seiroryuki
2026-01-31 04:55:12
2010文字
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商人のサブクエについての会話文



◎ルドと元恋人さん

「けど意外だったなぁ。お前の恋人が義賊だったなんて」
「ん?」
「いやだって、商人と義賊ってどこで出会うんだよ」
「あぁそれな
俺の場合、親父が昔に騙されてな。それをどうにかしたくて調べようとしてる時にな」
「色々悪どいことやってるらしくて調べるにも中々突破口が見当たらなかった。そんな時に酒場で声を掛けられたんだ」
「・・・・・・お前まだ酒飲めない年だろ、その時は」
「飲めなくても情報集めるには酒場が一番適してんだよ。中には酒で口が軽くなるやつもいるしな」
「その見た目だったら追い出されるんじゃねぇの?」
「ふん。俺は商人だぜ?酒場の仕入れも請け負ってたんでな。その辺は主人も分かってたから問題なかったぜ」
「まぁ酒は絶対、出して貰えなかったけどな」
「その酒場の主人は借用できるな」
うんうん、と頷くフェンに対しふん、と鼻を鳴らすことで返事としてルドは続ける。

「どうにか奴の手先に目星をつけて合間に聞こえてくるのを拾って、アジトに向かう日だ〜って聞こえたからどうにか突き止めれねえかとな」
「!着いていったのか!危ねぇな!?」
「まぁそんな時に声を掛けられたのさ。商人は危ないことせずに本職に任せなってな」
「それが切っ掛けだった。」

ーあの日。俺は商談を優先させた。
商人にとっては信用第一だろ。一度失った信用を取り戻すにはそれまで以上の時間がかかるもんだ。
どうしてもその日のその時間しかなかった、だから・・・・・・約束してたのに結局半日も遅れちまった。
大事な話がある、って真剣な顔してたのを覚えてる。
でも俺にとっては商人としての仕事だって大事で。だからそれを分かってくれるだろうってどっかで甘えちまってたんだよな。


「大事な話があるって言ったじゃない!」
「俺は商人なんだ。商人が私用を優先して取引逃すなんてそんな阿呆な話があるかよ!こっちは信用が大事なんだ!!」
ルドが言った言葉の裏には、義賊とはいえ盗賊だった彼女に対しての嫌味が含まれていなかったとはいえない。
 盗賊も商人もその時のタイミングを逃せないのは同じだが、単独で行動する彼女と違い商人であるルドには横の繋がりがあるし、それが大事である。商売は一人では成り立たない。

「結局喧嘩別れしてそのまま。俺は新たな機を逃さないためにアルティニアを離れた」
「商人としての自信もついてきてた頃だったし。いつかこれなら親父が騙された分もいっそ買い直してやると思えるくらいに商機に手ごたえを感じてた」
「だから・・・・・・見逃しちまったんだな」
「ルド」
 
ーあの時、もういい!といったあいつの顔に気付いてればよかった。
「何かを言いたそうにしながら、それでも怒りの方が先に立っちまったんだろう。そのまま走り去る姿に俺も頭に血が上がってたし知るかとばかりよ・・・・・・」
ー追いかけて遅れてしまったことを謝って、そしたら・・・・・・

「つくづく思うぜ。
当たり前だったことがいつまでも同じじゃないんだって。その時を逃せば二度と帰ってこないことがあるんだよな。」
「そうだな。
ずっとあるって、変わらないって思ってたのにあっという間になくなっちまう。」
「サンシェイドに行って軌道に乗ったと思ってたところでリザードマンの群れが出てきてよ。商隊が思うように動かなくてお陰で中々離れられなくなっちまって。結局戻れないまま・・・・・・だった。」

「忘れてたわけじゃねぇけどあいつならまた何かで会えるだろって思っちまってた。どうにか元気でいるだろって、な」
「その時は笑って、俺たち仕方ねぇな!ってあの日を笑い飛ばせる日が来ると思っちまったんだよな。
二度と逢えなくなるなんて、あの時は思うわけねぇじゃねぇか・・・・・・」
 そう呟いて長い息を吐きながら下を向いてしまったルドにフェンは何も言えなかった。

ーそうだ、あの日が来るまでは俺たちもそうだった。
思い出すのは平和な町の日常を奪われたあの日。
毎年恒例の聖火祭で蒼い炎にこれからも変わらない日常があると思える苦だったのに。

「当たり前は、いつまでも変わらない訳じゃねえけど。今、生きてる俺たちが、それを忘れずに前を向くしかねぇよなあぁ。」
「本当そうだぜ。」



ルドのサブクエで吃驚しました。義賊(盗賊)の元恋人がいた!

18歳のときって事ですよね〜確か年上の彼女だったとか。>あの、サブクエのイベビューワ無くてうわー←ニ週目・???
という事でなんかつらつら酒飲みながら会話してるイメージのメモ文です。
当たり前な日常って本当いつ何が起こるか分からないよね・・ってつくづく思います。
本当来るときは突然なので。
いや本当はもっとわーわー言ってうるせぇな!と言われるフェンだろうとか思ってたんですが。しんみりしてしまいました。