ウサギ
2026-02-15 20:08:07
4970文字
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お詫びと謝罪と小説もどき

エンツォとフレイヤを書こうとしたんですが、彼らあまりにも会話してなさすぎて普通に書き方が分からず挫折しましたさようなら(本文要約)

その日ウサギは閃いた。学パロ時空ならエンツォとフレイヤにワンチャンスがあるのでは?

サッカー部主将のエンツォと吹奏楽部でフルートを吹いているフレイヤ。接点のなかった二人だが、フレイヤが巻き込まれた些細なトラブルにエンツォが手を貸したことで、二人の距離は少しだけ縮まり……
バレンタインデーのチョコをねだりながら去っていったエンツォに、どうせ今年は渡す相手がいないからと望み通りチョコを作って渡したら、思いの外本気で照れた反応が返ってきて少し気恥ずかしくなるフレイヤが……、いるのではと……、思った。

だったら書いてみてもいいのでは。

そう、そう思ったんですここまではよかった。
めちゃめちゃ女好きで中学生の頃は学年中の女子を口説き落とさん勢いだったので父親から男子校にぶちこまれたエンツォとか、実はその男子校に進学するつもりだったイースを説得して一緒に通える共学に進路変更させたのはフレイヤとか、なんかそういう設定とかも考えたんですよ。

で、書くじゃないですか。
驚くほど何も分からないんですよ、二人の会話。
そもそもエンツォとフレイヤがまともに会話しているのは129話前半のみ。しかもまだ日本語訳されていない部分です。しかも機械翻訳をしたところ、どうにもお互い敬語で喋っています。お分かりですか。

非常に……、書きにくい……


というわけで、約3000字ほど書いて挫折しました。
挫折したため凄まじく中途半端なところで終わる上にエンツォほとんど出てきていません。
ですが、せっかく途中までは書いたので、供養のためにここに公開します。続きはなんかこう……、ChatGPTでもGeminiでもClaudeでもなんでも使ってこう、いい感じに生成とかしてもらったらいいんじゃないかな……

というわけで本編ですどうぞ。



 恋愛話は好きじゃない。
「今年のバレンタインデー、誰にチョコあげる?」
「そりゃあ保健室の……
「あーはいはい、聞いたあたしがバカでした」
 こういう時の答えはいつも決まっていて、おかげで話が盛り上がらないからだ。それにそもそも、私は人の恋愛事情に興味がない。
「ねーフレイヤは? 今年もイースケ先輩に」
「バカ……! その話題は」
 幼馴染みで私の初恋のイースが、結婚してよと頼んだら仕方なさそうな顔をしてくれていたあのイースに彼女が出来たなんて話を聞くくらいなら。恋愛話なんて、この世からなくなってしまえばいいのだ。

 ここ数ヶ月、放課後はいつも退屈だった。あれだけ仲の良かったエレニアとも顔を合わせるのが気まずくなって、部活の子たちと関わるようになって。それでも心の中にぽっかりと穴のようなものが空いたままで少しも塞がってくれないのだ。
 そもそも部活だって、子供の頃から両親が私に楽器を習わせていたから、というだけで吹奏楽を選んだ。心からやりたいことというわけではなくて、ただ“そういうもの”だと思って所属しているだけの話で。
……イースってば、きっとどうかしちゃったのよ」
 他の部員の手伝いで、重たい荷物——例えば楽器のスタンドなんかを運ぶ作業だって、実のところ心底嫌いだった。いい人に思われたくて、もっと言えば彼に優しい人だと思われたくて、だから率先して手伝うフリをしていた。全部全部嘘っぱちなのだ。
 そんな私の中にも一つだけ本当のことがあった。イースが好きで、好きで好きで仕方ないという気持ち。これだけは嘘なんかじゃなかった。今となってみれば、嘘であってほしかったと思うけれど。
「私のこと、お嫁さんにしてくれるって言ってたのに」
 憂鬱な気持ちで帰り道を歩く。どうして部活になんて入ったんだろう。こんなことになるなら、もっとイースと一緒に過ごす時間を増やせばよかった。こんな楽器なんてやっている暇があるなら、もっと。そうすれば、彼の隣を歩いているのは私だったかもしれないのに。 
 気分が晴れないせいだろうか。肩にかけた楽器ケース、その中に収められたフルートがやけにずっしりと重く感じられた。こんなものさえなければなんて、八つ当たりもいいところだとわかっていたはずなのに。
……あんな女のどこが、どこがよかったの? どこが私よりも勝ってるっていうの?」
 ああもう。どうしてこんなに重たいの。練習用の譜面台もフルートも、何もかも全部全部。地面に叩きつけて壊してしまえたらどれだけいいだろう。
 いっそのこと本当に壊してみようか。あの女のせいにしてしまえばもっといい。出会い頭にぶつかってしまったとか、飛び出してきたところを避けようとして転んだとか。私は被害者になれて、あの女を加害者にできて、この重たい荷物ともお別れできて。
 そうしたらイースは。
「きゃっ……!」
「っあ……!」
 一瞬の出来事だった。このまま素直に家へ帰る気にはなれず、曲がり角を無視して直進しようと思ったそのとき。普段と違うことをした瞬間。飛び出してきた誰かと出会い頭にぶつかっていた。
 衝撃で転んでしまったというのに、何故だか立ち上がる気にはなれなかった。出来すぎたタイミングでの衝突事故が、まるで自分に与えられた天罰のようで悔しかったからだ。
 それでも、あんなことを考えなきゃよかったとまでは思わなかった。だって頭の中でくらいあの女を負かしてやらないと、そうしないと私の気持ちはおさまらないもの。
「わ、悪い……、急いでたから。って、あ、あの……?」
 ぼんやり座り込んでいると、ぶつかってきた相手が身を屈めてこちらを覗き込んでくる。
 人懐こそうな雰囲気の青い目。明るいジンジャー色の髪の毛。着ているのは近くにある男子校の制服だ。
……
……大丈夫ですか? おーい」
 確かイース、最初はこの学校に行こうとしてたのよね。男子校には一緒に行けないから私が大反対して、それで今の学校に進路を変えてくれて。
 イースのほうが先に先に卒業してしまうけど、それでも二人で同じ学校に通えると思ったから勉強だって頑張った。一緒にいられる時間を増やしたい一心で努力した。
 それなのに、なのにどうして。どうしてよ。
……え、あ、泣いてる!? 俺がぶつかったせいですよね、そうですよね!?」
「ぅ……、うっ……
 一度考えてしまったら、もう我慢ができなかった。どうして。なんで。とめどなく疑問が溢れて止まらなくなる。私はイースが好きだったのに。私のほうが先に彼を愛してたのに!
 やり場のない気持ちが涙になってぼろぼろこぼれ落ちてしまう。ぶつかってきた相手にとってはいい迷惑だろう。わかっていても涙は止まらず、しゃくりあげているせいで返事も出来やしない。
 ごめんなさい。気にしないでください。そう言いたいのに。
「ど、どうしよう……、俺女の子を怪我させちまった! 示談金いくらだ? いやまずは治療からだな。救急車……ってほどではなさそうだし病院か。この場合は何科に行けば……、あーもうわかんねえ! いっそ兄貴のとこに連れてくか……? まあ医者じゃないけど……
「ち、ちがっ……、っひくっ」
「え!? 血!? ど、どうしよう……。あ、そうだ! 俺がおんぶして病院に連れて行きます!」
「そう、じゃ、なくてぇっ……
「なら捻挫とかですか? 骨が折れてる可能性もありますよね!?」
 どうやら相手は、立ち上がりもせず泣き出した女を不審がるどころか心の底から案じているらしい。おろおろと不安そうに言葉を並べたて、必死になって解決策を探そうとしているから。
「怪我、してませんから……! へいき、ですから……
「本当ですか!?」
「はい……
「よかった……。俺、こんなに綺麗な人に怪我なんかさせてたら、自分のことが許せなくなりそうでした。本当によかった」
 もっとも、心配以前に混乱のほうが勝っていそうな様子だったけれど。
「怪我はさせてなくても、あなたを泣かせたのは俺ですよね?」
……
「申し訳ありませんでした。ちゃんと前を見て歩いていれば……、いや、慌てて飛び出したりしなければ」
 この人、きっといい人なんだろうな。そう思った。明るくて朗らかで愛想がよくて、人に嫌われないタイプの善人。
 なんでそんな人とぶつかってしまったんだろう。惨めになるじゃない。失恋して泣いてました、なんて言わなきゃいけないから。
 自分のことをしっかり責めてから、弁明のために口を開いた。このまま黙って謝罪を受け入れ、さも何事もなかったかのように振る舞ってもよかったけれど、大いなる勘違いをさせたままなのはさすがに気の毒だったから。
……違うんです。あなたのせいじゃ、なくって」
「じゃあどうして……
……
「あっ、言いたくないですよね。大丈夫です言わなくて。俺は気にしませんから」
「でも」
「何か嫌なこととか辛いことがあった、ってことでしょ? 会ったばかりの、それもいきなりぶつかってきた男になんて話したくないのは当然です」
「それはそう、かもしれませんけど」
「でもよかったですよ。俺、今日はちゃんとハンカチを持ってるんで」
 ジンジャー色の髪をした彼が微笑みながら腕を差し出す。掴まってくれということだろうか。おずおずと手を差し出してみると、彼は勢いよく——だけど決して置いてはいかれないくらいのスピードで、すっと立ち上がってみせた。
 それから鞄の中をごそごそと漁り、おもむろにハンカチを取り出した。タオル地で爽やかな青色のハンカチだ。
「ほらこれ。使ってください」
……い、いえ! 大丈夫です、自分のがありますし」
「責任取らせてくださいよ。俺なりの罪滅ぼしってやつですから」
「だけど……
「なら、俺が拭いて差し上げましょうか。素敵なご令嬢?」
「あ……、いえ、結構です……

 

 

薄々失恋とかかな……と気づいたエンツォがそれとなく励ましたり、荷物持ってあげて途中まで送ってあげたりなんたりして「お礼はバレンタインデーのチョコで!」とかふざけて去っていくんですね。

で、バレンタインデー当日。彼女持ちの男に渡すのは無意味とわかっていつつも、義理だからねとイースにチョコを渡すフレイヤ。彼女の鞄の中には実はもう一つチョコが入ってるんですね。イースに渡したものより少しだけグレードが上のチョコ。
お礼も兼ねて少しいいものを買ってはみたものの、名前も知らないし会えるかも分からない相手だから……と思いつつ通学路を歩くわけです。
曲がり角のところに差し掛かって、あの時は確かまっすぐ進もうとして……まで考えたところでばったりエンツォと出くわすんですね。
それで、あの時のお礼ですとチョコを渡すんですフレイヤ。したらエンツォくんが本気で照れちゃって……

みたいな展開を書きたかったんですけど、なんかもう何にも分からなくなって挫折しました。さよなら。

ちなみに話の終わらせ方だけは考えていて、モブ女子たちがバレンタインデー話をしている中、おそるおそる一人が「フレイヤは結局バレンタインデーどうしたの?」って尋ねるんですね。で、何事もなかったかのようにフレイヤは「渡したわ。イースケ先輩じゃないけど」と返すというオチ。

なお、養護教諭にチョコを渡そうとしていたモブ女子Aの「結局保健室に凸ったんだけど、すごい嬉しそうな顔してちっちゃいチョコ見つめてて」「なんかコンビニで売ってる個包装の……(※チ◯ルチョコ)」という目撃談と「甘いもの好きなだけでしょ」「いや、あれは絶対本命彼女からのチョコ!」と言い張る雑談とかもやろうかなと思ったんですけど、これは普通にどうでもいい話すぎたので削りました。いや削るも何もオチまで書いておらんが。

ルビからチロルチョコもらって嬉しそうな保健室のせんせーチェシ嫌じゃないですか?
イースはルビちゃんの愛情たっぷり手作りチョコ貰ってんのにね。なおこのことを知った瞬間に「僕以外のやつに……?」とブチギレる模様。

私はエンツォとフレイヤに可能性を感じています。よかったら皆さんもこっちに来ませんか、ブルーオーシャンですよ。

以上です。