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三毛田
2025-12-08 22:19:11
1063文字
Public
1000字5
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100 100. ハッピーエンドの続き
100日目
誰もが幸せがいい
「
……
めでたし、めでたし」
絵本を読み上げ終えたその言葉。幼い頃は、特に疑問に思わなかった。
自分で本を読めるようになり、さらに内容も理解できるようになると、ものによっては疑問を持つように。
「納得いっていない顔だな」
「だって。どう考えたって、ハッピーエンドって言うには無理があるだろってのがいっぱいあるじゃん」
俺が答えると、丹恒はスマホを操作して。
「多分、もしかしたらだが、学校の図書館に絵本の原点となるものがあるだろう。特にこの童話などは」
「怖い?」
「人によってはそうだろう。本当は怖い童話というタイトルだ」
と教えてもらったので、早速図書館で探してみる。
「これかな?」
背表紙にそう書かれていたので、借りてみる。読むのは、家に帰ってからにしよう。ちょっと怖い。
「丹恒先生。今日、泊りに行ってもいい? それとも、止まりに来ることって出来る?」
「どっちも可能だ。どうしたんだ」
「これです」
持っていた本を見せると、納得したように頷いて。
「こちらに泊まりに来る方が、邪魔が入る確率が低いだろう。星と銀狼がいたら、どちらもお前の邪魔をしに来るんじゃないか?」
「くるなぁ
……
」
そしておまけに、怖いの? プププ。とか、二人で馬鹿にしてくる。
「じゃあ、連絡入れるから泊まりに行っていいか?」
「構わない。パムに連絡を入れておこう。夕飯のメニュー的には、一人増えても大丈夫だったはずだ」
「お手数おかけします」
頭を下げると、頷いて。それぞれ家の人間に連絡入れ。
保護者なり食事担当者なりから返事をもらってから、帰路につく。
「ただいま」
「お邪魔しま~す」
「おかえり、二人とも」
ポテポテ歩いてきたパムは、ニコニコと俺たちを見上げ。
「急にごめんな」
「よいよい。今日は、新作料理の試食も兼ねておる。お前の意見も聞きたい」
「本当? じゃあ、遠慮なく」
俺の返事に嬉しそうに何度も頷き、キッチンへと消える。
俺は丹恒と一緒に、彼の部屋へ。荷物を置き、置いてもらっている部屋着に着替え。
「手伝った方がいいか?」
「いや。今日の夕飯は作業工程が不明だから、やめておいた方がいい」
「そっか。じゃあ、ちょっとだけ読んでいてもいい?」
「ああ。声をかけよう」
「ありがとう」
床に座り、ベッドを背もたれに本を広げる。
絵本ではハッピーエンドだった物語のほとんどは、血なまぐさい結末が多く。
「丹恒」
「なんだ」
「俺はハッピーエンドの後も、周りの人も幸せの方がいい」
「そうか」
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