しっぽ

ジタティナ。ジタンが若干ヘタれです。普段は男前なジタンでも好きな女の子の前ではヘタれるのかなっと思いました。惚れた弱みっていうやつですね。ジタティナというよりティナジタっぽいな。※DFF発売当時に書いたものなので現在のキャラの性格と口調が異なる場合があります。

「ティナちゃんは、ふかふかしたものが好きなんだな」
「うん。ふかふかグリが最適だよ。でもジタンにもふかふかしたものがあるよね」
ティナちゃんはそう呟くと、俺を見つめた。俺を、といっても正確にはお尻あたりに生えているもの。

「俺のはふかふかしないよ」
「そうなの?」
「あぁ。なんなら触ってみる?」
「うん」
「ならちょっと待ってな」
俺は後ろを向いた。

「いいぜ」
合図すると尻尾を掴みだした。触ったり掴んだりと感触を確かめている。

「ふかふかしないだろ?」
「うん」
どうやら納得してくれたようだ。

「でも」
「でも?」
「ジタンのはふかふかしないけど、ふにふにしているよ」
ポソリと感想を呟き、ふにふにというやらをしだす。

えーー俺はどうしたらいいんだ。ここは受け入れるべきか。それとも抵抗すべきか。

首だけを動かして振り向く。

「うふふ」
普段あんまり笑わないティナちゃんの顔が綻んでいた。

へぇ~こんな風に笑うのか。初めて見た。うん、やっぱ笑った顔も可愛いな。もっと見て見たい。
不覚にもドキドキしてきたぞ。まいったな。こんなに嬉しそうなティナちゃんを見てたら抵抗なんかできやしないって。
まあ、いいか。

ーーーちょっと待て長い!!!ふにふにが長いぞ!もうかれこれ10分はたったんじゃないか?

それでも終わる気配がない。
よく飽きないよなとか、手が疲れないよなとか思った。
ってそんな場合じゃなかった。

「ティナちゃん。も、もういいよ、な?」
たくさんふにふにしたんだ。もう十分だろ??

「.....」
そ、そんな目で見るなよ。

「ジタン」
「な、んだ?」
「まだふにふにしたい。ダメ、かな?」
そのおねだりの仕方は反則だろ。男はそうゆうのに弱いんだぞ!

「好きにしな」
「ありがとう、ジタン」
極上の笑みを浮かべ、ふにふにしだす。

いいんだ、これでいいんだ。きっと。




おまけ(にしては長い。フリオティナ?要素あり)


「君たちは何をしているんだ?」
「あ、フリオニール!今ねジタンの尻尾でふにふにしているの」
「ふにふに?」
「うん、ふにふに」
「ふにふにってなんだ?」
ごもっともな質問を口にする。まあそりゃそうだろうな。

「見てのとおりさ」
少し投げやりに答えた。

「そ、そうか」
よくわからないという顔をしつつも相槌をうって納得したようだ。

あ、いいこと思い付いた。

「フリオニール、ちょっと話があるんだ。こっち来いよ」
「なんだ?」
フリオニールが側に寄ってきた。俺はひそひそと耳打ちをする。もちろんティナちゃんには聞こえないようにな。
話が終わるとフリオニールはごくり、と喉を鳴らしてティナちゃんを見つめた。

さあどうするかな?

「フリオニール?」
「っお、おおおれはっ!おれは―――――!!!」
顔を真っ赤にするやいなや逃げ去っていった。

うんうん、からかいがいのある奴だ。

「ジタンなにを言ったの?」
「秘密」
ジタンはフリオくんをからかうかのが楽しいようです。


おまけ2

「なあジタン」
「なんだよバッツ」
「俺もその尻尾触ってもいいか?」
「断る」
ティナ以外には触らせないジタンでした。