柘榴つくも
2024-10-31 12:50:49
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狂威一族にだけ使える特殊秘技

狂威家が魔界で恐れられている理由

■ここで狂威一族の魔術事情について


狂威家の魔術は魔法陣を描いたり呪文を唱えるものではなく、"手呪法陣"(しゅじゅほうじん)という特殊なハンドサインを使った法術を使います。

呪文を口に出すことや法陣を残す事は相手に情報を与え残すことになってしまうので、
こういったサイレント魔術が狂威家で編み出され代々受け継がれてきました。
この呪文を有しないサイレント魔術で幻獣も呼び寄せたりできます。

指一つ一つ、手首の角度、間接の位置まで精密に組むのでとても複雑で、
片手一振の間に10くらいのパターンを手早く組んで魔術を発動させるのですが、
駄べりながらもポケットに手を突っ込んでたり袖口に手を隠してこっそり発動させるなんてことも可能。

手呪法陣は世間に知られていない特殊秘技ゆえに、いつのタイミングで発動され、どこから狙われたかも特定が困難。
第三者から見れば発動者はポケットに手を突っ込んで立っていたり、頭をかいていたり、と何気ないただの仕草に見える。

そしてネイロはそのスキルを活かした取締り執行官の中でも特殊な諜報部隊。
「おとなしい人懐っこい」で相手の警戒心を失わせて接触し、潜り込むことで内部を探り、ヘタレのリアクションにさりげなく手呪法陣を織りまぜることで違和感を見せずに軽い破壊や情報収集をしています。

この段階ではまだ軽い範囲の執行ですが、
世間を危険に巻き込むようなレベルと上からの判断が下されると強制執行に黒い外套に身をまとった仮面の執行官が乗り込んできます。
この強制執行者の中には狂威当主の父やヒズミとネイロも含まれる。


その為、彼らが歩く周囲にその不思議な現象が突如として起こることから、"災難を呼ぶ一族"という事で狂威家が脅威の一族として魔界に知れ渡っていて、中低階級の魔族にとってまさに刺激しちゃいけない者達なので、"狂威"という名を上げるだけで怖がられる。

そしてこの手呪法陣を継ぐ狂威一族は指がとても絶対的大切なので、
細かな指の動作も有するので関節のトレーニングにその教育の一環としてピアノやヴァイオリンを絶対科目として叩き込まれている。
音楽のレッスンには長男の双子ユガミから教わり、手呪法陣の組みは父親や次男の双子ヒズミから教わってます。
が、ネイロはこのレッスンが大嫌いで、サボることも多く手呪法陣は苦手で、高難度なものはまだ上手く扱えません。が、ギターを弾くことが稀にあるのでそれで音楽による指の関節トレーニングは補えている模様。



幻獣の召喚も手呪法陣で行う為、これをサボっているネイロは兄達のように幻獣を手懐けるまでができません。
過去に先祖の一人は足の指で手呪法陣を使う者も存在していた模様。それがネイロのお帽子様のあの頑固ジジイ(真ん中)である。