yagoch_F
2026-01-31 23:19:30
1024文字
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「オーバーコンペンセイト ~イケメン男子の自分探し~」感想


見てる最中あんまり感想ツイートしてなくて、最終話後に長文になってしまったからぷらいべったにした。
なんかすごいおこってる人みたいな感想になっちゃったけど、見てるのは全編楽しかったよ!
ただわし「Big Boys」という金字塔を先に見ちゃってるので ←本年度2回目通算569回目


主人公は大学ゲイデビューしようとしてできないベニーだけど、ほんとうの主役は友達のカルメンかもしれない。
カルメンや、ベニーの姉グレイス、ブロンド娘ヘイリーといった女子たちが日々直面している抑圧を、ゲイを認めたら自分も引き受けなければならない。白人ジョックで勝ち組人生しか知らず、周囲からも親からもそれを期待されているベニーに、自分がゲイであることを受け入れ、イケてる選抜組チームから外れる勇気があるのか?ないね!!

というわけでベニーのカムアウトは遅々として進まない。それ以前に『自分は本当にゲイなのか?バイでは?ゲイでも女子とやれるのでは?』という自問を繰り返す。てきぱきとネットで肛門洗浄のやり方を調べさっさとベニーをゲイアプリに登録するカルメンと対照的だ。本作が『設定年代が00年代~10年代のちゃんぽんでおかしい』と言われているのをどこかのツイートで見たけど、ベニーの意識や知識がちょっと遅れてるのもそういう印象を与えるのかもしれない。

カムアウトすること以上に、イケてる選抜チームからドロップアウトする勇気がない。
なつかしの「ライオット・クラブ」よろしく秘密社交クラブで大学トップの座を謳歌するサル山のボス:ピーターも、それは同じ。セクシュアリティに関係なく、他人を『負け組』と見下すことで自己肯定感を保ってきた男は、みないつか同じ目に遭う。どうでもいいけどイェール大と思わせてイェーツ大なの、もしかして実情Fラン大学なのか?と思って見てたらやっぱりFラン大だった第8話ww

イケてない演劇サークルのパフォーマンスをドン引きし笑いものにし、女子を『ヤれるかヤれないか』だけでジャッジし、他人に対する最低限の礼儀すらおろそかにできることを『男らしさ』と勘違いする、そんな閉塞有害男社会の一員から抜け出さないかぎり、ベニーにゲイとして生きる道はございません!ないに決まってるだろ!

これを見てイライラしちゃったひとはチャンネル4のドラマシリーズのほうの「Big Boys」を見てください。日本では見れないんだけどな。huluでも見れません