12/26~12/31開催のwebコミ同人祭にサークル参加することを決めたのはよいのですが、新しくお出しできるものがない
……。
いや、pixivに2月新刊サンプルは上がっているので、それを展示としてリンク貼るのは決めているのですが。
年末ssを書く元気も時間もないので、急遽やります。
「2025年同人誌あとがき祭」~!!!!!!
最近、同人誌のページ数がちょうどいい感じになることが多いので、長いあとがきをわざわざ書く機会がありません。
なのでこれを機に、あとがき祭をしてみようかな、と思った次第です。
それではご覧ください。
【1】「バケモノは殺さなければならない」(ゲ謎父水/R18)
2025年2月、VRフェス合わせの新刊。完売しています。
バレンタイン合わせのイベントとは思えない特殊性癖バッドエンド本です。
(読み手によってはメリバ?)(私的にもメリバかな)
特殊性癖および注意事項は、
・去勢、肉体改造→後天性カントボーイ
・催眠、睡眠姦
・カニバリズム
・攻めのヤンデレ、受けの精神崩壊
・男性妊娠、出産
・暴力、殺害、自害未遂
と、オンパレード。
よくもまあ、こんな本を皆さん手に取ってくださったもんです。
本当にありがとうございます。
父水で同人復帰した一冊目が転生・男ふたなり本で、二冊目がコレです。
仮タイトルは「バケモノの子」でした。
ワンライで書いた「執行猶予」「控訴棄却」というssを膨らませ、全面リライトしてオチをつけた話です。
この仮タイトルでもいいかと思ったのですが、二話目(「控訴棄却」)が、水木が自分の腹から生まれた異形の子を殺す話だったので、章タイトルをそれぞれ、「男を殺す」「子を殺す」そして完全書きおろしの「父を殺す」と揃えたところ、「バケモノは殺さなければならない」というタイトルが生まれました。
バケモノとは、水木の腹から生まれ続ける人間とも幽霊族とも似つかない子どものことであり、水木への執着のあまりに狂気に落ちた父のことでもあります。
もともとの原作の主人公である鬼太郎は、果たして実父の幽霊を殺すことができたのか。
……残ってたら皆さんの目でお確かめくださいってできたんですけどねェ~。
残ってないんですよぉ~。
サンプルを長めに出す方がよい、ということを学んだ話でもあります。
一話の「男を殺す」をまるまるプライベッターでアップしたら、質問マシュマロが何通か来たので、反響は大きかった。
「男を殺す」サンプル
【2】「行儀のいい犬」(GQXシャアシャリ/R18)
2025年5月新刊。何のイベント合わせでもない本を作るのは初めてでした。
現在完売しています。
まだまだ絶賛本編放送中だったので、その後のシャアが無事に帰ってくるのか、シャリア・ブルは生きて完走できるのか?
と、ハラハラし通しだったときの本です。
あまりにも、あまりにもDom/Subが似合いすぎるふたりだな
……と思って書いたのが、表題の「行儀のいい犬」です。
年下の上官Domと年上部下のSub、似合いすぎる。
ノープロットで三本とも書きました。
ところでエッチなシーンはいっぱいあるんですけど、実は作中、
挿入シーンは一度も書いておりません(笑)。
気づいたとき「マジか」と思いました。
とらのあなに7割納品して、残りを手元のイベントで頒布していたわけですが、とらのおまけペーパー無料印刷キャンペーンに応募して、「はじめてのボルドー」というssペーパーもつけていました。
(今はpixivで読めます)
ペーパーの規格に合わせて削るのが大変だったので、もう二度とやりたくないです(笑)。
それなら自分でキンコーズで印刷したのを納品します。
「ボルドー」はもちろん、原作のふたりの重要アイテム「ボルドーの左岸」のことですが、Dom/Subのセーフワードとして設定しました。
同人誌本編では、どんな無体な命令をされても従っていて、逆にシャアの方が心配になる(「オール・グリーン」)ほどだったのですが、シャリアが初めてセーフワードを使ったのは? という、ちょっぴりコミカルかもしれない一発ネタでした。
Dom/Subにおけるセーフワードって大切だと思うのですが、どうも蔑ろにされている傾向があるんじゃないかと思っていて。
だってDom/Sub(SM)って、ふたりの間の信頼関係が大切なわけじゃないですか。
嫌なことを嫌だと言えない相手に、もしかしたら自分が怪我をしたり死ぬかもしれないプレイをさせられますか? っていう
……。
なので、積極的にセーフワードは活用していきたい所存。
同人誌三話は再会前で止まっています。
この世界線では、どんな再会ifになるのか考えたことはなかったのですが、本編最終回後のシャアシャリだとどうなんだろう
……。
とにかくDom/Subとの相性がばっちりすぎるので、他の方が書いているDom/Subシャアシャリ読みたいです。
あんまりないんだよな~
……?
「行儀のいい犬」
【3】「愛しき幽霊族のためのフィナーレ」(ゲ謎父水/全年齢)
2025年7月星に願いを2025新刊。
転生オケパロを目指した結果、ネームドモブキャラが出張ってきたり、幽霊族に珍妙な設定をつけたりと、やりたい放題やった作品でもあります。
(まぁ、これの前に出している父水本が本当に好き放題しているので、あんまりそうは思われていないかもしれません)
私は「死」=「呪い」という派閥におり、置いて行かれた生者は死者に囚われたままである、という構図に物語の奥深さや美しさ、人の業のようなものを見出しがちです。
だから長生きおじさん水木よりも、一度しっかり死んでもらいたいと転生しがち。
この本は貧乏大学生の水木くんと、ヴァイオリンの精霊になっている父の話です。
鬼太郎と父が母親が憑いているチェロを探すのに巻き込まれる話なので、幽霊族夫婦の話であり、家族愛の話であり、幽霊族→水木の物語でもあります。
オケパロはこのジャンルでの流行です。
シネコンでヴァイオリンを弾く父とチェロを演奏する水木のビジュアルが出た瞬間から皆さんあれこれ書いていて、遅ればせながら書きました。
普通に(?)天才ソリスト×反発する楽団員の話を書けばいいのにそうしなかったのは、ひとえに、私にクラシック音楽についての素養がないからです。
ピアノを10年習っていても、『富士見二丁目交響楽団』シリーズ(秋月こお先生/角川ルビー文庫)が好きでも、クラシック音楽を聴く趣味が育たなかったし、調べたところで付け焼刃にもほどがあって、いい感じに書ける気がしなかった。
なので、ちょっとずらしました。
水木は大学生でチェロをたしなみますが、音大生ではありません。
ゲゲ郎はヴァイオリンの精霊(?)であって、自分で弾くことはなく、鬼太郎の演奏は自己流なので、曲も何もない。
いや~
……お前、逃げ道を考えるのだけは上手だな!?
ネームドモブが出張る話でもあります。そういうのに抵抗がない方、父水と言いつつ鬼太郎の父と母が深く愛し合っていてもOKだという方(父水を書く以上、彼女の存在を無視してはならないと思っている派閥)、まだちょっとだけ自家通販に残っていますので、よければ。
「愛しき幽霊族のためのフィナーレ」
【4】「軍靴のサンドリヨン~Scarlet0079~」(GQXシャアシャリ/R18)
2025年8月マヴコネVEGA新刊。
先天性女体化ssをいくつか書いていて、そこにエピソードを加えて調理したものです。
7割くらいはwebで読める
……はず。
サンドリヨン=シンデレラは王子様がガラスの靴を持ってきてくれるのを待つ身ですが、シャリア・ブル(♀)は自分からシャアを探し出す、という強い女性であるということで、タイトルはかなり好き。
途中でキシリア様によっておめかしさせられるシャリアが出てきます。
そのときに彼女は、「靴はこのままがいい。何かあったときに走り出せないから」と、きれいなパンプスを断るんですね。
そこからつけたタイトルでした。
これにもネームドモブが出ます。お前モブに名前つけるの好きだな?
エンヴィス・トシンという名前は、「envy」「嫉妬心」からつけました。
大したことをしていないのに、女なのに、ニュータイプだからって重用されるシャリアにも嫉妬するし、自分の能力不足を棚に上げて自分より若いのに大佐なんて位にいるシャアにも嫉妬している、小物っぽい悪役です。
エピローグを除き、全編シャアの視点で語られる物語です。
シャアシャリ♀エッチシーンで地の文に「」とかっこの中が空欄になっている箇所があります。
しまや出版さんから「これは仕様ですか?」と電話がかかってきました。わざとです!
「母」でも「妻」でも好きな単語を皆さん入れて読んでください。
ところでこの話、書いているのが例によって例のごとく、最終回前なんですよね~
……。
ゼクノヴァっていなくなったのを、探すシャリア♀で終わっている。
まさか最終回で後ろから殴りにかかるとは思わないじゃん、おシャリさんよ
……。
2026年には続きの「~Emerald0085~」を出したいと思っているのですが、本編準拠にするのか、できるのか悩んでいます。
本当はシャリア・ブル♀視点で書きたかったけれど難しそうなので、他の人物から見た0079以降のシャリア、というふうにして本編エピソードの流れに合わせようかな、と考え中。
7月になるか10月になるか12月になるか
……とにかく来年には絶対出したいです。
この話を読んでくださった方にしかわからないアレなんですけども、初めて身体を重ねるときに、ちょっとエッチなネグリジェに着替えるんですよね。
本編最終話、ゼクノヴァのキラキラの中で大尉服=印象に強く残っている衣装で現れたシャリアを見て、
「シャリア♀ちゃん、ネグリジェで現れるかもしれんやん……」
というNG妄想をし続けているのですが、誰にも共有してこなかったので、ここで白状します。
シャアの脳裏に焼きついて離れない、スケスケネグリジェとセクシーランジェリー。
もちろん下着の色は赤です。
とらにもまだ少し残っていますし、2月CPオンリーにも持っていきます。
Emerald出すときに並べておきたいので、どっかのタイミングで全部引き上げる予定ではいる。
「軍靴のサンドリヨン~Scarlet0079~」
【5】「しょうもないことに才能を使わないでください!本番」(GQXシャアシャリ/R18)
2025年10月スパーク新刊。
ようやく最終回後に書いた本(笑)。
8月の無料配布に続きを書いて薄い本に仕立てました。
これはしまやさんの文芸ステープル本。
仕様がわからずに事前に質問したりしまして、これでオフセット本の実績を解除しました。
早割のないセットなので、初めて通常入稿しましたね
……ほら私、早割のことを通常〆切だと思って生きているから
……。
とにかく頭の悪い話です。
地球にいるシャア(シロウズのすがた)が新たな事業を興すよ! そのモニターはシャリアにしか頼めないんだ! ってところから始まるエロ本。
ジャンル者があまりにも、
「貴様に殺されない生き方」=「慈善事業」
と、単純に結びつけているのがどうも気になって。
もちろん、そういう話を私も書いたりしますけれども、シャリアの願いに沿う生き方をするのならば、
「誰かのために尽くせる生き方」ではなく、「シャア自身が自然で、自由でいられる生き方」
をすべきだと思うんです。
それが世にも珍しい、大人の玩具会社を立ち上げるシャアの話に繋がった
……ってワケ。
たくさん印刷したけどあんまり手に取ってもらえていないので、心が挫けそうです。
そうか、みんな孤児院設立したりNPO法人作ったりするシャアがそんなに好きか!
私も好きだけどさぁ
……でもそれがシャアが心からやりたいことかっていうとさぁ
……わかんないじゃん?
心からやりたいことを探している、という点でも、この話のシャアは様々な事業を興しては、しかるべき人物に禅譲して次の会社へ、ということをしている実業家になっています。
呆れつつもシャリアがモニターに付き合ってくれるのは、惚れた弱みだけじゃなくて、シャアが心の底から
「やってみたい。やってみよう」を実践・実現していくからなのです。
なんとこの話の続きがpixivで読めます。
まだ続くかもしれない
……予定は未定。
続くとしたらオナサポえちおね(?)編ですかね。知らんけど。
あ、とらのあなにある在庫には、ssペーパーが付きます。
「しょうもないことに才能を使わないでください!」
【6】「ひとりで立って、ふたり寄り添って~ファーフロム運命~」(創作BL/全年齢)
2025年11月文学フリマ東京41新刊。
全年齢オメガバースという、オメガバース=受けに発情期がある=エロという大前提を覆す本です。
おまけにベータ×ベータ。
そんなんフツーのBLと何が違うんじゃい、と思われそうですが、私個人のオメガバース観を通すと、まったく異なります。
オメガバース社会で一番重視されるのってなんでしょう。
私は、「生殖」であると考えています。
オメガには発情期があって、それを鎮めるためにアルファとセックスをする。
それが男同士、女同士であっても自然なこと。リアルな日本の現代社会よりも、同性カップルは目立たないのかもしれません。
けれど、そんなふたりの間に「生殖」という理由がないとしたら?
彼らの付き合いは異端なのでしょうか。誹られるべきなのでしょうか。
私は常日頃から、オメガバース社会のことを「地獄」と形容しがちなので、そういう社会で生きる普通の人たちの話を書きたかったんですよね。
アルファとオメガが主役の世界で、ベータの物語をメインに書いていきたいのが、このシリーズです。
二作目は、高校を舞台にした物語で、ベータの女子高生とオメガの男子高校生の話を予定しています。
2026年秋(冬?)の文学フリマで出すのが目標!
半分以上できあがっているんだけど、うっかりプロットどっか行ったから駄目かもしれん!!
頑張れって言ってほしい!
通販は現在Folio自家通販のみです。
3月J庭に申し込んだので、そちらでも頒布。2月にも持ち込みます。
「ひとりで立って、ふたり寄り添って~ファーフロム運命~」
【7】「優しいオバケの愛し方」(ゲ謎父水/R18)
2025年12月コミックシティ新刊。
有志による父水プチがある! ということで、当初なかったところに無理矢理予定をねじ込みました。
いや、12月って勤務中の書店も繁忙期なんですよ。
そのうえ、本当は夏に行きたかったけど諸事情で行けてなかった帰省も敢行したので、正直早割に間に合わないかと思った。
間に合いましたけど! 確認TELを羽田空港で受け取りましたけど!!
12月に参加を決めてよかったな、と思ったのは、しまや出版さんの水引飾りセミオーダー表紙が年内いっぱいだったんですよね。
ずっと「いいな~。でも結婚するような話を書かなきゃ駄目なんだよなあ~」と考えていたので、この機会に! えいっ! と参加申し込みしました。
これまたオメガバース小説です。
幽霊族の父はアルファもベータもオメガもないのですが、水木の身体がオメガとしての性質を取り戻すにあたって、アルファの性質を示します。
幽霊族何でもありだと思っています。
この話の肝は、
「自分もあの一族と同じなのでは?」と思い詰める水木
です。
Mのために幽霊族を捕まえ、その姿かたちが変わり死ぬまで搾取し続けた連中と、ゲゲ郎の在り方を変えてしまった自分と何が違うのか、と。
ゲゲ郎が目玉から元の姿に戻った理由にもひっかけてたりします。
表紙に水引、遊び紙にも印刷をしてもらって、お気に入りの一冊です。
とらのあなにまだじゅうぶん残っています。
「優しいオバケの愛し方」
なんと2月もシャアシャリオメガバースです。
三冊連続でオメガバース小説を書いていることになりますが、全部私の趣味が反映されていて、割と地獄。
※※※
以上、あとがき祭でした!
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