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ortensia
2026-01-18 01:40:04
555文字
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傭リ
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傭リ。
摘み食いは食いしん坊の嗜み。
リッパーがお菓子作りに精を出している時、その傍らには大抵傭兵がいた。手伝うわけではない。逆に手を出すと嫌がられる。
では何故か、摘み食いのためだ。最初こそその悪戯を叱っていたリッパーだが、最近ではもう諦めて自ら一口差し出してやることにした。傭兵の領分で一口を許すと、大口で持って行かれるので。量の予定が狂うのだ。
そして今回も、そばでじっとしている傭兵に、いよいよリッパーが一口与えた。傭兵にとっては量こそ小さなものだが、美味いもんは美味い。
「あ。」
しかしそこでリッパーが何かに気付いたように声を上げると、リッパーが与えた一口をぺろりと平らげた傭兵へ、顔を寄せた。
「え?」
傭兵は一口貰う時のように呆然と口を開けて固まってしまった。そんなリッパーは、摘み食いを一口与える時よりなんでもない顔をしている。
「いえ、そう言えば自分で味見してなかったなと。」
傭兵は依然として呆然とした。
「
……
お代わり。」
するとリッパーは、仕方ないと肩をすくめて、摘み食いをもう一口傭兵に食べさせた。
傭兵は、またそれをもぐもぐと平らげる。
「
……
おまえも味見お代わりすれば。」
「それじゃお菓子が完成しないのですが。」
お菓子作りが終われば、それをこの男ごと存分に頂けるだろうか、傭兵は画策した。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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