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望月 鏡翠
2026-02-08 21:58:43
954文字
Public
日課
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#1993 占いはなんて言ってた?
#毎日最低800文字のSSを書く/祝福の塔
占いの本を持ってる人がいた。
孤独の街においてあったらしい。そんな現実にありそうな、しかも学問よりも俗っぽい知識の本も置いているのかと意外に思った。てか、この世界に占いってあるんだ。それぞれ好きなことを追いかけているらしいから、そういう人もいるか。
何よりも、主がオカルトとか超常現象が好きな人なのだから、当然そういう方面もあって然るべきだろうか。ミステリー小説たっぷりの図書館なんかもあるんだろうか。
本を携えていたその人は、まだ名前も知らない人。巡礼者で、たぶん年下かな。女性。
女の子って占い好きだよな。こういう言い方って天使様流にいうと、配慮がないって怒られんのかな。男でも占いは好きって話に着地するから許して欲しい。
課題なんて大学生以来だ。いや、ちょっと前まで大学生だったんだから、割と最近だな。そんで自己分析なんて、就職活動思い出して面倒臭い。
正確には自分について考えてくること、だっけ。どっちでもあんまり変わらないだろ。
課題はあんまり真面目にやる気はなかったけど、占いは面白そうだからやってみたかった。本の情報でも、朝の情報番組でもなんでもいい。
初詣のおみくじ引いて、大凶が出たからって本気でその年一年最悪になるなんて思っていないし、書かれていることを本気で実行するわけじゃない。
今日の天気が良かったらなんとなく気分がいいよな、くらいの気持ちで朝の星座占いをみることもある。朝は起きてないから、実際見るのは昼時だけどね。
占ってもらうために誕生日を伝えようとして、そういえば今月だったじゃんと思い出した。そういえばそうだったな。まあ、でも当日に死んでたら流石になんか気まずいし、これから当日が来るとか、今日がその日ですとかだったりすると、祝って欲しいアピールに見られると恥ずかしいから、過ぎてて良かった。
あ、近いね〜で、済むじゃんね。
二月二日生まれのO型。覚えやすいよね。
鹿山 光輝、二十六歳って言ってたけど、二十七歳って言わないといけなくなっていたのか。
あ、でも元に戻るらしいし、肉体的には死んだときの状態で固定されているらしいから、別にいいのか。
「え、占ってくれんの。そういうの好き〜。二月二日のO型です!」
元気よく手を上げた。
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