よつもり
2025-12-25 20:19:11
2079文字
Public 考えたこと
 

度重なるXのアレに付いての所感


AIの学習、生成に関するXの規約が変更されるたびに、クリエイター界隈、二次創作界隈は巣をつつかれたような騒ぎになるわけです。
もう何回目? 二回目? 三回目?
ということで、過去数回においても「Xを捨てて他のSNSに行こう」というような話題が盛り上がっては、投稿済みのイラストを削除したり、他のSNSのURLを貼ったり、イーロンへの呪詛を吐いたりなどと同じような光景が繰り返され、そのようなわけで今日もまた同じような光景が繰り返されているわけです。

生成AIは今急速に伸びている市場であり、ひとまず技術ぶっ込んで機能をあれこれ作ってみて何ができるかを見定めていこうか、というような段階であるように見えます。
ということで、思いつく機能はとにかく何でも実装するし、その辺りの規約に関しても今後生成AIが伸びていくために必要な形で改定されていくことが見込まれ、
つまりある一定の見方(クリエイター寄り)からすれば「状況は悪くなる一方で、今後も悪くなっていくだろうと思われる」といった見通しになるでしょう。

というわけで、今回も、そして今後もXにしがみついていこうと思うのなら、
今後も状況が悪くなること前提での腹積もりをしておいたほうが良いと思います。
毎回、規約が改定されるたびに同じように「Xは最悪だ!」「でも他のSNSは人がいない」と大騒ぎして、何度も周回したような権利関係の話題がタイムラインを駆け巡り、阿鼻叫喚の様相を呈するのはあまりにも学習がない。

「他のSNSも生成AIの学習に関しては似たりよったり」という意見に対しては、
「いや、私はあくまでイーロンのスタンスが嫌いなのだ」という形で反論がなされ、
同時にXを出ていかない理由として「他のSNSは人がいない」ということを挙げる方もおられます。
「企業アカウントが移動しないから他のSNSは過疎になっている」という言い回しをして、
他のSNSの過疎は企業アカウントのせいであるということを述べる方もちらほら見受けられます。
(論理に飛躍がありますがこれがまかり通っているのよねえ。)

しかしそもそも、企業アカウントは人が多いところで広告をすることが使命であって、わざわざ人を引き連れて移住をする理由がありません。
企業アカウントに引っ越しの先導役を期待することがおかしいんですよね。
人が多いSNSがあれば企業アカウントも自然と移動をしますので、つまり、因果が逆なわけです。

そもそもXに問題意識を持つ皆さんが移動をせず定着しないから他のSNSは過疎であり、企業アカウントはXに居座り続け、
Xくん(あるいはイーロン)は利用規約の改定を重ねても「まあどうせ一瞬は騒ぎになろうけれどもすぐに落ち着くじゃろ」と思うわけです。たぶんそう思っているんだと思う。

一瞬は蜂の巣をつついたような騒ぎになったとして、「出ていく!!」と息巻くはいいものの、
結局は出ていけないし、出ていったとしても戻ってくるのであれば、Xくんは何をどうしたって「ま、一過性じゃろ」と学習しますよ。それが何回も繰り返されるのであればXくんはその学習を強化していくはずです。

というわけで、その中身に多少の違いはあれども毎回同じように炎上し、Xに呪詛を吐いてはそれでも未練がましく居座るのが大半、あるいは息巻いて出ていったは良いものの静かに出戻りしてくるなどの光景が度々見受けられ、そういう騒ぎを見るのも何回目かになると、流石にそろそろ気の毒だとも可愛そうだとも言えなくなってきたなあといった所感。

自分が移住した先を発展させるのだ、とか、育てていこう、とか、盛り上げていこう、そういう意気込みもなく、
移動しない回りが悪いから私も移動できないのだ、過疎だから向こうは使えないと言ってXに居座り続け、
改定のたびに同じようにXに対して悲観するさまを目にするのはどうもシャッキリしない。

理想のSNSは存在しない、というのはこういう話題が流行するたびに時折見かける言い回しですが、これは本当にそう。
完全に理想のSNSは存在しないので、その前提で考えていかなければいけない。
ある程度割り切りとか折り合いを見つけていかないと、もしくは他の選択肢を選び取っていく決断をしていかないと、同じような話題のたびに毎回同じように翻弄されて、同じように泣き言を言って、効果があるんだか無いんだか分からない対策にがんじがらめになっていくのを見るのは、なんだかねえ、呆れますね。

絵師の気持ちをわかっていない、とか、字書きのよつもりはそもそも前提が違うのに口を挟むな、とか、偉そうだ、とか、色々反論が来そうですけれども、まあそれはそうかもしれませんが、けれども同じところで同じ価値観でぐるぐるしていたってしょうがないじゃないですか。

Xの美味しいところだけは欲しいけれども、自身からは何も差し出したくないし奪い取らないでほしい、というのは、それはとても純粋な願いですが、なかなかそうはいかないのが現実のようです。残念です。