ニャモニ
2020-11-07 15:43:03
1098文字
Public 【FF14】エス光😺
 

言ってなんぼでちよ!

お得意様、エル・トゥの言葉から拾って

ヒトは言葉を交わしてわかりあう種族なんでちから、好意なんて言ってなんぼでちよ!

「って、エル・トゥが言ってたんだ」
「そうか」

 蒼天街からアパルトメントへ帰ってきたルカが、キッチンで鍋を回してる俺の後ろにやっきて、もじもじしながらピタリと背中にくっついてくる。
 言葉の足りない俺がなんと応えるのか、興味半分、怖さ半分か、そわそわしながら反応を待っているような気配が伝わってくる。

 可愛くて仕方ない。

 と、いつも思っていることを口に出してやればいいのだろうが、この捻くれた己の口は言葉を上手く出してはくれない。
 エル・トゥなどという年若い子竜に言われたから言うのも癪に触る。
 お玉でスープを小皿に掬って軽く冷ましてからルカの口元へ運ぶ。俺を見上げたままゆっくりと口をつけ、考えるように瞬きする。
「どうだ?」
「いいと思う!」
「じゃあ、夕飯はこれでいいな」
 火を止めて鍋の蓋を閉める。まだ背中に張り付いているルカの脇を抱えて肩に担ぐ。
「わっ、なに?」
 多少は成長して肉付きは良くなっているが、まだ細くて軽い。
 担いで顔の横にあるミコッテらしい丸い尻を、短いスカートの下から手を差し込んで揉むと小さい悲鳴が上がった。
「ま、まだ外、明るいぞ」
「部屋の中だろ。俺しか見てない」
 下着のラインにそって内側の尻肉をなぞると、くすぐったいのか愛らしい声が上がっている。
 ベッドに寝かせて丸い額や、柔らかい頬に口付けていく。頭の上にある弾力のある耳をぐにぐにと揉むとふにゃりと顔が緩む。
……エスティニアン」
「なんだ?」
「大好き」
……っ、お前が言うのかよ」
「言ってなんぼなんだぞ」
 ――ソワソワしてたのは、俺に言ってほしいからじゃなくて自分で言いたかったからか。
 苦手だからと身構えてた自分の小ささに呆れてしまう。
……俺もお前が好きだ。愛してる」
……え」
 木の実のような丸い目がより大きく見開く。信じられないという顔を見せてから、ぶわっと耳の毛が膨らんで頬が真っ赤に染まっていく。
「誰より大事にしているつもりだが、言わせてばかりだからな……ルカ?」
 両手が伸びて首にしがみつかれる。顔は胸元に隠して見せてくれない。
 耳が伏せってぴこぴこと揺れて、俺の顎を叩く。
「ちょっとだけ……ぎゅってしてて」
 掠れた声で囁かれ、落っこちないように背中に手を回して抱きしめる。
 今、この手を振り解いて顔を覗いたら最高に可愛い顔をしてくれているかもしれない。
 見てしまいたい欲望と戦いながら、ルカが落ち着くまでゆっくりと背中を撫でていた。