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fedge
2025-12-28 23:46:34
1909文字
Public
Pixiv非掲載
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2025.12.28ワンドロライ『冬の神器』
現パロ 同棲済み
2025.12.28のスペースで開催されたワンドロライで書いたものです。
「やはり買って正解だった。僕の言った通りだっただろう?」
「ああ。空調も問題ないし不要だと思っていたが
……
これはあると無いとでは段違いだな」
オロルンは読みかけの書籍を手に身体を半分ほどこたつ布団に埋め、反対側で蜜柑を剥いているスラーインに得意げに言った。
スラーインとオロルンが暮らす一室に、冬の神器・こたつが導入されたのはつい昨日のことだ。久しぶりに祖母の家へ立ち寄ったオロルンが実家に置かれたこたつを見て存在を思い出し、わが家にも買うべきだとスラーインを説得したのだった。昨日はさほど冷えなかったため効力を実感できなかったが、窓辺に近づいただけで凍てつきそうな今日はこたつの力がないと乗り切れない。
「しかし潜り過ぎだろう、オロルン。足が焼けるぞ」
胸までこたつに潜って本を開いているオロルンの脚は、身体を埋めすぎているせいでスラーインの脚に触れている。二人並ぶとオロルンのほうが小柄に見えるが、一般的には丈のある方の成人男性なのだ。
「身体を出していると寒いからな。もっと潜ったっていい、頭まで入ってしまえば怖いもの無しだ」
「やめておけ。窒息するぞ」
もぞもぞと動きながらより深くに潜ろうとしたオロルンの足は、溜息を吐くスラーインの足に押し返される。だめか、と少し残念そうに元の位置へ帰り、手にしていた本の続きを読み始めた。
それから暫く静かにお互いこたつでのんびりと過ごしていたが、またオロルンがもぞもぞと動き始める。またか、と思いつつ先程と違って深く潜り込んでくる様子が無かったため放置していると、オロルンの足先がスラーインの脛へとあてられた。感触を確かめるように足指で押し、ふふっと小さく笑ってまた引っ込んでいった。
何か良からぬことを考えているようだったがまぁ支障はないだろうとニュースを眺めていると、同じようにまた足先を押し付けてくる。今度は一段深くなって内腿だ。こたつで熱されてぽかぽかになった指先がつんつんと内腿をつつく。
大した問題ではないだろうと放置していれば、足先が不穏な動きを見せた
――
伸ばされた先は股座で、つんつんと様子を伺うようにつついてくる。スラーインが反応せずにいると、それが面白くなかったのかぎゅむ、とより深く足を押し付けてきた。
何をするのかと思えば、そのままむにむにと逸物を揉むように足指を蠢かせてくる。片足だけだったそれを放っていればいつの間にか両足に代わり、ズボンの上から柔く弄び始めた。
優しく圧されているとはいえ急所を好き勝手に遊ばれては叶わない。伸ばしてきている足裏へ狙いを定めて、スラーインはこたつの中に手を差し入れてそれを捕えた。つい数秒前までこたつの外に在った手のひらの冷たさがオロルンの足裏に刺さる。
「きゃうっ!?」
驚きのあまりらしくない声が漏れ、びくんと足をうごかしたせいで下から天板を蹴りつけてしまった。幸いにも熱源には当たらなかったようだが、すこし堪えたようで丸まって脛を擦っている。もちろん、こたつの中だ。
「悪戯をするからだ」
「うっ
……
何も言い返せない」
わるいことをしているという自覚があったのか、それとも思ったよりも痛いのかしおしおと大人しくオロルンは丸まっている。
「痛むか?冷やすものをとってこよう」
「大丈夫だ。むしろ冷やしたくない。寒いから」
よほどこたつから出たくないのだろう。首だけ出して身体をすっぽりとこたつの中に収めたままなので見ることは叶わないが、おそらくまだ脛を擦っている。
……
しかしながら、これをこのままにされるのも癪だ。
スラーインがこたつから身体を抜くと、一瞬開いたこたつ布団から冷たい空気がひやっと入り込む。
「トイレか?だったらついでに珈琲を
……
」
「
……
」
「ん?どうした
……
わっ、寒いっ!」
オロルンの側に回り込み、スラーインは首だけ出していたオロルンのこたつ布団をむんずと掴んだ。捲り上げられたこたつ布団から入る冷気に襲われ、オロルンがぶるっと全身を震わせる。
「あったかいのが逃げてしまう。閉じてくれ」
「断る」
スラーインは屈みこむとオロルンの脇をむんずと掴み、ずりずりと引き摺りだすようにこたつからオロルンを剝がした。戸惑うオロルンが事態を呑み込む前に身体ごと引っ張り上げ、抱きかかえて足先でこたつのスイッチを切った。繰り返すがオロルンの身丈は一般成人男性、更にいうなれば大きい方だ。
「!?」
「行動には責任が伴うものだ。解っているな?」
「責任
……
あっ」
ひやりと冷えたベッドシーツに降ろされ、オロルンは悪戯の代償を支払うこととなったのだった。
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