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ニャモニ
2022-07-05 00:03:11
918文字
Public
【FF14】エス光😺
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パパの匂い
エス光(ルカ)。
結婚後、子育て中の一幕。
「ママの頭からパパのにおいがする
……
」
「え?」
お昼寝の時間。三歳の娘を寝かしつけるために一緒に横になっていると、擦り寄ってきた娘がクンクンと鼻を鳴らして前髪の生え際を嗅いできた。
「ママはおひさまみたいにあったかくて、はちみつみたいな色で、美味しそうだからパパに食べられちゃうね」
眠くなっている娘は自分の発言にくふくふ笑いながら、大きな瞳を細めていく。
まだ赤ちゃんみたいなぷくぷくな指が私の頭を抱える。パパの匂いが混じっているのが気に入ったのか。そのまま頭を抱き締めながら眠りに落ちていった。
「寝たのか?」
リビングに繋がるロフト階段を静かに降りると、ちょうど薪割りを終えたエスティニアンが庭から戻って来たところだった。
「うん。今日は朝からいっぱい遊んで眠かったみたい」
三歳になってお昼寝をしないで過ごせる日が増えてはきたが、今日は朝からずいぶんと元気に飛び回っていたせいか、久しぶりのお昼寝時間になった。
ベッドのある階上に視線を向けていると、いつの間にか傍まで歩いてきたエスティニアンに腰を抱かれて、頭の上にキスが落とされる。
ちょうど、前髪の生え際だ。
何も言わずに横抱きでリビングに運ばれる。その間も頭にすりすりと頬擦りや唇の感触がある。
「匂いかぁ」
娘の発言を思い出して思わず笑ってしまうと、私をソファに降ろしたエスティニアンが自分の腕の匂いを嗅ぐ。
「汗臭かったか?」
薪割りをしてきてくれたのだから、確かに少し汗っぽいし、筋肉の熱をじわりと感じる。けれどもそれを臭いとは思ったこともなくて。
「ううん。エスティニアンの匂い。私も好きだぞ」
「ああ、なるほど」
意見の発端が誰なのかを察して、小さな宝物が眠る部屋に視線を送る。
優しく目尻が下がって、少しだけ困ったように笑った。
「嫌われたら、立ち直れないな」
冗談めかして肩を竦め、それからゆっくりと隣に座って肩を抱き寄せられる。
唇が重なって体温がより上がっていく。差し込まれる舌に、服の下に入ってくる大きな手に。
今度はどこがパパの匂いがするって言われるのか、ほんのちょっとだけ心配になった。
おわり
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