楽士エンド経由で魂だけ並行世界に飛ばされてしまったLucid部長が、同じように楽士エンド記憶のある相棒とこの世界ではそうならないよう頑張る話です。部長も相棒も男なので腐向けです。
本当は2ルート書く予定だったのですが、データ全消失の影響で、笙主ルートのみになります。
並行世界の笙悟は裏切られた記憶を持っているので、もう二度と裏切らせねぇいう感じで、通常よりも執着度その他が強いです。部長の方も罪悪感でヤバいので、双方それなりに通常よりダメな感じです。
楽士エンド経由という事で、仕様的にそちらの終わりのネタバレがあります。
現実を壊す事にならないようやり直していく感じの話ですが、ループというよりは偶然一回だけやり直し出来た、みたいな感じです。
ゲーム本編とほぼ同じ部分はあらすじみたいになっている部分もあります。
楽士エンドですが、部長の時も楽士の時も周囲の期待や望みに応える為に理想の姿を演じ続け、他人を放っておけず自分をすり減らし自分を見失い、負の感情に共感する事でメビウスに来る前からあった現実への憎しみと酷い目にしかあってこなかった事が原因の人間不信、親を喪った事による愛情不足と死の欲動が更に悪化し、正気なようで狂っていき、全てに疲れ果てて逃げ出し破滅を選んだ、極端から極端へ突っ走ってしまったタイプのただの弱い人間で、並行世界でも強い罪悪感を抱えています。
両親が死んで独りだけ生き残ってしまったので、自分だけ生き残る事に強い恐怖と絶望感と罪悪感を持っていて、親と共に逝けなかったのも終わる世界から自分が弾き出されたのも罰であり、生き残った以上は贖罪をしなければならないと強く思っています。
そういうタイプのLucid部長は解釈違いだったり、合わないなぁという人は引き返した方がいいかも知れません。
自分が楽士ルート関連で書く場合に、面白半分とか何となくとか微妙な理由で現実を壊す部長が書けないというか、自分には理解出来なくて書けないだけなので。
現実の終焉を望んでしまうくらいに精神が追い詰められていた、または帰りたくない、帰れない程絶望している理由がある部長として作っています。Vita版の無印、リメイクのOD共に設定的には同じにしていますが、楽士ルートが追加されたODの方がより部長の絶望感が強い感じのイメージになっています。
この話での設定。まだ書いていない部分の設定も含まれますが、とりあえず。
↓
東雲 奏(楽士エンドから別世界線へ)
仲間を裏切って倒し、優しい夢を見たまま現実を終わらせる事を選んだはずが、何故か『卒業』した時に戻っていた。夢なのか、死ぬ前の走馬灯なのか、それとも本当に戻ったのかもわからないまま、今度は全てから逃げないよう彼はもう一度走り始める。
強い罪悪感と自己嫌悪を抱えたまま、仲間や現実と共に終わる事すら出来ずに並行世界へ飛ばされてしまったLucidの魂の残骸。終焉世界のμの嘆きと願いが並行世界のμへ届き、その並行世界へとLucidの魂の残骸を引き寄せた。
並行世界の奏はメビウスに堕ちてきた時点で全てに絶望しきっていて、その願いは自分を殺してくれ、というものだった。困りきったμは彼に提案し、引き寄せていた別世界線の同じ魂の残骸と融合し、ある意味で双方の命を救い、Lucidだった奏の心で上書きして並行世界側の奏の願いを叶えた。その為、体は並行世界の彼で、心と能力はLucidの彼、魂は双方が融合したもの、という感じになっている。
現実を終わらせただけでなく、並行世界の自分が望んだとは言え結果的に器を乗っ取るような形になって、彼は余計に罪悪感を抱える事になる。
罪悪感と贖罪の気持ちが強い為、自己犠牲的な言動や行動に走りそうになっては注意される。また、終焉の記憶がある相手(笙悟)につい執着し、依存してしまいそうな気持ちを抱えている自覚があり、それに自分で戸惑い相手の負担にならないよう表になるべく出さないようにしてるが、無意識に行動や言動にその感情が出てしまっている時がある。
真面目で優しく穏やかな部分は変わっていないが、常にある罪悪感と、誰かの理想の姿であろうとするのをやめた事で、どちらかというと現実での弱々しさと自信のなさが出ている。あちら側より仮面をつけるのが下手になって、嘘をついたり誤魔化す時は困ったように微笑んでしまうので、相棒にはバレる。
このルートでの奏は半年前にメビウスに来ていて、『入学式』を実は経験していない。更に融合のショックや並行世界の記憶のせいで本来かなり『卒業』しやすい状態だが、強すぎる罪悪感が記憶をせき止めるストッパーとなっていた。
カタルシスエフェクト
花 元からの花(トーチジンジャー、キンセンカ)+ユウガオ、タツナミソウ
二丁拳銃と、胸と背中から生える杭はそのままに、トーチジンジャーとキンセンカ以外に花の種類が増えている。二丁拳銃についた二本の鎖が手首、腕、首へとガッチリ巻き付き、そこから二匹の蛇のように全身へと絡みついている。服装も制服からLucidの時のような黒い服に変化し、手足の一部が透明化していて、ちぎれた手足を鎖が繋いでいるようにも見える。
全身を鎖で戒められているものの、動き自体には殆ど変化はなく、速さもそのまま。鼓太郎にはヒーローの変身みたいで格好いいと羨ましがられているが、そのたびに微妙に心のダメージを受けている。
花言葉
トーチジンジャー
全てを手に入れる、気取った恋、信頼、慕われる愛、無駄なこと
キンセンカ
寂しさに耐える、悲嘆、別離の悲しみ、絶望、失望、慈愛、初恋
ユウガオ
罪、夜、儚い恋、魅惑の人
タツナミソウ
私の命を捧げます
佐竹笙悟(笙主ルート)
並行世界の存在ではあるが、無意識の内にあった終焉の記憶を思い出させられて、メビウスに来た奏を『卒業』の前から見守っていた。彼に対してそこまで怒りや憎しみはないけれど、大切な親友だと思っていた相手から裏切られたショックと、ある意味自分の手から奏を奪われたような気持ちになった事、彼に支えられていた温かで優しい記憶と、心の中にしまいこんでいた恋愛感情が入り混じり、今のその想いにはかなり独占欲と執着が強くなっている。
記憶のおかげで色々知った事で精神は割と安定しているように見えるが、奏にその分執着し、奏を独りにはしない、離れさせない裏切らせない、という気持ちが無意識にあるので、彼が傍にいる事が前提になっている。
特殊スティグマ
終焉の世界で消えていった者の魂の残滓。終焉世界の笙悟の魂の残滓がスティグマとなっており、いつの間にか奏が持っていたもの。
奏とその相棒しか装備出来ない。持っていたのは奏だが、彼が装備すると強力な効果は得られるものの、スティグマからの強い精神汚染による何らかの弱体効果がつき、侵食により常に心と体にダメージを受ける。装備していなくても、近くにあるだけで奏の精神状態や体調によっては多少の影響がある。終焉世界からの呪いのようなもの。
並行世界の本人が装備するとレベル、全ステータスが上がり、スキルと奥義を習得した状態になるが、少しずつスティグマから終焉世界の自分の様々な感情を受け取る為、負の感情も受け取ってしまう。
その為、精神状態によっては影響を受け、時には暴走してしまう。暴走した場合は、奏に何らかの害、または欲望をぶつける事になってしまう。それによってスティグマの怨念のような残留思念が少しずつ落ち着いていくものの、発散させるのも大変だったりする。
終焉世界の笙悟の魂の残滓を奏が持っている。持っているというより、彼に憑いてきた、とでも言った方がいいような少々ホラーなもの。
並行世界
終焉世界は実はLucidが現実を壊す手助けをしなくとも、いずれ崩壊に向かい救われなかった世界線。先はなく袋小路になりただ終わっていくだけの枝の世界だった。他のゲームの言葉を借りるなら、終わっていくだけの剪定事象とか異時層とかみたいな感じ。
その世界は未来ある世界線に吸収統合され、終焉世界の魂もそちらに統合され、ある意味やり直しのような状態で、統合された魂たちは終焉の記憶を完全に失っている、はずだった。
しかし、終焉世界で特に強い思い残りと強い感情を持っていたせいで、笙悟は統合された後も魂にあちら側の自分の記憶を大事に抱え込むようにして持ち続けていた。メビウスに奏が現れた事で、それをμに引っ張り出され、その記憶を思い出した。
感情の大半は、奏に「憑いて」きたスティグマに残留思念として切り離されて遺された。そのままでは上手く統合されなかったので、世界に強い感情の大半が切り離され、それはスティグマとなって奏の傍に呪いのように……あるいは重すぎる愛のようにあり続けていた。
また、終焉世界に最後まで残っていたため、奏の魂は統合される事が出来ず、残骸としてその世界に流れ着くまで欠けた状態だった。そのため、ボロボロになっていたのは魂が欠けた状態で生きていたから。終焉世界と並行世界で融合した状態が実は本来の状態。並行世界の彼の場所を奪い取ったというより、欠けていたものが一つに戻った状態。
この辺の曲のイメージで書いているという別にいらん情報。
楽士エンド、またはこの話の部長イメージ
拝啓、何者にもなれなかった僕へ
ケセラリズム
スーサイドパレヱド
ロウワー
笙主
罪と罰(Reloaded)
トーデス・トリープ
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