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おから
2026-01-06 18:59:43
790文字
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いかがわしい
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不健全寄り🐇🐢rkgk
映画音楽を聴いていたはずだった。
イヤホンジャックを取り付けてスマホから音楽を流す。
それだけだったのに、今はスマホはベッドの下。
「そんなに気になったぁ?」
「
………
」
「ちょーじ、寝てると思って」
「
………
」
「音漏れしてたぁ?」
「
………
」
兎耳山は和室用ベッドに横たわる十亀に意味もなく口づけた。
正直音漏れとかそういうのもなければ、放置されていたような感覚もなく、最近買ったという和室用ベッドに転がって音楽を聴いている十亀の姿が何となく気に入って起き上がってベッドに縫い付けた。
「何、聴いてたの?」
首筋に顔を埋め、耳元で囁く。
「映画の、きょく」
ちくり、と感触がして十亀は明日のインナー、ハイネックにすればいっかと他人事の様に思いつく。
「なんの映画?」
兎耳山の手が作務衣の合わせにそっと差し込まれ、十亀は息をつめた。
「ふるい、えいが?」
「オレがしってるやつ?」
「たぶん、しって、る」
作務衣の下を手が這い、つい息を殺す。
触れられているのは明確な場所ではないのに、十亀はまるで映画のヒロインの様に細やかに、しとやかに吐息を吐いた。
「なんだ、っけ
……
」
「なにが?」
「えいがの、なまえ
……
」
聴いていたのはさっきまで聴いていたのは主題歌で、映画の名前は書いてなかった。確か、殺し屋と少女の映画だった気がする。タイトルは
――
。
声を殺すのも慣れてしまった。
折角買った和風ベッドがダメになる位スプリングが鳴る。
スマホからは微かに音楽が聞こえてくる。
確か、殺し屋と少女の日常のシーンで流れた
……
。
「かめちゃん」
「ぁ
……
」
「なにかんがえてたの?」
「えーが、の、こ」
「おこるよ」
そりゃあそうだ。怒られて当然だ。
十亀はお詫びに口づけを強請ると、そのまま声を殺してベッドに沈んだ。
あの曲は、確か。
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