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mitubafuwari
2024-06-01 21:46:13
965文字
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みつば日記第1話、書いてます!
リスタートに向けてがんばります。
ふわり。
暖かな春風が、わたしのほおをくすぐった。
窓の外は快晴だ。
始業式には、ぴったりのお天気。うれしくてうれしくて、ついにっこりする。
わたし、小見川 花柚(おみがわ はなゆ)は、今日から中学二年生になる。
これまでは都会で暮らしていたけれど、わたしの進級を機に引っ越してきた。お母さんと一緒に、この日向町(ひなたちょう)に。
かなり遠距離の引っ越しだったけれど、わたしにとっては馴染みのある町だ。
だっていま暮らしているのは、おかあさんの実家。おばあちゃんがずっと暮らしていた、大好きな家なのだから。
毎年のように遊びにきていたこの町に住めるようになって、とても嬉しい。
中学の制服は、白いブラウスに、グレーのジャンパースカート。
落ち着いた緑色のリボンは、二年生のしるしなのだとか。
ふわふわと膝元でゆれるスカート。プリーツの感触がくすぐったい。いつかこれも、当たり前になるのだろうか。
(そうなったら、嬉しいな)
「ハナ~っ! 朝ごはん、できたわよ!」
「は~い!」
階下から聞こえるお母さんの声に、元気に返事をする。
通学用の黒いリュックサックを背負って、部屋のドアノブを開いた。
出かける前に、なんとなく振り返ってみる。
この春から住みはじめた、わたしの部屋だ。
もともとはお母さんの姉
……
つまり、わたしの伯母さんが使っていた場所。
だから色んな家具や小物が、伯母さんのお古だ。
でもわたしは、伯母さんが大好きだった。だから、伯母さんが大事にしていたものをわたしが受け継ぐことができて、とても嬉しい。
年季の入った学習机のうえには、一冊の日記帳。
手のひらより少し大きいサイズで、クローバーが描かれたものだ。さきっぽにみつばの刺繍がほどこされた、可愛いスピンもついている。
これは、わたしの中学生活がはじまるお祝いに、おばあちゃんがプレゼントしてくれたものだ。
昨日、さっそく使いはじめた。
花柚は日記帳のもとに歩み寄り、表紙を優しくなでた。
(この日記帳に、たくさんの思い出を書いていけますように)
クローバーは、幸せの象徴。
たくさんの思い出をつづっていこう。嬉しいことも悲しいことも、やがては、素敵な思い出となるように。
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