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三毛田
2026-01-04 14:30:25
1063文字
Public
1000字6
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27 ひ. 秘密の恋
27日目
君と俺の秘めた恋
これは、表に出してはいけない。秘密にしないといけないもの。
「あら、どうして? 恋をする理由も、動機も、自由よ。他人に何か言われたからといって、諦める必要はないわ」
コートの整理をしながら、その人は告げる。
「だって。あの人たちは、俺らの敵だろ」
「明確な敵ではないけれど、彼らは私たちを敵視している。仕方ないわ。だって、私たちは星核ハンターだもの」
今日着るものをやっと決めたのか、ほかのものは丁寧にクローゼットにしまって。
「犯罪者だから、恋をしてはいけないわけじゃない。それに、君はまだカンパニーに存在を認知されていない。自由にすればいいの」
「でも」
決心がつかない俺の頭を、彼女は優しく撫でて。微かな笑みを浮かべ、抱きしめる。
「聞いて。自由である内に、自由に生きなさい。苦しくなるのは、君よ」
こういう時に言霊を使うのは、ズルいだろ。
なんか鼻の奥が痛くなってきたので、誤魔化すように鼻をすする。
「会いに行きたいなら、会いに行きなさい」
「うん」
「後悔しないようにね。恋でも、生きるのも、それだけは同じよ」
「わかった。ちょっとだけ、会いに行ってくる」
「いってらっしゃい」
「遠くから見るだけ!」
「それでも、よ」
急に恥ずかしさがこみあげてきて、部屋を飛び出す。
フードを目深にかぶり、彼に会いに行く。
数日は、この町にいると言っていたから。
「お前か」
「そうです」
お互い名は名乗らない。彼は、何かに追われている様子だ。
「明日ここを発つ。あの男に見つかったら、お前にも被害が出るだろう」
「何で追いかけられてるんだ?」
「俺が知りたい」
無表情であるが、むすっとしているっていうのがなんとなくわかって。
そんな、かすかな表情の変化が愛しい。
別れたらきっと二度と会えないだろうし、所詮は俺の片想いだけどここで彼と出会えてよかった。それだけは言える。
「ご機嫌だな」
「お前に会えて嬉しいんだよ」
「
……
そんなことを言うのは、お前だけだ」
「俺だけって嬉しい」
「どうしてそうなる」
呆れたような声。
「今日は何するんだ? 付き合うぞ」
「携帯食料を、ある程度揃えたい」
「あれ、不味いじゃん」
「落ち着いて食事を摂れる機会は少ない。だから、手早く食べられて栄養があるものが好ましい」
「じゃあ、買い物終えたら一緒に飯行こうよ。最後だから、いいだろ?」
「
……
そうだな。どうせ明日にはここを去る。最後の思い出に、ちょうどいい」
淡々と告げるが、口元には笑みが浮かぶ。
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