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沙里
2025-12-10 09:36:47
692文字
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日常茶飯事トーク
闇綱の綱と哲人さんの漫才
「君、意外と肝が据わってるよね」
「
……
そうですか?」
「伯爵も楽しんでるんだろうけど、人外相手にあれだけズバズバ切り込むのは、“ただの”人間はやらない」
「あのおひとは、人類の一般常識は通じへんけど、話は通じる。それだけの話ですわ」
「そういうものなのかい?」
「そういうもんですよ。闇の王さんは、闇の王言うてますけど、世界征服するわけでもないですしね」
「まあ確かに。彼の目的は力を取り戻すことだしね。力を取り戻したら世界征服するかもしれないけども」
「それはないですね。あのおひとは自分でやるんやなく、それをしようとする存在を喜ぶタイプです」
「なるほど。確かに彼はそういうところはある。外野から面白がるというと露悪的ではあるが」
「いわゆる上位存在という分類やね。自分たちが小動物を見てかわええなあ言うんと同じです」
「
……
君、その認識で彼とドタバタ喜劇を演じてるのかい?」
「ひとをお笑い芸人みたいに言うのやめてもらえます?」
「純然たる第三者目線だよ」
「
……
はじめに言いましたけど、会話が出来るんやったらええんですよ。いますぐどないかせなあかんにはならへん。だったら潤滑に関係を築くほうがメリットなんです」
「なるほどねえ。その潤滑な関係に色恋沙汰は含まれるのかい?」
「
……
それはイレギュラーです。自分かてなんでこないなことになったんやって思てますから」
「いい加減プロポーズを受け入れたらいいんじゃないかい?」
「自分がその立場でも同じこと言えます?」
「知ってるかい?離婚は結婚しないとできない経験なんだよ」
「哲人さんのほうがお笑い芸人向きやと思いますわ」
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