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ひよこ豆
2026-01-01 16:30:12
1981文字
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ヒュアキポリネシアンなんとかwip1
タイトルそのままです。題材が題材ゆえ、まだまだ続きます。ゆっくり書いていきます。
「前置きは置いておいて。ポリネシアンセックスをしたいと思う」
「
……
また唐突な」
真顔ですっとんきょうなことを言うアキラに、ヒューゴは眉をひそめた。
「僕は真剣に話をしているんだ」と口を尖らせるも、ヒューゴの視線はあくまで甘い。
なんだか真面目にとりあって貰えていない気がする。
「普段の性生活になにか問題が?まさか、物足りないとでも言うのではあるまい」
ついと胸元をくすぐりながら、わざとらしい意地悪を言われる。
閨ごとのような官能的な空気を読み取って、アキラは思わず頬を染めた。
「物足りないわけじゃなくて
……
むしろいつも求めてくれて嬉しい
……
いや、そういう話では、いや、そういう話か
――
」
アキラの思考回路はぐるぐると深みにハマっていった。
額にキスされ、ようやく思考をストップさせる。
「戯れが過ぎたな。君が可愛らしくて、つい」
口元に指を添えながら、ヒューゴは目を細めて謝った。
およそ謝る態度でもないが、これだけで許す気になったのでアキラも大概甘い。
誤魔化すために、こほん、と咳払いした。
「さっきも言ったかもしれないが、君との行為に不満がある訳じゃないよ」
「なら問題はなかろう」
「そうだけど、でも」
追求を続けられアキラは一瞬言い淀んだ。
しかしここで流されては望みは通らない。
目元に集まる熱を自覚しながらも、そっと内心を打ち明けた。
「
……
精神的にも肉体的にも、お互い最高の状態で、最高の快感を味わってみたいと思って」
つまりこれは、アキラの知的好奇心が多分に含まれた実験的提案だ。
ヒューゴは思いもよらない回答に言葉を呑んだ。
肩に寄り添い、距離を縮める。
手に手を重ね、吐息混じりの声で問いかけた。
「気にならないかい?」
最高の状態のセックスが、どれだけきもちいいか。
ヒューゴはうぐ、と息を詰め、しばし考え込む様子を見せた。
そうしてようやく、絞り出すように言葉を発した。
「
……
ならないといったら、嘘になる」
ヒューゴの答えに勝利を確信し、アキラはヒューゴとの5日間をもぎ取ることに成功した。
1日目。
裸になって、見つめ合う。
30分後にハグして終了。
タイマーをセットし、2人して寝間着を脱がせあう。
すっかり裸になってベッドに座り、改めて向かい合った。
明るい場所でまじまじと眺めるヒューゴの裸体は、相も変わらず美しい。
普段は薄暗い中で見ることが多いので、この機会にしっかり観察しておこうと謎の気合いが入る。
服のせいで着痩せして見えるが、その中身はしっかりと筋肉がついている。
しかし、たくましいとかごついとか、そういった形容詞は正しくない。
実用的に絞られた、無駄のないしなやかさ。
戦闘中に見せる大胆な足さばき。
よく動く手指に、なんど翻弄されたことか。
「アキラくん。熱心に見つめてくれるのは嬉しいが、俺は君の声が聴きたいな」
声をかけられ、はっとする。
会話を忘れるほど夢中になっていたとは。
「すまない。観察に熱が入りすぎた」
「ふふ。穴が空きそうなほど、とは正にこの事だ」
君が空けてくれるなら歓迎しよう、とヒューゴはからかってくる。
「それで?俺の体は君から見てどうだろう」
「うん。均整がとれていて、一見細身だけど、近くで見ると厚みがある。見ていて惚れ惚れするくらいだ」
素直な感想を述べると、日々努力しているからな、と返ってくる。
打てば響く言葉の応酬は心地よい。
他所では水中での努力を晒さない、白鳥のごとき男となれば尚更だ。
飽きもせず眺めていると、不意にヒューゴが言葉を落とす。
「君の肌は、白く、なめらかで美しい」
ほう、とヒューゴがゆるく吐息をつく。
うっとりと甘い声が、アキラの耳に心地よくしみ渡る。
ヒューゴはアキラの手を取り、歌うように続けた。
「軽やかな指が俺にすがるかすかな力。理知的な瞳が蕩ける様。無防備なうなじ
……
その首筋に噛みつきたいと、何度思ったことか」
言葉の通りにヒューゴの指がつたう。
今日はまだ、直接的なスキンシップはルールで禁じられている。
――
そのはずだ。
けれど。淡く皮膚の上をなぞる指の腹が、わずかに官能を引き出してゆく。
ぞくりと身震いすると、ヒューゴはいたずらに笑った。
「最近、尻周りに肉がついたように見受けられる」
……
そうまであけすけに言われると流石に照れの方が勝つ。
「
……
太ったかな」
「より魅力的になったという事だ。
……
ああ、キスはまだ、できないのだった」
名残惜しそうな事を言うが、2人とも目線を絡ませるだけで、十分満足していた。
しばし和やかな空気の中談笑し、タイマーが鳴ったところで本日はお開き。
優しく抱き合うと、心の中までぽかぽかと温まる心地だ。
そのまま2人はまぶたを閉じ、穏やかに眠りについた。
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