紫呉葛
2024-03-14 01:02:57
3573文字
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【オキラス】ラケナリアで息を止めて【微妙にネタバレ・超捏造設定】

オキラスのつもり。超捏造設定入り。オキーフ視点。仕事中の寝不足なオキーフと冗談がすぎるラスティのちょっとした話。

『極秘』を取り扱う事には慣れている。寧ろそれが本業と言える程に。
幾つものケーブルを侍らせて、複数のモニターを明滅させて、中心に鎮座するオキーフは眉間に皺を寄せていた。
ここ数日まともに眠れず薄らと隈が浮かんだ目で、流れる文字や映像を眺める。
所謂、スパイが入り込んだ可能性を探す為だ。
遂に彼がバレたのか、とは思わなかった。
あの狼は危うさを持ちながら飄々と躱すことに長けている。
伝えられた調査対象は確かに別の人間だった。
そいつの情報の洗い出しや確たる証拠を探る為に、否、どちらかというと眠れない怠さを紛らわすべく画面を細部まで注視している。
限りなくクロに近いのに、証拠として使える物が出てこない。
時折監視カメラを見るも、微かに映り込むだけだ。
これはいよいよ直接出た方が早そうだ、とオキーフはため息を吐いた。
味覚が麻痺したのか最早泥とすら感じられない何杯目かのフィーカを入れようと視線を動かした先。
複数ある内の1つの監視カメラの映像に1人の男の姿が映る。
ラスティが、カメラの死角の何かを見ている。
怪しまれない程度に映りこむことをする彼に視線を留めていた。
ラスティがカメラを見上げる。
「?」
まるで画面越しの彼と視線が合った気がした。
ラスティは、監視カメラにウインクを送った。


「やめておけと言ったはずだ」
喫煙所で遭遇した彼は開口一番に窘める。
「貴方が見ていると思って」
ラスティは悪気のない笑顔を向けて答えた。
「冗談でもするな」
オキーフの声がいつもよりも重く低い。
少々の本気が含まれていることを察知したラスティは以後気を付けると上辺に近い反省の言葉を述べる。
それ以上の言及はせず、オキーフは目線を外し、疲れと共に煙をゆるりと吐き出す。
そんな彼を口角を上げたまま見ていたラスティがおもむろに上着の内ポケットに手を入れる。
「これを貴方に」
差し出されるラスティの手には何の変哲も無いライター。
オキーフはそれがラスティの物では無いと知っている。
だからこそ、それがどういった代物なのか予想が出来た。
調査対象に関する物だ。恐らくクロ確定の証拠が入っている。
「敵企業に入り込んだにしては、粗の目立つ相手だ。遅かれ早かれ、貴方が追うと思っていた」
火がジリジリと紙と葉を灰に変えることすら気にしならない程に、オキーフが動きを止める。
確かに手間は省けた。
確かにやり方は教えた。
確かに彼の筋は良かった。
もはや喜ぶべきなのかわからなくなっているのは、きっと寝不足のせいだ、と、らしくもなく思考が逃げた。
完全に好意で寄越してくる彼に、何も言えない。
だがこのまま受け取るだけでは分が悪い。
ならばと口にしたのは交渉の言葉。
「幾ら必要だ?」
ラスティはノリ良く返す。
「そうだなぁ、貴方の一晩が欲しい」
仲の良い同僚に菓子を渡す感覚のように譲った代物が思った以上の値を付けられて、ラスティはとんでもなく高価な対価を提示する。
絶対距離を縮めてくれないとわかっているからこそ言う冗談。
………
ほら、オキーフが呆れて黙り込んだ。
別の要望を提言しようとラスティが口を開くよりも先に。
「オキーフ?」
オキーフがラスティの真正面に立つ。
目玉1つ分高い位置から、棘のように鋭い視線で見下ろしてくる。
良いだろう、覚悟しろ」
唸るような重低音が、首を掴むように。
瞬間的に鼓動が強くなったのを、ラスティは悟られまいと笑顔を向けた。

そうして始まる真夜中ガチACバトル(in NEST)。
こんな時で無ければお互いに戦わない。
改竄した使用者履歴はそう簡単には破られないだろう。
どのような理由であれこんな所、誰かに見られたくはない。特定の人物が外出していない時は特に。
滅多に出来ない隊長同士の戦い。
お互い遠慮なく銃口を向け合う。
そうして火花を散らした後。
ラスティは満足気に笑顔を浮かべ、オキーフは眠気覚ましになったと息を吐く。
2人は静かに日常に戻って行った。

END


















(個人解釈による単純に思いついたものを書き連ねたテキトーなACバトルの内容です)
(面白味皆無です)





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リペア:無し
コア拡張機能:無し
ALPHA
機体名:××××××××
搭乗者:××××
BETA
機体名:×××××××
搭乗者:××××

制限時間 2:00

”combat mode active”

開始と同時にブースターが火を噴く。
地を蹴り真正面から突撃するスティールへイズ。
地を蹴り上げ上空に四脚を展開するバレンフラワー。
先に放たれたのはバレンフラワーのバーストライフルの弾丸。
速度に乗せて軽く角度を付けて向かい来る弾を流すスティールへイズ。
距離を近づけながら両腕を伸ばし、バーストハンドガンとライフルによる実弾を4発。
流れる様に2発避けられたが、残り2発は命中した。
更に距離を詰めるも、チャージが完了したプラズマライフルが光を走らせる。
クイックブーストでも僅かに掠り、距離を離された。
そのまま追撃で襲い来るプラズマミサイルが高い角度から降ってくる。
避けて避けて、バレンフラワーの射程内、スティールへイズの射程外。
ふわりと滞空し後退する四脚に、逆関節にも似た軽量二脚は追いかける。
「近寄らせてはくれないな、貴方は」
止まることなく放つ両銃は、威力は小さいが確実にダメージを入れていく。
だが、広範囲なパルスタイプの攻撃は視界も阻害する。
だがそれは相手も同じことだ。
スティールへイズのジャンプと同時にプラズマミサイルを放つ。それも、バレンフラワーの間近で。
「離れてくれんなお前は」
視界を数秒荒らされたと思えば、背後に回ったスティールへイズに数発喰らわされる。
しかしクイックブーストを使わずバレンフラワーは反転する。
チャージしていたプラズマライフルを放つ。次いでプラズマミサイルも。
避けられるのは計算の内。
外したのはそれだけでは無い。
「やってくれるな!」
その声は弾みを含んでいた。
スティールへイズが距離を離していく。
背後で展開したコンテナミサイルの強襲に幾つか被弾した。
装甲の薄い機体にとっては痛いダメージ。
だが、巻き返しの算段は着いている。もう直だ。
ブースターを吹かしながらあっという間に間合いを詰め、実弾を叩き込む。
そして狙い通りの時が来た。
バレンフラワーが降下する。
ENが切れた今、クイックブーストも使えない。
一気に加速し蹴りを叩き込む。
………っ」
思わず舌打ちする。
一番の隙を狙ってくることも、外すことなく相手は喰らいつくことも、分かっていた。
だが、振り払えなかった。
衝撃と共に揺すぶられる視界。
だが青い光を捉えた。
跳ねるだけのENが戻り、背面に跳ぶ。
それでも、伸びるスライサーの一撃はバレンフラワーに届く。
スタッガーは免れたものの、ダメージは大きい。
そろそろ時間が迫っている。
バレンフラワーは上空へと上がる。
「決着をつけよう」
スティールへイズは地を駆ける。
砂が巻き上がる。
飛び上がるスティールへイズ。
しかし真っ直ぐ向かわず、螺旋を描く。
お見通しと言わんばかりにプラズマミサイルとライフルが空間制圧を行ってくる。
ガリガリと引っ掻くように削られるAPを横目に、スティールへイズは上昇と銃撃を続ける。
一定距離を保つように後退を続けるバレンフラワー。
スティールへイズをロックし、コンテナミサイルをぶっぱなす。
だが、ロックがアダとなった。
狙いが引っ張られ、ミサイルは展開する前に壁に衝突し爆発する。
バレンフラワーがライフルを向けるより先に、スティールへイズがレーザースライサーを起動させる。
青い光が舞うよりも、
四脚が火を止める方が早かった。
地に落ちるバレンフラワー。
滞空するスティールへイズ。
カウントダウンが始まる。
距離を取り戻そうと、
飛び上がるバレンフラワー。
駆け降りるスティールへイズ。
バーストライフルを相手に向けた。
バレンフラワーが見下ろして。
スティールへイズが見上げて。
終了を告げるブザーが鳴った。


「さすが第3隊長殿。寝不足とは思えない動きだった」
「手を抜いておきながらよく言う」
「これでも全力だったさ。貴方同様に」
「そうか。全力を出せたなら満足だろう。もう良いか?」
まだ足りない、と言ったら貴方は続けてくれるか?」
「一晩欲しいと言ったのはお前だ。音を上げるなよ?」

NO SIGNAL