春野ツバサ
2025-12-19 22:23:17
1900文字
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虫の守護神と王様達次回チラ見せ

支部にて投稿中の王様虹。年内にもう1話投稿するのを目標に頑張ってきたのですが……申し訳ありません。間に合いませんでした(土下座
や、少しだけ言い訳をさせていただきたく。
実は少し前までストレスフルな日々を過ごしておりまして、それがとうとう天元突破致しまして再びばったんきゅーしておりました。おかげでまたも創作にリソースを割く余力がなく。今日までに満足のいく出来まで仕上げることができず、やむを得ず更新見送りとなってしまいました。ほんと申し訳ない。
とはいえ、年内に完全新作投稿ゼロというのも自分自身でも悔しくありますので、次回更新分の一部をチラ見せとして投下いたします。
支部への投下はなんとか年明けには投稿できるよう頑張って参りたいと思いますので、しばしお待ちいただければ幸いです。
まだまだ始まったばかりの物語ですが、亀の速度で進んでゆきますのでお付き合いいただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願い致します(礼

 兵士達がだかだかと喧しい足音を立てて中央広場へと向かう。目的はもちろん。凶悪犯の捕縛である。
 バグナラクの侵攻が辛うじて収まったかと思えば行きつく暇もなく凶悪犯のタイホである。兵士さん達大変だなーご苦労さまです。
 胸の内で兵士さん達に労いの言葉をかけているうちにその数がどんどん増えていく。そして、集まるなり、対象をぐるっと包囲した。その対象とは言わずもがな。この国の至宝である聖剣と国王陛下のお召し物を強奪した邪悪の王あらためギラその人である。
 自身を取り囲む兵士達にしかし、取り乱す様子もなく邪悪の王様は静観を貫いている。
 事情を知らない一般の兵士さん達からしてみれば相手は極悪人であるが故にこの対応は極々普通のことである。なんせ、国王様直々のお達しですしね。
 ただ、内情を知る身としてはまぁ、この状況に物々しさを感じずにはいられない。
 一応この後の流れはわかってるからこの状況もなんとかなるとわかってはいるものの。不測の事態というものは存在してるんで一応警戒はしておく。
……最悪、この包囲網の中から邪悪の王様をかっさらわなきゃいけないのか」
 まぁ、なんとかなるとは思うけども、そうならないことを願うばかりであります。

「貴様は指名手配されている。
 大人しく城まで来い」

 おっと。思考を飛ばしている間に動きがあったようです。
 兵士さん達の間をぬって現れたドゥーガさんとボシマールさん。シュゴッダムの王の双璧であるお2人が直々に邪悪の王の捕縛の陣頭指揮を執っている辺り、この事案の深刻度合いが伺い知れる。
 兵士達に一斉に剣を向けられて絶体絶命の状況であるのにしかし、邪悪の王様は怯むことなくふっ、と笑いを零す。
「好都合だ。
 城まで連れていけっ」
 オージャカリバーを兵士達に向ける邪悪の王様。掲げた瞬間、周囲にいた市民から短い悲鳴が上がった。
 兵士達に剣を向けるということはすなわち、王に逆らうという明確な意思表示を意味している。この国で暮らす者にとって、王に反旗を翻すという考えはまず起きない。それだけ、この国の王は民達に崇拝されているからである。
 そして、この状況を国民に目撃されたことにより、邪悪の王様が名実ともに罪人という烙印を押されることが決定した瞬間でもあった。
「反逆者を捕らえろっ」
 ドゥーガさんの合図で兵士達が一斉に邪悪の王様に向かって駆け出した――

 ――中略――

 やって来たのはテクノロジーの国――ンコソパである。
 IT技術が進んだ国というのを謳い文句にしているだけあって街の景観が現代社会のそれに近い。地球育ちの現代っ子の私としてはやっぱり落ち着くものがある。まぁ、住んでる国民の半数近くが特服民なのを除けばだけれども。
 そんな一風変わった人で溢れかえる街の中をキョロキョロと見回しながら歩いていく。
 街の至る所で電光掲示板がピカピカと輝き、街ゆく人々はほぼ全ての人が何らかの電子端末を所持していた。
 この街の全てのインフラは電子化されていて、王様が住まう居城、ペタ城で一括管理が成されている。そしてそのシステムをいちから構築したのが何を隠そう現ンコソパ王もとい総長であるヤンマ・ガストその人である。裸一貫から成り上がり、今やいち国のトップにまで上り詰めたのだからその手腕には目を見張るものがある。
「邪悪の王様とヤンキー総長はお城かな」
 なんせ、ゴッドトンボで飛んでいくと僅か数秒足らずでンコソパに着いてしまう。脚の速さは断然あちらのが上だ。それなりにラグが発生しているのは間違いない。
「今のところ襲撃を食らっている感じはしないよなぁ」
 きょろりともう一度街を見回す。一応この国にもバグナラクからの襲撃があるはずなのだけれども。そのような雰囲気はない。まぁ、ないならないで平和だしそれに越したことはない。

 ――うわぁぁぁっ――

 そう思っていた矢先でした。
 悲鳴が聞こえた。

「化け物っ化け物が襲ってきたっ」

 どうやらドンピシャなタイミングだったようです。

 いく分か小走りで現場に到着してみれば。わらわらと湧くサナギム達に特服の方々がおっかなびっくりながらも応戦していた。
戦況はやや特服勢が押され気味。頼みの王様達の姿は、ない。邪悪の王様達が到着するまでもう暫くかかりそうである。
 どうしたものか。
 王様達が到着すればこのくらい掃討するのはわけない。とはいえ、到着を待っていたら負傷者が増えるばかりである。
「仕方がありませんね」
 時間稼ぎを決意して首から下げたメモリを外した。