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elnozostore
2026-02-03 04:23:34
1230文字
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【黒バス】高緑試し書き
試しに書いた短いやつ。どうしよう
ある日の放課後。先日の練習試合でバスケ部は休みである。
高尾和成は趣味であるトレーディングゲームのために、カードショップに向かっていた。
カードはランダム封入だが、本日かに座1位、ラッキーアイテム補正で高レアリティを引き当てることができるのではないか、高尾は緑間に相談した。
緑間の明日のラッキーアイテムは都合よく「美少女フィギュア」である。
これもラッキーアイテムの効果だろうか。ちなみに今日、緑間のラッキーアイテムはパンケーキ。
当然、高尾の奢りなのだよと言われるが喜んで了承した。むしろ、引き当てる確率を考えてパンケーキで上がるならば
……
安いのである。
彼が狙っているのは、箱買いしても全種類揃わないタイプのカードである。
「
……
で、今集めてるカードがこれで
……
真ちゃんもどう?」
カードの入ったファイル片手に歩く高尾。
「ラッキーアイテムがカードの時お前から借りるのだよ」
「絶対言うと思った!」
段々と景色は変わり、都内の駅を降りればそこかしこにホビー専門店が立ち並ぶ。
ショーケース内のフィギュアを横目で見ながら通りを歩くこと数分。
「思ったより人多いね、真ちゃん」
人ごみを掻き分けて進む二人。
「そうだな。見ろ、高尾。カードゲームの大会の都合らしいのだよ」
テーピングで保護された指が示す先には、見慣れたカードショップの文字。そこに貼られたポスターには「店内限定大会」と書かれている。商品は1万円分、店内で使える商品券。
「真ちゃん、カードゲームに興味ない?」
「言うと思ったのだよ、高尾。将棋に付き合って貰ってるから代わりに出てやってもいいのだよ。今日のかに座は1位、ラッキーアイテムは後回しだが」
無言で高尾に手を出す緑間。カードを渡せ、と解釈した高尾は鞄から新しくデッキケースを取り出した。
「ほら、これで倒して来いよ」
高尾は緑間にカードの束を託した。
数十分後。
「優勝は緑間真太郎さん」
カードショップの店員が差し出す商品券を受け取る緑間。
「ほら、お前にやる」
緑間は先程店員から受け取った商品券を高尾に渡した。
「いいの、貰っちゃって」
思わず高尾は目を丸くする。
「構わん、お前の組んだカードで出たからな」
ふふ、と得意げに笑う彼。
「ありがとう真ちゃん!」
「あ、美少女フィギュア買わないと。真ちゃん、これとかどう?」
高尾が選んだのは手のひらサイズの、デフォルメされた美少女のフィギュアだった。
「美少女の上に持ち運びやすいサイズで、良いと思うのだよ」
翌日、何食わぬ顔で美少女フィギュアを持って登校する緑間。幸い、彼がラッキーアイテムとして謎の私物を教室内に持ち込むのは風物詩であり、今更クラスメイトが緑間のラッキーアイテムについて言及することはなかった。
今日も彼らはラッキーアイテムを目指して出かけるのである。高尾の引くチャリヤカーにわがままなエース様を乗せて。
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