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傘道
2025-12-27 00:00:00
1592文字
Public
イトビリ
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欲張りなプレゼントを
znzrの🔦🔫です。
🔦の誕生日の話です。
サンタクロースへ
パイセンをください
チャンピオンより
『クリスマスも合わせてプレゼントしたいんだが』『プレゼントに何がいいか?』
ノックノックで聞かれたので、『パイセンが欲しい』と即答した。
返事は『わかった』
本当に用意してくれるのか?
プレゼントはパイセンなのか?
誕生日までチャンピオンがそわそわしていたのは語るまでもない。
ようやく訪れた誕生日。
カリュドーンの子やビック・ダディ、パエトーンにお祝いされて1日が過ぎていく。
パイセンは来ない。
宴の会場にやってこない。
随分前には連絡していたが、返事はなかった。
やっぱりプレゼントに恋人はやりすぎかとライトはため息を吐く。
『パイセン、今どこにいるんですか?』
『秘密』
そんなやりとりがされたノックノック。
秘密ってなんだ?
今すぐパイセンに会いたい。
宴の主役がそんなのでいいのか?と思っているとパイパーに肘で小突かれる。
「こいつに任せて、会いに行っちまえ〜」
会いに?
何処にいるのかわからないのに?
でもなんとなく。
何処にいるかわかったような気がした。
こっそり宴を抜けて、拠点に向かう。
寒さにより白い息が宙へ浮かび消える。
玄関の鍵を開けた。
「あ!」
居た。
恋人が、パイセンが、ビリー・キッドが居た。
……
巨大な赤い靴下の中から顔だけ出して。
「
………
」
気まずい沈黙が流れる。
「何やってるんすか?」
そう聞くのが精一杯だった。
「えっと、誕生日おめでとう!」
「あ、ありがとうございます。」
なぜか敬語になってしまった。
「プレゼントは
…
とりあえずこれ!」
大きな靴下から鋼鉄の手が出てきて、何かチケットの形をした紙を渡してきた。
「これは
…
」
紙に書かれていたのは、『パイセン1日独占チケット』だった。
「朝から晩までパイセンが一緒に居るぜ!」
なんて素敵なプレゼントなんだとライトは胸が高まる。
もしかしたら決闘できるかもしれない。
一緒にモーニングのコーヒーを飲んで。
一緒に街中でデートして。
そして夜には
…
様々なデートプランが頭の中を駆け巡る。
こうして考えるだけでも楽しいプレゼントだ。
「パイセン、ありがとうございます。ところで
…
」
「ん?」
「もう靴下から出てきてもいいですよ?」
いつまで経っても顔しか出ていないビリーにライトは優しく言う。
「いや、えっと
…
これはクリスマス
…
いや、誕生日も
…
」
「何ぐだぐだ言ってんすか?ほら!」
ライトは思いっきり靴下の縁を掴み、一気に床まで下ろした。
「ちょっと待てって!」
「は?」
そこに居るビリーは赤いジャケットのパンクな格好ではなかった。
艶めかしい機械の太腿を見せてサンタモチーフの丈が短いワンピース。
いわゆるミニスカサンタだった
「クリスマスもって考えたら、親分とかが冗談で
…
あっははは!」
ビリーは引き攣った笑みを浮かべた。
硬いボディにふわふわのポンポンが付いたミニスカワンピースは似合わないだろうという自虐の笑みだった。
ピキリとライトの中で何かが切れる。
「パイセン。」
「なんだ?」
「これ使えますか?」
ライトは先程プレゼントされた、『パイセン1日独占チケット』をビリーに差し出す。
「え!?いや、これクリスマスプレゼントも兼ねてるから
…
その
…
」
ビリーはモジモジした後、キリッとアイライトを光らせる。
「このチケット無くても独占できるぞ?」
だからもらってくれよ、ダーリン♡
そう冗談と本気が半分半分の声で言うとチャンピオンはミニスカサンタを抱き抱える。
向かうは寝室。
あとでパイパーにお礼を言わないとな。
そう考えながらライトはプレゼントのパイセンを大事に抱きしめた。
ミニスカサンタの機械人は熱烈な愛をもらい、後日チャンピオンはミニスカサンタだけで無く大好きなパイセンを独占できた。
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