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リレン
1401文字
Public
フリンズと現パロ学生夢主
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フリンズさんとお部屋でゆっくり過ごす話
※現パロです ご注意下さい
「はーいフリンズさん、そこどいてねー?」
コーヒー二杯をマグカップに淹れて部屋に戻ると、私が先程までいた場所に、なぜかフリンズさんが移動してきている。ほんとになんで?諦めて私が移動すれば良いとも思うのだが
…
そこは元々私の場所だったのだ、と主張してみる。
「お戻りですか、ではこちらに」
そう言って、こたつ布団を捲っているが動く気配はない。
仕方ないなぁ、とマグカップを机の上に置いて、こたつ布団とフリンズさんの足の間に潜り込む。すぐにお腹に回されてくる腕がくすぐったい。めげずに先程まで使っていたペンとノート、参考書に再度向かい合うが、今度は肩が重い。
「肩に頭乗せないでくださーい。手が動かしにくいですよ」
「構ってもらえないので、僕が勝手に構うことにしました」
「こらこら、来月の資格試験の勉強しててもいいって話は付いたはずでしょ」
「
……
そうでしたっけ」
「わざとらしく忘れた振りするのはやめて下さい」
部屋に二人っきりになると、すぐ猫ちゃんになってしまうフリンズさん。仕方ないので一度ペンを置いて、肩に乗る後頭部を撫でてみる。ふふっと小さく笑う声が耳元で聞こえる。
「満足しました?」
「えぇ、多少は
…
ですが」
肩からは離れてくれたので手近にあった彼の読みかけの本と、淹れて来たコーヒーを渡す。素直に受け取ってくれたので、よしとする。少しすると背後からページを捲る音が聞こえる。心地よいBGMになりそう。私も、もう一度目の前のお勉強に向き合うことにしよう。
***
………
あれ?
いつの間にか机に伏して寝ていたらしい。これがこたつの魔力と背中の温かさ、か。
ふと後ろを見ると、フリンズさんも寝ている
…
?ように見える。背後に置いてあったクッションに身を任せており、読んでいた本は胸元に落ちている。
――
いいことを思いついた。
こたつ机に置いていたスマホにゆっくり手を伸ばし、なるべく動かないように後ろを振り返る。カメラを起動して、『パシャッ』と小さく音が鳴る。えへ、宝物が増えましたね。
「
――
面白いことをしてます、ね?」
「ひゃあ!」
私の心臓が飛び跳ねた。本当に、突然耳元で良い声で喋るのはやめて欲しい。
「起きたなら声掛けてくださいよ!」
「楽しそうだったので、つい」
「つい、じゃないですよ
…
」
彼は口元に手を当ててクスクス笑っている。顔が良いので許してしまうのは惚れた弱みかな。
「ちなみに、」と言いながら、フリンズさんもスマホを取り出して少し操作し、画面を私に見せてくる。
「僕も
…
同じことしてましたので、おあいこですね」
「
……
!? 寝顔撮られてる!」
「えぇ、はい」
こたつ机に突っ伏してマヌケ面してる自分を見るのは、なんとも
……
恥ずかしいな
…
。自分も同じことしていた手前、消してくれ!とは言えないので
…
してやられた気分である。ジト目で抗議だけしておいた。
予定より進んでいない参考書を読み解きながら唸っていると、「はいどうぞ」とフリンズさんが剥いてくれたミカン一粒が差し出される。無言のままパクッと食べると、なぜか彼が楽しそうにしていて、二個目も差し出されてくる。餌付けされている小鳥の気分になった。
たまには、こんなお休みも良いよね。
『なにも してない おやすみ の ひ』
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