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ゆいしろ そう
2025-12-05 07:18:58
1134文字
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Ⅲちゃんと遊馬くんと
またまたクリスマスの話題
――
放課後、遊馬と二人きりで帰ることに成功した僕は
とても機嫌が良かった
――
「ねぇ、遊馬」
「ん?」
「クリスマスイブは誰と過ごすの?」
「クリスマスイブ
……
そうか、クリスマス」
――
少し考え込むようなしぐさをしたあと
――
「みんなでデュエル大会とか」
「そうだね、それもいいかもしれないけれど。
誰か一人だけを選んでみない?」
「一人? どうしてだよ」
「ほら、クリスマスは好きな人と過ごす人も多いし」
――
さっきよりも深く考え始める遊馬に
僕の心はときめいていく
――
(ナンバーズクラブのみんなは家族と一緒だろうし、
カイトもそうだろうし
……
)
――
指を折りながら何度も唸っているかと思えば、
こちらに視線を送ってきて
――
(もしかして気づいてくれた?)
(Ⅲだって、もちろん家族と過ごすよな)
――
ニカッと笑う顔に照れはない。照れは、ない
――
(いや、絶望するのはまだ早い。僕とは家族みたいに仲が良いからね)
(シャークはいもしゃーとドルベがいるとして、
ミザエルにはタキオン、ギラグにもアリトがいて。
アストラルはアストラル世界にいるし)
「遊馬、僕ならいつでも」
「
……
ベクター、かな」
「え」
「俺はベクターを選ぶ」
「あの、せめてアストラルか小鳥にしない?」
「あいつって、一人にしてるとすぐいなくなりそうじゃん。
心配だし」
「ぼ、僕も遊馬がいないと」
「そうと決まれば、早くベクターに会って」
「確認だけど、本当に合ってる? 考え直す気はない?」
「へへっ。ああ見えて、意外と寂しがり屋なとこもあるんだぜ」
「はは
……
遊馬は優しいね」
――
ベクターが何をしたのか、遊馬自身も忘れているはずがない。
なのにベクターを選ぶなんて。あいつの何が遊馬を
――
「俺さ、ベクターの家族になれるといいなって」
「かかっ、家族!? どういう意味で」
「お、噂をすれば。ベクター!」
――
遊馬は迷いなく、ベクターの元へと向かっていく
――
「んだよ」
「12月24日空けとけよ、予定」
「はいはい、冬休みの宿題も教えろってか。
遊馬くんったら、仕方ないですねぇ」
「ベクター、君に遊馬のクリスマスイブは渡さない」
「あー、トロンとこのボンボンか」
「Ⅲだよ。僕とデュエルしろ」
「デュエルぅ~? てめぇと?」
「そうだ」
「ククッ、いいぜ。よかれと思って、受けてやるよ」
「あれ、珍しいな。ベクターが誰かとデュエルするなんて」
「だってぇ、俺の一番大事な遊馬がかかってるんだし、
当然じゃないですかぁ~」
「お前のふざけた態度ごと、全力で捻り潰してやる!!」
「うわー、めんどくせー。遊馬くん、助けてぇ」
(Ⅲとベクターは仲が悪いのか)
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