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2026-02-06 21:35:05
1223文字
Public 極彩色シリーズ
 

アフロディーテの小窓を覗いて

描けないプロットシリーズ
学パロ斎綱

文化祭のクラTにメッセージを書く
はじめ水色─高二
綱えんじ色─高三

先輩メッセージ書いてください!!!

互いに文化祭の空き時間を合わせて各クラスの出し物を二人で周り、自分の担当時間まで部室で時間を潰していた時更衣室に響いたはじめの声

ああ、クラスTシャツのか?
そう!先輩からも欲しくて⋯
クラスメイト以外が書いていいのか?
良いに決まってるじゃないですか!?ましてや僕の恋人なんですよ?絶対に書いてもらいたいじゃないですか?!
ん、そういうものなのか⋯
そうですよ

ぶすくれながらサインペンを取り出したはじめからそれを受け取る綱

考えを巡らせているのか蓋の開いていないペンがはじめのクラスTシャツの上で揺れる

愛してるよはじめ⋯とかでもいいんですよ?
全校生徒に見られる可能性があるのに、正気か⋯⋯⋯?

しばしの沈黙の後よし、という言葉と共にペンの蓋に手をかける綱
心が決まったようだ

後ろ向いていてくれ
え~?見てちゃダメですか?
楽しみにしていろ
はぁい
後ろを向くと同時にキュポンと蓋が外れた音が鳴った
続けてザリザリとした音走る
まさに今布の上にペンが走ってある音だ
その気配を感じて、はじめは頭の中で綱が何を書いているのかと想像を巡らせた
(先輩なんて書いてくれるのかなー?)

そんなことを考えているとチャイムが鳴った
あ?!悪い!当番の時間だ、行ってくる!
綱ががたりと飛び上がりその拍子に椅子が後ろへ勢いよく下がる

悪い先に戻るぞ
言うやいなや部室のドアノブに手をかけて出ていこうとする背中にはじめは言葉を投げた

あ!先輩どれ書いたんですか?!
左下!!!
勢いよく走って出ていった綱を呆然とした様子で見送ったはじめ
急いでいた割にはしかりとペン先も蓋を閉じていって律儀さを感じる

言われたそのスペースを見ると普段の綱の筆跡とは全く異なる線で

ハートで囲った中に『はじめくんらぶ♡』

と書かれていた
お゛っ゛っ゛!゛?゛!゛!゛!゛?゛?゛?゛!゛

先程までにはなかったので確実に綱がかいたメッセージであることは明白であった
はじめは膝から崩れ落ちた
戻ったあとクラスメイトからは散々茶化されたが逆にドン引きするくらい自慢してやった

~放課後~
各々のクラスで打ち上げをした後で綱と合流した
ちゃんと俺が書いたのはわかったか?
分かるに決まってるじゃないですか?!(号泣)
クラスメイトがあのようなものを書いていたので参考にしたが⋯あれで問題なかったか?
問題ないです!!!!!もう洗濯しません!!!
不衛生だから洗濯はしてくれ
消えたらどうするんですか!
油性ペンだっただろう、油性の力を信じろ
てか僕も先輩のシャツに書きたかったー
悪い背中側にはもう書く場所がほとんどない
じゃぁ直接背中に書かせてくださいよ~
本来の目的を見失うな

サイ〇リヤで打ち上げしてる高校生たちを見て浮かんだ