チヒサン
2026-02-08 00:38:02
867文字
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講師レと先生チォのレイチォのログ②

クリスマスの話

クリスマスどう過ごす?なんて話をする間もないほど忙しくてレもチォも残業で職員室で2人きりになる。

今年は26日が終業式で学期末の今頃はバカ忙しい。
21時前くらいにひと段落ついたレが、遠くの席でまだ作業してるチォに「いつまでかかるん?」って声をかける。
戸締りは確実に行うゆえに、心配せずとも先に帰るがよい」
「いや別にそんな心配はしてへんねんけど
と言いながらチォの隣の席の椅子を動かしてストンと座る。

「明日の分は明日やったらええんちゃう?」
「明日はまた明日で作業が増える事は明白であろう」
「マジメやな〜」

そしてしばらく2人の間で無言が続いて、チォがうつキーボードのカタカタとした音とペンを滑らす音、レが座る椅子がキイキイとなる音だけが響く。

痺れを切らしたのは珍しくチォの方で、
「何か話があるならば話すがよい。無いのであれば帰れ」
「話す事なぁ……
「仕事を終えたのならば帰って身を休め明日に備えよ。講師といえどやるべき仕事はその手にあまるであろう」
「やらなあかん事はちゃんとやるわ!……いや、おまえ今日クリスマスイブやのに一緒に過ごす相手とかおらんねんなぁ思て」
……
「ええんか?このままやったら聖なる夜を俺っちと過ごす事になるで」
「くだらぬ。ただの平日であろう」
「おもんな。せっかくこんな時間まで頑張ってる賢い子の所にサンタさん来たったのに」
?」
「ほれ、メリークリスマス」
と適温に冷めた缶コーヒーをチォの頬にあてる。

「さっき自分の買いに行ったついでにお前のも買うてきただけやけど。ブラックでええんやろ?」
……礼を言おう」
「お、素直。かわいいとこあるやん。まああんま根詰め過ぎんなや。ほなお先」
……ああ」

キョトンとした顔でコーヒーを受け取ったチォを思い浮かべながらニヤける口元を隠す事なく校門へ向かうレと、ニカっと笑うレの顔を思い出しながらコーヒーを飲んで、ひと息ついて切り替えて仕事に戻るチォの何か始まりそうで何も始まらないけど確かに何かあったレイチォ