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ニャモニ
2022-12-10 01:16:44
1374文字
Public
【FF14】エス光😺
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猫ちゃんと竜
エスティニアン×光の戦士♀(ルカ)
6.2以降のラザハン生活している時系列
ヴリトラから借りているメーガドゥータ宮にある客室。
星戦士団への指導が終わり部屋へと戻ると、いつもいるはずの恋人、ルカの姿が見えなかった。
どこか遠出するときはリンクパールに連絡があるはずだ。それに今日は帰りに買ってきて欲しい物があると指定されていたはずだ。そのため部屋にいるものだと思っていた。
ラザハン織物で作られた買い物袋をテーブルに置き、ひとまず台所の定位置が決まっている物だけは置いていく。
部屋の中に人のいる気配はない。
何か急な依頼でも発生して、メモを残す暇もなく急いで外出でもしたのだろうか。
「さて
……
、どうするか」
あり物を使って夕飯を作っておくべきか、大人しく風呂でも沸かして待っているべきか。
悩んでいるとベッドの方から高く可愛らしい声がした。
その声は聞き覚えがある。アイメリクの家に行くとよく耳にした声と似ていた。
「ニャア」
ベッドへと近づくと布団の上に座って毛繕いしている金色の毛並みをした猫がいる。
「どこから入ったんだ?」
窓は締め切っていて、ここは警備も最も厚いメーガドゥータ宮の一室だ。猫が簡単に出入りできるような場所じゃないはずだ。
知らない人間に捕まりそうになれば逃げ出すものだろうと、身構えながら手を伸ばす。
だが、猫は怯える様子も見せず立ち上がると、自ら俺の伸ばした指に鼻を擦り付けてきた。
「
……
?」
随分と人懐こい。スリ、スリと何度も擦りつけ、猫の口端が指に引っかかって伸びた。
両手で抱えてみても怖がらずキラキラとした大きな瞳に自分が映る。
毛並みと同じ、金色の瞳が。
「お前、まさか」
顔を覗き込むと、ザラザラとした生臭い舌が鼻の頭を舐めてきた。
猫からは陽の光をたっぷり受けた干し草のような、柔らかで香ばしい匂いがする。
「ル
――
」
「ただいまー!」
「ニャア」
玄関から聞こえる声。
腕の中の猫は身を捩ってスルリと腕の外へ逃げていく。
「ああ、よかった。大人しくしたくれてたんだな」
猫は帰ってきた相棒の傍に走り寄り、足の間をスリスリしながら八の字に回っている。
「あれ、エスティニアン? 帰ってたのか。どうかしたか?」
「ああ
……
。何でもない」
脱力からしゃがみ込み両手で顔を覆う。
猫を抱えて近づいてくるルカの足音が聞こえたのでゆっくりと顔を上げる。
「ニャン」
金色の毛並みの猫はどこかすました顔で、同じ金色の髪を揺らした恋人と顔を並べた。
「あ、この子? 今日一日預かってくれって依頼を受けたんだ。依頼主が猫ちゃんの好物を入れ忘れたから買っておいて欲しいって急ぎの連絡がきちゃって
……
。いい子にお留守番してくれてよかった。あれ、エスティニアン、猫はダメだっけ?」
「いや、平気だ。
……
お前と良く似ているな」
「髪と目だろ? ふふ、尻尾はこの子の方がちょっとスマートだけど」
ブンブンと返事するように揺れる猫の尻尾。ルカの尻尾もゆるゆると揺れていた。
「
…………
飯にするか」
お前が猫になってしまったんじゃないかなと、一瞬本気で思ったことなどみっともなくて口には出せない。
名前を口に出す前でよかったと思う事にしよう。
隣に並んだ愛しい金色の頭に口付けると、不満気な鳴き声と柔らかな肉球の一撃が頬を掠めた。
おわり
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