柚子茶
2026-02-12 18:47:18
599文字
Public 図鑑ナンバー遊び
 

25

全国図鑑No.25

「まあ、酷い怪我。制服まで焦がして、いったいどうしたの」
「いってて、ちょっと実験してただけなんだよ」
「あら、一体何の実験? 今日は科学部の活動はないはずよね?」
「ピカチュウやパチリスみたいな電気袋持ちの小型ポケモンが、安全確認を兼ねて木の実を電気で焼いているのは知っているだろう?」
「ええ、よくある話よね。うちの近くでも焦がしちゃったきのみをたまに見かけるわ」
「つまり電気ねずみ(※電気ねずみでないものもいるが便宜上こう呼称する)はIHや電子レンジのように電気で調理をしているわけだ」
……そうね。厳密に言えば違うけれど、概ねその通りね」
「そして考えた。より多くのピカチュウがいれば、きっと火力が足りずレンジで調理できない揚げ物などもできるのではないかと!」
…………そう」
「私はどうしても揚げたての切り身フライが食べたい時があってね。それが可能ならありがたい話だ。だから早速マルマインのせいでんきでおびき寄せたはいいのだが」
……………………
「ピカチュウ達の電撃どころか本物の雷が落ちてきてね。切り身フライの元も皿共々木っ端微塵さ!」
「あきれた人! 科学の前に、サワロ先生にお願いして家庭科の補習でも受けてきなさいな!」
――――――
全国図鑑 No.0025
ピカチュウ
何匹かが 集まっていると そこに 猛烈な 電気が 溜まり 稲妻が 落ちることがあるという。