仙台という街で長くジャズ専門店をやってたらあの人らと縁はあるだろうし、その流れで大やJASSのことは知るだろうなと。
原作MOMENTUMのジャズコンペで
「ジャズの未来を託すとしたら誰か」
で大が優勝に選ばれたのが、あまりに良くて
……
勿論、出場した皆がそうではあったけどそれでも、その中でも今の自分自身を演り切った
「大のジャズ」
に未来を感じたレジェンド含めた審査員達が、大を信じて未来を託してくれたというのが、たまらなく胸にきました。
私事ですが。
実家に帰省した際に地元のジャズ喫茶やバーをいくつか訪ねました。
各店ではBGの話題は出さず、初心者ジャズファンとしてジャズやライブの話を沢山楽しくさせていただきました。
会話の中で、仙台より松本より更に地方(実家はそういう地です)の、そういった店のさまざまな実情をいろいろと伺うことがあり、その度に原作BGで読んできた内容が思い起こされ、大や雪祈の歩んできた道のことを思いました。
そして、それぞれの、その店のジャズでの在り方があるんだな、と思いました。
漫画に描いた会話の内容にモデルは無く、いつも私が感じていたり経験したこと、私の中にあるBGとジャズに対する沢山の感想のひとつをこの漫画用に出力したものです。
沢山ある感想のひとつであって、これがすべてではないし私自身も感想もこれからまた変わっていくかもしれません。
後日談とマスター側の話は、BGと出会った時に大量に書いたシナリオのひとつ。
前述のさまざまな感想と、E9巻のボーナストラック(雪祈の未来や右手のこと)やコンペに対する感想も入れられたことで私の中で意味が濃くなったと思うし、このタイミングで形にできて結果良かったと思います。
フィクションに求めるものは人それぞれでその時々で違って、癒やしや楽しさだけ欲しい時もあったりする。
けど現実はどんな人にも容赦なく平等で、それでもどう生きようとするかという人間の生きる強さがいいなと感じる作品が深めに刺さりがちな私は、今BGに夢中です。
過去は過去。その上でどう考え、積み重ね、変わろうとするかしないか、さまざまな取捨選択の結果、どう生きたか。
ドライなわけではなく、確かな重みや葛藤や苦しみがあるけどそこを直接は見せずに絶妙な描写で背景を感じさせるのがすごいよなあ原作BG
…淡々と描写してて重い。人生!
人や物事を美化しすぎず、いろんな面がある、という部分まで描いているところも誠実だなと思います。
財布を落として自転車のチェーン切れても「東京来てからすげえラッキー。みんないい人」と言う大。
「ただの事故。それだけ」と言う雪祈。
川喜田さんがボーナストラックで「勝ち続ける奴は過去を振り返らない」と言ってましたが。
過去を蔑ろにするわけではなく、プラスの部分を大切にしてマイナスを追い出し、信じることで前に進む力にして、積み重ねた足元より前を先を見てる
…のが大なのかなと。
作中「覚悟」という言葉を使いましたが、大は肯定も否定もせず。マスターが自身と重ねて納得するための言葉。
という光寄りの感想漫画でした。あとがき長くてサセン!
BLUE GIANTが好きです。
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