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三毛田
2025-12-06 23:50:39
1059文字
Public
アドベント25
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06. 背中合わせにくっついて
6日目
君と過ごす時間
テレビに繋いだゲーム機で遊ぶ俺。そして、その俺を背もたれに本を読む丹恒。
「穹、丹恒。姫子が帰ってくる前に食事の準備を済ませたいんじゃが、よいか?」
ぽてぽてと脚を取を立てながら、パムがやってきて。
「ああ。穹、そろそろキリが良くなるか?」
「あと少し!」
「だそうだ。エプロンを用意しておくから、早くキッチンに来るように」
「うんっ」
背中から温もりが消えて、ちょっとだけ焦る。
「終わった!」
セーブをするのを忘れずに。きちんとデータがセーブされたのを確認してから、電源を切って。テレビも消して、キッチンへ。
手洗いをして、白湯を飲んでから野菜を洗う。
「今日は切り上げるのが早かったな」
「丹恒が、背中合わせにくっついてくれてたから、頑張った」
「そうか」
彼は俺の言葉に頷くと淡々と包丁で野菜を切り分け、器に入れてはパムへと渡す。
俺も、洗い終えて、皮を剥くものは皮を剝き。たまに食べやすいサイズに切っていく。
「カレーにするか、シチューにするかまだ迷っておるのじゃ」
「半分シチューで、半分カレーじゃ駄目か?」
丹恒の提案に、パムと二人で瞬き。
「鍋はいっぱいあるだろう? どちらも食べたいのなら、具材に火を入れた後分けて味付けすればいい」
「なるほど。俺、どっちも食べたい」
「その方法があったか
……
よし。まずは煮込むぞ」
「パム、こっちはスープの具材だろ? 卓上コンロの方で作っておくよ」
「頼んだ」
今日はコンソメスープ。丹恒の手で、日が入りやすいサイズになった野菜を鍋に入れて、卓上コンロをセットして鍋を置く。
具材を煮込みつつ、柔らかくなったら固形コンソメを入れて味を調える。
「パム、丹恒。これだとちょっとしょっぱいかな」
小皿にスープを入れ、二人に飲んでもらう。
「ちょっとだけ水を入れるとよいな」
「ああ。少し薄いくらいでちょうどいいだろう。味がないと騒ぐ奴もいるだろうが、塩を入れろと突っぱねればいい」
きっと、彼と俺の頭には一人の姿が思い浮かんでいる気が。
「パンもバゲットと食パン、バターロールがある。好きなのを食べればよい」
「俺とお前の分は、パセリバターライスにするか」
「美味しそう
……
星となのにバレないようにしないと」
「匂いでバレるぞ」
パムが呆れた視線をこちらへと向けてきて。
けれど、それだけでやめるような俺たちじゃない。
「作った人間の特権だろ」
「それはそうじゃが」
「だってカレーと合うじゃん。シチューはパンと食べる」
「わかった」
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