Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
三毛田
2026-01-14 21:29:43
1068文字
Public
1000字6
Clear cache
37 ゆ. 猶予
37日目
猶予がない時にプライドは意味がない
思っていたよりも、時間がない。
「なのかさん。俺はどうすればいいと思いますか」
「そもそも、サプライズっていうのが無理があるんだよ。乗ったウチが言うのもなんだけど」
「だよなぁ」
二人でテーブルに項垂れる。
迷惑をかけている姫子とヨウおじちゃん。それから、丹恒を労ろうと労おうと、感謝を伝えようとサプライズパーティーを開こうとパムと三人で話し合い。
いざ決行しようとしたところで、俺もなのも、もちろんパムも隠し事があまり得意ではないことに気づいた。
「丹恒にだけ話す?」
「でも
……
」
好きで好きでたまらない丹恒に、無様な姿を見せたくない。
という、俺のなけなしのプライド。
「丹恒に頼んだ方が、成功すると思うんだけど」
「そうなんだよなぁ」
肘をついて、提案をしてきたなのを見る。
「穹のちっぽけなプライドなんか投げ捨てなよ」
「それなら、なのも投げ捨てろよ」
「ウチには、完全に追い詰められる前に、丹恒を頼るようにしてます~」
「プライドはないのか」
ちょっと拗ねたように言うと、
「自分が出来ないことに固執するプライドはありません」
と返されてしまった。
それならば仕方ない。
「というわけですので、知恵をお貸しくださいませ。丹恒先生」
「お前たちはまた
……
」
諦めて丹恒を頼りに行くと、彼は呆れたような表情で俺たちを見て。
「パム。お前がいて、何故」
「オレも、楽しそうだと思ったのじゃ
……
」
「車掌さんを責めないで! ウチと穹が悪いんだから!」
「そうだよ!」
丹恒に責められて、泣きそうになっているパムに俺となのが両側から抱き着く。
「はぁ
……
仕方ない。今の進捗を教えろ。話はそれからだ」
「「ありがとうございます!!」」
三人で、丹恒に飛びつく。そして彼は、ふらつくことなく俺たちを支えて。
くぅ~! やっぱり好き!!
丹恒というブレインを迎え入れ、勝手に決めていた猶予ギリギリだった大人組を労わるためのパーティーの日を迎えることが出来た。
本当丹恒先生様様だ。最高。
「みんなありがとう。とても嬉しいわ」
「ああ。君たちの頑張りで、明日も頑張ろうと思えた」
二人とも嬉しそうに、料理を飲み食いしてくれた。それに、必死に選んだプレゼントも喜んでくれたし。
「お疲れ~」
「お疲れさま!」
「これはオマエたちに用意した食事じゃ」
「パム。お前も座れ。後は俺がサーブする」
四人でお疲れ様会を始めると、パムからティーポットとかを取り上げる丹恒。
「成功してよかった~」
「よかったね」
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内