桐子
2026-02-01 22:32:48
2253文字
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【褒めしかない!舞台感想まとめ】


■ 演出について
・展開がとにかく速くて、まるでRTAだな……と思いながらちょっと半笑いになってました。情報量の多さと尺の制約のせいですね。
・でもいい演出いっぱいあった。電車で父が水木に出会うシーン、青い光がチカチカと揺れて空間が切り替わる瞬間。父が闇の中に浮かび上がる感じがよかったです。光がふっと落ちた一瞬に裏鬼道が現れる演出とか、あー映画のままだなって思いました。映画の空気感を舞台で再現できていることに驚きました。

■ 村井さん(水木)
・舞台らしい大きめの演技と声量で、若くて元気な水木君を演じていました。勢いと野心がストレートに伝わってくる。野心家、そして元気。
・特に表情が素晴らしくて、野心がにじむ笑み、驚いた顔、子どもっぽい可愛さまで全部よかった!!大きい芝居”と細かい表情が同時に成立しているのが強い。
・バルコニーでの戦闘シーン、水木が「危ない、ゲゲ郎」と声をかけるのが共闘感があってよかった。
・日替わりの水木くんとねずみ少年のおもしろさよ……私が見た日はモノマネ→「君は妖怪だ」大道芸→「君は妖怪だ」でした。
・と思ったら孝三さんと水木のやりとりもおもしろくて、「そこ日替わりなんだ!?」と驚きました。

■ 鈴木さん(ゲゲ郎)
・殺陣が圧倒的に上手い。動く・止まるのメリハリが完璧で、一切ダサくならない。私がダンスを踊ると動きのダサさに絶望するけど、鈴木さんは動きの一つ一つが洗練されていて、佇まいも美しく、姿勢が良くて、立っているだけで異質な存在感がある。
・着物の扱いも丁寧😊とくに襟を直すしぐさが好き。
・でもアクションの前に裾をたくしあげて帯に引っ掛けるのも好き。
・体つきが完全にゲゲ郎だった!!薄い胸板と浮き出るあばら、たまらんすぎる。細いけど背が高くて体格がいい大男という私たちのすべてのわがままを叶えてくれている。
・それでいて背中の筋肉はしっかりあるという……みんながこぞって望遠鏡でのぞいていた入浴シーンは言うまでもなく最高。
・声も映画の関さんに寄せていて、トーンや話し方が驚くほど似ていた。穏やかな長寿の人外の感じが出すぎて、鈴木さんは天才だとマジで思った。
・水木に黙って船で島へ行くシーン、口が3になるあの顔やってた!?可愛すぎるから配信でチェックしよう。

■龍賀家まわり
・孝三さんのおもしろさに驚いた。ラストの「やっと会えたね」の台詞、彼は本当に岩子さんのことをずっと思い続けていたんだなと……😭この二人にも人間と人外の相棒としての物語があり、水木とゲゲ郎のアナザーエンドなんだなと改めて思った。
・乙米さまマジで乙米さま。映画と同じだって嬉しかった(本人です)
・沙代ちゃんの美しさ、儚さが本当によい。
・長田を演じた良知さんだけ唯一見たことがあって、その時も大好きだったんだけど、ますます好きになりました。ラストの殺陣もさすが。「唵」って言ったら何でもできる呪文みたいになってたのはちょっとおもしろかった。ゲゲ郎の右手も「唵」で勝手に上がるんかい!笑

■ ラストシーン
・憑代になる瞬間の絶叫が本当に苦しそうでつらかった。
・「我が子を」と鬼太郎を抱くような仕草をする父を見て、「ゲゲ郎だって本当は我が子を見たい、会いたいと思っていたんだよね」とうるっとしました。誰も死にたくなんかなかったよ……😭

・そして鬼太郎を殺そうとした水木に向けての「我が子を頼む、相棒」。
映画にはないこのセリフ、私にはめちゃくちゃ刺さりました。映画だと桜の木の下でたたずむ男と、何か大切な約束をしたような……といううっすらとした感情だけで鬼太郎を抱きしめる、そこがエモいんじゃ~~!!
でも映画だとはっきりと、「相棒」と声をかけている。水木が思い出しているんだろうな、と想像できました。
多分これは賛否両論だと思いますが、私はすごい嬉しかった。

私が父水で同人やっていることの大前提に、この終わりが切なすぎるという思いがあるからなんですよね。
エンドロールで水木がゲゲ郎のことを思い出せないまま“化け物を見る目”で逃げるシーン、あれが本当に悲しくて😭でも大好き!!
でも何回も映画を見て「次こそは水木がゲゲ郎を思い出してくれるんじゃないか」って思うわけですよ。つづ井さんの友達のMちゃんも同じアニメ何回も見て「毎回キッスせんのかいって思う」って言ってたけど、私も毎回「今度こそ違うオチにならんかな~」と思いながら見てるので。いやありえないって知ってますけどね。でもそう期待しちゃうんだよね。人間だもの。桐子

・そして、そしてですよ!!キャストさん総出のエンディングで、最後に二人が向かい合って微笑み合う姿!!!
あの村での経験を経て、互いを相棒と認め合えた2人が再会できたんですよ!!!とこ先生の特典でしか見れなかった2人を生で見ることができて言葉にならなかったです。
映画では叶わなかった再会が、舞台では“心の中の真実”として描かれている。
本編の出来事とは別の場所、物語の外側で、2人がようやく同じ時間に立てた。ゲゲ郎は約束を守って生きて帰り、2人は再び会うことができた。
その姿を私は見たかったんだなと心から思いました。


思ったことはいろいろあったけど、私は個人的には本当に嬉しくて幸せな体験になりました。
村井さん鈴木さん始め演じてくださった方、脚本や演出、裏方の方たちにもすべてに感謝いたします。
ありがとうございました!!