroganceBahamutに微笑んでみせた。
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに微笑んでみせた。
(Iolite Ornedwesfv) ヘレシーは周りを見るのが得意なんだな……
(Neige Orbis) 危ないから、あんまり遠くの方にはいかないようにな~
(Neige Orbis) (/em は軽く手を振って声をかけた。
(Heresy Arrogance) はぁい!
(Kairi Arulaq) 行動範囲が広いから、探し物が上手そうね。あそこ、何かしら。
(Neige Orbis) ん、どれどれ
(Kairi Arulaq) (/em は家屋の隅を見た。

≪痕跡B: 崩落対応の資材置き場≫
【支え棒や丸太が、使われた形跡のまま積まれている。】
【一部は折れ、表面には石粉が付着している。】
【急いで組まれた補強だったことが、一目で分かる状態だ。】

(Kairi Arulaq) 坑道の補強に使う資材、かな?
(Kairi Arulaq) ずいぶん急拵えだったみたいだけど
(Iolite Ornedwesfv) ……その様だな。しかも、現場で使ったようだ。
(Neige Orbis) うん、折れてるみたいだし
Neige Orbisは考えた。
(Kairi Arulaq) (/em は丸太の表面をそっと指でなぞった。白い石粉がつく。
(Heresy Arrogance) あのね、ここ、石粉あるよ!
(Kairi Arulaq) 本当ね。この白いの、なんだろうと思ってた。
(Heresy Arrogance) 折れてるの、あぶないねぇ石、たえられなかったのかなぁ
Heresy ArroganceBahamutは考えた。
(Iolite Ornedwesfv) ……安全に採掘が出来ているなら、こんな急に足場は必要にはならないだろう
(Iolite Ornedwesfv) もっと崩れにくい、頑強なものを長く使えたはずだから……
(Kairi Arulaq) 安全性も無視して、とにかく急いで組まなきゃいけなかった、ってこと?
(Heresy Arrogance) いそげーってしたの?
(Neige Orbis) ……うん。これだけ見ると、突貫工事には見えるけど
(Iolite Ornedwesfv) (/em は折れた丸太を指でなぞった。まだささくれが残り、生々しい。
(Neige Orbis) 急ぐ理由があったのかな
(Kairi Arulaq) 坑道が崩落したのなら、閉じ込められた人たちを助けるための資材だったのかも。
(Kairi Arulaq) 折れて、しまっているけれど
(Neige Orbis) ……うんその発想が、自然に思う。
(Iolite Ornedwesfv) そうかもしれないな。退路が崩れないように使った、とか。
(Heresy Arrogance) でも、それで折れちゃってる
(Iolite Ornedwesfv) ……。いけないな、良くない方にばかり考えてしまう。
Iolite OrnedwesfvBeliasは首を横に振った。
(Kairi Arulaq) そうね。近くに、もっと状況が分かりそうなものがないかな?
(Neige Orbis) ……。うん、他も見てみるか?
(Heresy Arrogance) もっとさがす!
(Kairi Arulaq) (/em は少し眉を下げて微笑んだ。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな、救助した人の痕跡があるかもしれない。

【視線を離すと、空気が張りつめ、動かない重さが残った。】

【あなたが調べた痕跡からは、洞窟内で落盤事故が発生し、応急的な補強や対応が試みられていたことがわかる。】

(Kairi Arulaq) ヘレシーの足、頼りになるわね。ふふ
Neige Orbisは辺りを見わたした。
(Heresy Arrogance) ん
(Kairi Arulaq) どうかした?
(Neige Orbis) お、何かあった?
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforに手を振った。
(Heresy Arrogance) こっち!
(Kairi Arulaq) これは

≪痕跡C: 救出作業の記録跡≫
【木板や布切れに、短い書き込みが残されている。】
【日付と簡単な状況報告だけが並び、文字は日を追うごとに荒れている。】
【行間には、"いくつかの名前"が、抜けなく並べられた形跡がある。】
【最後の行は、途中で書き止められている。】

(Heresy Arrogance) これ、なにかなぁ
(Kairi Arulaq) すごいわヘレシー。これ、アイさんも言っていた救出作業の記録じゃない?
Iolite OrnedwesfvBeliasはHeresy ArroganceBahamutにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) 日付と書き込みうん、内容から見ても
(Neige Orbis) (/em は木板を日付の順に並べ替えてみている。
(Kairi Arulaq) (/em は少し晴れた顔で記録を覗き込み─少し眉を寄せた。
(Iolite Ornedwesfv) 作業の日付と、進捗……だな
(Heresy Arrogance) おなまえ、いっぱい
(Kairi Arulaq) やっぱり坑道の崩落で閉じ込められてしまった人がいたのね。何人、助けられたのかな。
(Kairi Arulaq) (/em は並べられていく板を見下ろした。
(Iolite Ornedwesfv) ……日が経つごとに、気が気ではなかっただろうな。
(Kairi Arulaq) そうね。家族を持つ人もいたでしょうし。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は先ほどの毛布の皺を思いだし、耳を少し下げた。
(Heresy Arrogance) まつのもね、探すのもね、かなしいんだよ。
(Neige Orbis) 。うん。
(Kairi Arulaq) 最後の記録……途中で終わってしまっている。
(Heresy Arrogance) やめちゃった
(Kairi Arulaq) 待つのを諦めてしまったのかしら・
(Neige Orbis) ………
(Neige Orbis) (/em は考えるように目を伏せた。
(Heresy Arrogance) つかれちゃったのかなぁ
(Neige Orbis) わからない、けど
(Kairi Arulaq) そうね。待って、待って、待ち続けてとうとう疲れてしまった、のかな。
(Heresy Arrogance) (/em は並べられた名前にそっと触れる
(Heresy Arrogance) あのね、あのね?これ、もっていってもいい?
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Neige Orbis) ん。大丈夫だとは思うけどどうかした?
(Heresy Arrogance) んんあのね、おなまえ、つれってってあげたいなって。
(Kairi Arulaq) (/em は淡く微笑んだ。
(Neige Orbis) そっか。うん、いいんじゃないかな
(Iolite Ornedwesfv) そうだな。ここに置いたままでは、忘れられてしまうだけだろう。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisにうなずいてみせた。

【目を離した瞬間、息を詰めたような感覚が胸に残るようだ。】

【あなたが調べた痕跡からは、事故後、"戻らなかった者の名をすべてまとめるための一覧"が用意されていたことがわかる。】
【その一覧が作られるまで、救出作業は複数日にわたって続けられ、日を追うごとに進行が困難になっていったようだ。】

(Kairi Arulaq) いい考えね。そのひとたちも、一緒に行きましょうか。
Neige Orbisは辺りを見わたした。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は改めて固まった空を見た。
(Neige Orbis) 調べられそうなとこはこれくらいか?
(Kairi Arulaq) ここまでだと、とても悲しい事故の痕跡ね。でも、そんなことがあった村が、どうして今こうなっているのか
(Heresy Arrogance) (/em はひとつひとつ拾い上げ、鞄に入れる
Neige Orbisは考えた。
(Iolite Ornedwesfv) もし、俺だったら。……多分こう祈ったかもしれないな。
(Iolite Ornedwesfv) 「時間よ、止まってくれ」と。

【痕跡を並べると、いくつかの事実は浮かび上がる。】
【事故が起き、救出が続き、名は集められていた。】
【しかし、その名をどう扱うかだけが、決められていない。】

(Kairi Arulaq) もし、時間が止まっていて、
(Neige Orbis) ……。時間を止めたい、か。それは、何故?
(Kairi Arulaq) そうすれば、まだ生きていると思えるから
(Iolite Ornedwesfv) 日を追うごとに、犠牲者が増えていく、と考えるとな。
(Neige Orbis) ……そうか。うん、そうだな。
(Heresy Arrogance)
(Kairi Arulaq) とても悲しい形をしているけれど、とても強い希望の願いね。
(Kairi Arulaq) (/em は悼むような目で集められた名の袋を見た。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は深く考えこんでいる。
(Heresy Arrogance)
Neige Orbisは考えた。
(Kairi Arulaq) 強すぎる願いが、夜をここに貼り付けてしまったのかしら
(Neige Orbis) ……。向こうにさ、道が続いてるけど洞窟とかがあるとしたら、あっちじゃない?
(Neige Orbis) (/em は奥の道を指差した。
Iolite OrnedwesfvBeliasはNeige Orbisに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Kairi Arulaq) (/em は空を見上げ、差された道を見た。

【村に残された痕跡をひと通り見終えた頃、夜の重さが、はっきりと形を持ち始める。】
【村の奥、ぽつりと離れた一軒の家。】
【そして、さらにその先――闇を抱え込む洞窟。】
【どちらも、この夜と無関係ではなさそうだ。】
【夜はまだ、決められていない。】

(Iolite Ornedwesfv) ……行ってみるか?
(Kairi Arulaq) 調査、だものね。行ってみましょうか。
Heresy ArroganceBahamutはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) ん、了解。行こ
(Heresy Arrogance) (/em はズルッっと足が滑った
(Kairi Arulaq)
(Neige Orbis) お、っと
(Heresy Arrogance) おわ
(Iolite Ornedwesfv) あっ
(Kairi Arulaq) だ、大丈夫?
(Heresy Arrogance) むぅ
(Neige Orbis) (/em は少し小走りで駆け寄り、手を差し伸べた。
(Heresy Arrogance) だいじょーぶ!
(Neige Orbis) 怪我してない?
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに微笑んでみせた。
(Heresy Arrogance) あのねあのね!だいじょうぶ!してないよ!
(Kairi Arulaq) 坂が多いから、私も気を付けないと。
(Iolite Ornedwesfv) 良かった。……そうだな。それに、先ほどより暗くなった気もする。
(Neige Orbis) ならよかった気を付けてな
(Heresy Arrogance) (/em はNeige Orbisの手をつかんで立ち上がる
(Kairi Arulaq) (/em はあたりを見回した。
(Neige Orbis) うん、大分、夜が重い感じだ。
(Heresy Arrogance) ふふー、はぁい!
Neige OrbisはHeresy ArroganceBahamutに微笑んでみせた。
(Kairi Arulaq) 闇が濃いわね足元、気を付けて。
(Kairi Arulaq) ふふ、ヘレシーったら。
(Kairi Arulaq) この道、あの村の人たちも通ったのかな。何度も
(Iolite Ornedwesfv) ……かもしれないな。石をどけて、足場を運んで。
(Kairi Arulaq) 遠くはないけれど、近いわけでもないわ。さぞ、大変だったでしょうに。

【森の奥、夜のままの道を進む。足音は響くが、時間の手応えが伴わない。】
【火を灯しても、燃えているのか、留まっているのか、判然としない。】
【夜は続いているようにも、止まっているようにも見える。】

(Neige Orbis) うん。この道を鉱石持って運ぶのは、大変そうだ。
(Kairi Arulaq) 小屋が
(Neige Orbis) 見えてきたな。向こうに小屋と少し先に洞窟か。
(Neige Orbis) どっちも、無関係ではなさそうだけどどうする?
(Kairi Arulaq) 向こうに、橋もあるみたい。私は、行ってみようと思う。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな。救出の拠点になっていたかもしれない。
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに真剣な表情をしてみせた。
(Neige Orbis) ん。じゃ、行ってみよう。小屋から?
Iolite OrnedwesfvBeliasはうなずいた。
(Kairi Arulaq) そうね。近い方から。
(Kairi Arulaq) 丈夫な橋ね。腕のいい人たちだったんだろうな。
(Iolite Ornedwesfv) 残っていた道具も、使い込まれていたものな……
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。

【夜の重さが、はっきりとこの場所に集まっている。】
【調査で見た痕跡が、空気として思い出されるだろう。】

(Iolite Ornedwesfv) (/em は小屋の奥をじっと見つめた。
(Kairi Arulaq) (/em はあたりを見回した。
(Neige Orbis) (/em は軽く戸を開く。

【室内は、使われる準備だけが整えられたまま、静まり返っている。】
【紙片や道具は残されているが、誰かが触れた気配は途中で途切れている。】
【この場所には、終わらせきれなかった夜の名残だけが残っている。】

【ここは、名を"残す"ための場所だったのかもしれない。】

(Kairi Arulaq) (/em はNeige Orbisの肩越しにそっと中を覗いた。
(Neige Orbis) 中は整ってるな。
(Kairi Arulaq) 寝台も綺麗にしてあるわ。使っていなかったのかしら
(Neige Orbis) (/em は机の上に視線を落とした。
(Iolite Ornedwesfv) 記録も取っていた……いや、取ろうとしていた、か?
(Iolite Ornedwesfv) (/em は一式残った筆記具を見た。
(Kairi Arulaq) 使いかけ、というより使おうとして、終わってしまった感じね。
(Neige Orbis) 書類。名簿かな。
(Heresy Arrogance) (/em は名簿を覗き込む
(Iolite Ornedwesfv) ……これに名を書いていくことを考えると、気が重くなるどころの話ではない、な。
(Kairi Arulaq) さっき、ヘレシーが拾ったひとたちの名前は、ここに
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforに何かに気づいた表情をしてみせた。
(Neige Orbis) 書かれるはずだった名前、かもしれないな。
(Heresy Arrogance) (/em は先程拾った紙や布を鞄から取りだし机に並べる
(Heresy Arrogance) おなまえ、あるかなぁ
(Neige Orbis) こっちの名簿にはまだ何も書かれてない。
(Iolite Ornedwesfv) (/em はインク瓶を手にとって揺らしてみた。放置されていた筈なのに、中ではインクが揺れている。
(Kairi Arulaq) アイさんの言う通り、救出の拠点になるはずだったのかな。
(Iolite Ornedwesfv) そうかもな。もしかしたら、最初は……助けられた人の名前を書くつもりで、広げたのかもしれない……
(Iolite Ornedwesfv) (/em は白紙を見下ろした。
(Kairi Arulaq) (/em は白紙の名簿にそっと触れた。余白が茫洋とした印象を漂わせている。
(Heresy Arrogance) おなまえ、書いたらいいのかな?
Heresy ArroganceBahamutは疑問を抱いた。
(Kairi Arulaq) ヘレシーが連れてきたひとたちの名前が書いてあれば、よかったのにね
(Neige Orbis) 書くことも、ひとつの手、かもしれないな。
(Iolite Ornedwesfv) 道具はまだ使えそうだ。
(Neige Orbis) でも、オレが思うに……
(Heresy Arrogance) (/em はスススと机から離れる。あんまり字綺麗じゃないから書くのはイヤ
(Neige Orbis) ……ここに名を記す、ということは、判断を確定させることでもあると思う。
(Iolite Ornedwesfv) ……そうだな。
(Kairi Arulaq) 今は、無理に針を動かさないほうがいいのかもね。
(Neige Orbis) 書いてみる、というのも手だし。洞窟を見に行く、というのも手だ。
(Iolite Ornedwesfv) ……洞窟を見てから、また考えるか?
(Kairi Arulaq) アイさんに賛成。書くとしても、それからだって遅くないと思うの。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) それまで、ヘレシーが大切に持っていてくれるものね。
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに笑顔をみせた。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforに柔和に微笑んでみせた。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Heresy Arrogance) (/em は紙と布を再び鞄にしまいこむ
(Neige Orbis) ん。じゃあ、向こう、行ってみるか
(Heresy Arrogance) ちゃんとね、だいじにもってるよ。いっしょに行こうねぇ
(Heresy Arrogance) はぁい!
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) そうね。それじゃあ、いったん洞窟の方に行ってみましょうか。
Neige OrbisはHeresy ArroganceBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Iolite Ornedwesfv) また別の出来ることがあるかもしれないな。
Kairi ArulaqValeforはIolite OrnedwesfvBeliasにうなずいてみせた。
(Iolite Ornedwesfv) しかし、カイリは強いな
(Kairi Arulaq) 強い?
(Iolite Ornedwesfv) そのままにしておく、ということは、心が強くなければできないんだ
(Kairi Arulaq) (/em はちょっと眉を下げて微笑んだ。

【暗闇は沈黙している。】
【呼びかけを拒んでいるようにも、待っているようにも見える。】
【この奥にあるものは、まだ、誰の手も届いていない。】

【この場所には、"呼ばれるはずだった名"だけが、静かに残されている。】

(Neige Orbis) ……。奥には行けそうにないな。
(Iolite Ornedwesfv) もう通れなくなっている、か……
(Heresy Arrogance)
(Kairi Arulaq) あの時から、ずっとそのままに
(Neige Orbis) ………
(Heresy Arrogance) ちょっとでも、どけられない?
Neige Orbisは考えた。
(Heresy Arrogance) 石のね、1個でも2個でも。
(Neige Orbis) オレたちだけじゃ、難しそうには思うけど
(Neige Orbis) 怪我、するなよ
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) そのままにしておかない、というのも、また強さよね。
(Heresy Arrogance) (/em は入り口を
Iolite OrnedwesfvBeliasはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Heresy Arrogance) (/em は入り口を塞ぐ石を小さくて持ち上げられる物だけどけていく

【岩の表面に触れると、ひやりとした冷たさが掌に残る。】
【崩れた石は重く、動かせるものも確かにある。】
【小さな石がひとつ、乾いた音を立てて転がった。】
【だが、その奥に積み重なった暗闇の厚みは、ほとんど変わらない。】
【崩落は、思っていたよりも深く、遠くまで続いているようだ。】

(Kairi Arulaq) 私は、時が止まるほどの願いを無下にはできないのだけど、
(Kairi Arulaq) 名前を呼ばれないことの方が、少し寂しいかな。
(Kairi Arulaq) (/em はヘレシーに倣って、小さな石をひとつ、手に取った。
(Iolite Ornedwesfv) ……そうか。そうだな。
(Neige Orbis) ……
(Iolite Ornedwesfv) (/em は手近な、もう少し大きい石を一つ手に取り、退けるように横に放った。
(Iolite Ornedwesfv) 助けを、きっと中で待っていただろうにな……
(Neige Orbis) (/em は考えるように目を伏せた。
(Kairi Arulaq) そうね私たちだけでは触れられない時間かもしれないけれど、
(Kairi Arulaq) この石ひとつだけでも、星が進めばいいなと思う。
(Heresy Arrogance) つめたいねぇさむいねぇかえりたいねぇ……
(Heresy Arrogance) (/em はある程度
(Neige Orbis) ……この深さで呼びかけが届くかは、わからない。
(Neige Orbis) でも、どう扱っても、多分この夜は……拒まない気がする。
(Heresy Arrogance) (/em はある程度小さな石を取り除くと、頭に着けている花を外して地面に置く
(Kairi Arulaq) (/em は置かれた小さな花に微笑んだ。
Neige Orbisは考えた。
(Neige Orbis) 記せば、確定する。それは、もしかしたら、夜の外で待つ者に届けられるものにもなる。
(Neige Orbis) 呼べば夜に取り残された彼らに、道を示すことができるかもしれない。
(Iolite Ornedwesfv) そうだな、……崩れて、時間が経ってしまっている訳ではない。止まっているのだろうから。
(Kairi Arulaq) あのね。これは私の気持ちだから、提案じゃないのだけど。
(Neige Orbis) どちらも間違いじゃないし、必ずしも選ぶ必要があるとも思わない。
(Neige Orbis) うん?
(Kairi Arulaq) 一声ぶんの穴だとしても、私は呼びたい。行きたいところができたなら、そこへ行ける風が吹くように。
(Kairi Arulaq) (/em は洞窟の奥を見晴るかすような目をした。
(Neige Orbis) ……そっか。うん。
(Neige Orbis) 二人は、どう考える?
(Kairi Arulaq) 記すことも、眠りを続けてもらうこともきっと間違ってはいないのよね。
Neige OrbisはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) 二人がどう思うかも、聞きたいな。
(Heresy Arrogance) わかんない
Neige OrbisはHeresy ArroganceBahamutに柔和に微笑んでみせた。
(Iolite Ornedwesfv) 難しくなってしまったか。無理もないな
(Neige Orbis) 答えが出ないのもさ、自然なことだと思う。
(Neige Orbis) だって、だからこの夜は、動けないんだろうから。
(Heresy Arrogance) 草原にはね、しんでもね、おんなじたましいでうまれる部族がいるよ。でもね、あのね、きっとそうじゃないから
(Heresy Arrogance) むずかしいねぇ
(Kairi Arulaq) ドタールの輪廻ね。ヘレシーは石をどけた。1つでも2つでも。それは、そうね、私は好きよ。
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに柔和に微笑んでみせた。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Iolite Ornedwesfv) どうあってもはね除けられないのであれば、俺は、祈っていきたい。
(Kairi Arulaq) 彼らの、安息を?
(Iolite Ornedwesfv) この夜の重さを、彼らがいつか、乗り越えられるように、と。
(Kairi Arulaq) (/em は目を瞬かせ、ふわりと笑った。
(Iolite Ornedwesfv) それだけの強さを、いつか得て、選べるようにな。
(Neige Orbis) 選べるように、か。
(Iolite Ornedwesfv) ああ、……その日が来るのを信じたい。
(Kairi Arulaq) それなら、私はいつか彼らが選んだとき、外へ一筋、風が動くように
(Kairi Arulaq) そう、願おうかな。
(Heresy Arrogance) (/em は名前の入った鞄を地面にそっと置く
(Neige Orbis) ……それは
(Neige Orbis) 置いてくの?
(Heresy Arrogance)
(Heresy Arrogance) あのね、もしも、いつかうごきだしたならね?
(Kairi Arulaq) うん。
(Heresy Arrogance) ずっと、あなたたち、探してるだれかがいるんだよって。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisに柔和に微笑んでみせた。
(Neige Orbis) ……うん。
(Iolite Ornedwesfv) 皆ここにいる訳だしな……
(Neige Orbis) そっか。きっとそれが、星明りになるかもな。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisに柔和に微笑んでみせた。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は息を長く深く吸い込むと、目を閉じ、胸の前で小さく印を切った。深く、祈りを捧げる。

【置かれた鞄は、誰の手にも取られないまま、静かにそこに残る。】
【だが、この夜だけは、それを見失わないように受け止めている気配があった。】
【選ばれなかったことではなく、託されたことだけが、この場に残っている。】

(Kairi Arulaq) 山脈の月、狐の穴、鳥の枝。いつか、星を辿っていけますように。
Kairi ArulaqValeforは祈った。
(Heresy Arrogance) いつか、アジムとナーマがほほえみますように。
Heresy ArroganceBahamutは黙祷を捧げた。
(Iolite Ornedwesfv) ……その為の光が差すように。
(Iolite Ornedwesfv) (/em はまた印を結び、目を開けた。)
(Neige Orbis) ……夜道を無理に歩き出す必要は、ないんだろう。
(Kairi Arulaq) (/em の項を風が一条抜ける。洞窟の中からか、そうでないかは定かでないが、微笑んでそれを受ける。
(Heresy Arrogance) 夜目がね、利かないところんじゃうんだよ!
(Neige Orbis) うん、もっともな話だ。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisを笑った。
(Kairi Arulaq) ふふ、足元には気を付けないとね。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) 名前、足元に置いてあるから、きっと大丈夫よ。
(Neige Orbis) 休んで、まわりをみて、道標を探して自分のはやさで、歩けばいい。
(Iolite Ornedwesfv) 睡眠は大事だとよく言うからな。……少し違うかもしれないが。
(Iolite Ornedwesfv) (/em は僅かに微笑んだ。
(Neige Orbis) いつか歩きたくなったら、一緒に歩いてくれるものは、きっとある。
Neige OrbisはIolite OrnedwesfvBeliasに柔和に微笑んでみせた。
Iolite OrnedwesfvBeliasはNeige Orbisにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) 今夜じゃなくたって、いいわよね。
(Kairi Arulaq) 星はずっと空にあるんだもの。
(Neige Orbis) うん。急がなくてもさ、夜は、待つのは得意だから。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに笑顔をみせた。
(Kairi Arulaq) さて、と。報告、どうしようかな。
Heresy ArroganceBahamutはNeige Orbisに柔和に微笑んでみせた。
Kairi Arulaqはちょっぴり困ったような顔で三人を見た。
(Iolite Ornedwesfv) 俺に噂を聞かせてくれた御仁にも、なんと説明するべきか……
(Heresy Arrogance) あのねあのね!わたし、待ってるだけって書くんだよ!
Neige Orbisは考えた。
Iolite Ornedwesfvはぴよぴよと頭上に汗を飛ばした。
(Kairi Arulaq) 待ってるだけ?
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Neige Orbis) そうか、調査といっても、解決依頼、ってわけでもないんだろ?
(Heresy Arrogance) 夜はね、うごくの、待ってるだけなんだよ!
(Iolite Ornedwesfv) 静かな村があった、とだけ伝えておくか……
(Kairi Arulaq) (/em は数度目を瞬かせ、笑顔になった。
(Neige Orbis) まあそうだな。感じたように、書いてもいいと思うよ。オレはね。
(Kairi Arulaq) 夜は動かず、しかして永遠にはあらず、ってとこかしら。いいわね、それ。
(Neige Orbis) 夜の形は多分、人それぞれ、見え方も違うんだろうから。
(Heresy Arrogance) みんながね、ナーマのこと、ナーマのやさしい明かり、待ってるだけなんだよって書くの!
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) ヘレシーはいい詩人でもあるのね。私もちょっと、考えてみようっと。
Kairi ArulaqValeforはうなずいた。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforを笑った。
(Iolite Ornedwesfv) 草原の思想は慈悲深いんだな……
Heresy ArroganceBahamutはIolite OrnedwesfvBeliasに柔和に微笑んでみせた。
(Kairi Arulaq) ところにより、ね。ふふ
(Neige Orbis) いいな、それ。オレは結構好きだな。
(Heresy Arrogance) ところにより、だよ!
(Iolite Ornedwesfv) ところにより。
(Kairi Arulaq) ねっ。
Kairi ArulaqValeforはHeresy ArroganceBahamutに笑顔をみせた。
(Heresy Arrogance) (/em はまねっこ
(Heresy Arrogance) ねー!
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforを笑った。
(Iolite Ornedwesfv) それなら、これで戻るか。村に閉じ込められるようなこともあるまいし。
(Kairi Arulaq) そうね。あとは夜空の星に頼んでおきましょうか。
(Heresy Arrogance) はぁーい!
(Neige Orbis) ん。外は何時なんだろうなぁ、今。
Heresy ArroganceBahamutはKairi ArulaqValeforにうなずいてみせた。
(Kairi Arulaq) (/em は夜空を見上げる。不思議と、当初にあった妙な気分ではない。
(Neige Orbis) また会ったらさ、報告書、何て書いたか教えてよ。
(Iolite Ornedwesfv) ……妙な感じだよな。随分色々やった気がするが、ついさっき皆と出会ったような感覚だ……
Iolite OrnedwesfvBeliasはタイニークロウに手まねきした。
Heresy ArroganceBahamutはハンティング・ホークに手まねきした。
Heresy ArroganceBahamutはタイニークロウをなでた。
(Kairi Arulaq) ええ、それぞれの夜の形、どう書かれるのか気になるしね。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに柔和に微笑んでみせた。
(Iolite Ornedwesfv) (/em のタイニークロウは羽繕いをしている。
(Kairi Arulaq) でも、御伽噺みたいにに、何年も経っていたらどうしようかな。
(Heresy Arrogance) はわ
(Iolite Ornedwesfv) ……ひんがしにあったな。箱を開ける話。
(Neige Orbis) あはは、そうなったら大変だ。
(Neige Orbis) 仕事クビになってるかも。
(Heresy Arrogance) おばあちゃんになっちゃう
(Neige Orbis) (/em は少しおどけたように笑った。
(Iolite Ornedwesfv) 切実過ぎるな……
Heresy ArroganceBahamutはIolite OrnedwesfvBeliasに慌ててみせた。
(Kairi Arulaq) 頑張って探さなきゃね!違うの、仕事じゃないのよ。星をね。うん。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに慌ててみせた。
(Neige Orbis) あはは、大丈夫、わかってる。
Neige OrbisはKairi ArulaqValeforにウィンクしてみせた。
Kairi ArulaqValeforはNeige Orbisに苦笑いしてみせた。
(Neige Orbis) さ、ホントに何年も経つ前に、帰ろっか。
(Heresy Arrogance) はぁい!
Iolite OrnedwesfvBeliasはうなずいた。
(Kairi Arulaq) そうね。

【夜は、まだ続いている。】
【だがそれは、止められた夜ではなく、待つことを選ばれた夜だ。】
【星は動かず、月も沈まない。】
【それでも、この場所は、次の一歩を拒んではいない。】
【名はここに置かれ、夜は静かに見送っている。】

(Kairi Arulaq) (/em は最後に一度だけ、振り返る。ちょっと笑って、また踵を返す。


名は委ねられ、夜は巡りへ戻された。 Ending D:預託