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三毛田
2026-01-23 23:09:56
1063文字
Public
1000字6
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46 ん. 終焉
46日目
いずれはたどり着くとしても
いずれ全ては終焉にたどり着く。
誰かが言っていたのか、それとも本に書いてあったのか。
終焉の星神に縁などないと思っていたけれど、ドリームリーフでエレジーに出会ったことで縁ができてしまった。
でも、それよりも前から縁はあったらしい。覚えてないけど。
「そもそもの言葉の意味が、終わりを迎えることだからな」
「なんの?」
「命の終わりだ」
問いかけると、己の胸に手を当てて答えてくれて。
「俺には近いようで遠く、もしかしたら縁のない言葉なのかもそれない」
命が完全に尽きる前に転生をする持明族には、確かに縁が遠いかもしれない。
「でも、脱鱗したらお前はお前じゃなくなるってことだろう?」
俺のことを知らない丹恒なんか、丹恒じゃないから。
「そうだな。俺であるが、俺でなくなる。お前のことを一切覚えていないのは
……
嫌だ」
ボソッと、かろうじて聞き取れる声で。
可愛すぎて動悸が激しくなってくる。ヤバいヤバい。
「丹恒、そんなに俺のこと好きか~」
抱きしめて、髪に顔を埋めると
「好きだ。駄目
……
だろうか」
「そんなことない! すごく嬉しくて、いっぱいキスして、トロトロになっちゃうくらい甘やかしたいって気持ちになった!」
「ふっ。お前はすぐにそういうことを口にする」
でも、嫌がっている様子は見えなくて。
それどころか、俺の背中に腕を回して抱きしめてくれる。
ん~。好き!
「いつか来る周縁に備えうことは難しいだろう。だが、それまで共に居ることは出来るだろう」
「依頼とかあっても?」
「それとこれとは話は別だ」
「そうだよな~。でも、丹恒からそういう言葉が出てきたことが、俺は嬉しい」
「あまり口にしないからか?」
「うん」
即答すると、すっと俺から視線をそらして。
「いいんだ、丹恒。お前のスピードで、俺に気持ちを伝えてくれれば」
「だが」
「だって、丹恒が俺みたいにポンポン愛の言葉を告げてくる方が想像できないんだって」
「それは馬鹿にしているのか」
「違う違う!」
ちょっとだけ剣呑な空気が肌を刺してきたような気がしたので慌てて否定。
「お前が俺にこうやって、ボソッとでもいいから告げてくれる方が個人的にキュンってするから!」
「そのほうがいいのか」
「うん!」
全力で肯定すると、照れたように頬をかいて。
「口下手な俺でもいいとお前が言うから、俺は安心してその、あ、愛の言葉を口にできる」
「うん」
「頻度が少なくとも、お前のことが好きなことは確かだ」
「うん。ちゃんとわかってるさ」
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