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ぽふむん
2025-11-30 19:44:31
1702文字
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ワンドロおまけ
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37kgのチョコレート人形前日譚 猗窩座殿の受難
2024年二月にどしのワンドロで書いたお話の前日譚です。
くるっぷにだけデータを残して、こちらにもバックアップを取っておくことを忘れてたようです💦
少し修正しました。
猗窩座殿鼻血ぶー注意報
人を食う描写もあります。
鎖国状態だった江戸時代において、限定的に外国との交流のあった出島。
外国人や、出島付近の住人や往来する人々向けの遊郭丸山での出来事です。
青い彼岸花の情報収集をしていたのです。
白粉臭い。
むせ返るような白粉と香の匂いが漂う場所だ。
不快極まりない。
無惨様の命でなければ、誰が好き好んでこのような場所になんぞ来るものか。
ここは出島。
禁制の舶来品も輸入されてくる特別な場所だ。
腐らぬものならば江戸に届けられる。
要するに、そういう事だ 。
女が何やら菓子を食べている。
ほう
かすていら
……
それほど美味いのか。
滋養がある。
見れば、日頃酷使されている遊女とは思えないほどふくふくしい女だ。
それほど滋養がある菓子のようだ。
だが、鬼である我らには無用の物だ。
そう思っていたはずなのに、何やら脳内にぼんやりとしつつも強い思念が稲妻のように駆け抜けた。
(こ○○さんに食べさせてあげたい
……
)
誰だ?
誰のことだ
えぇい、煩わしい!!
女は弱い
弱いものは嫌いだ
弱いものなど食ったところで力がつくわけが無い。
なのに
女ばかり食って、前上弦の弐を血戦で倒し、喰らい、一気に序列を三体を抜かし上弦の弐の座に着いたあの鬼
元上弦の陸
名前を口にするのも忌々しい
馴れ馴れしくていけ好かない。
本能の奥深いところでいけ好かないあの鬼。
あの鬼が言っていた。
『女は、子を宿すことが出来るくらい栄養豊富だから』
そんな事は世迷言だ。
こんなひ弱なものが栄養豊富なわけがないだろう。
だが
……
ふぅむ
女というものは、産地によってちがうようだ。
江戸、武州の女も芯は強い。
だが
……
九州の女は、また違った意味で強い。
威張り散らすが
……
実際は生活力がないだけの男どもを、好きなように掌で転がし丸め込む。
南蛮人すら相手にする剛の者達だ。
一気に三階級飛び級して見せた実績を持つあの鬼の助言だ。
試しに聞いてみるか。
───────────────
ひぃ
ぎゃぁああああああああ!!
女の悲鳴は相変わらず不快だ。
だが
これも強くなる為だ。
がりっ
くちゃ
もっもっ
柔らかくて、歯ごたえがなく、骨ももろくて、そのくせ脂が多く
甘い
そして、ほんのり苦味がある
苦甘い肉だ。
関東の人間からはしない味がする。
なんだ?
力が湧いてくるのを感じる。
体が熱い
あの鬼の言うことは真実のようだ。
力が湧いてくる
・・・・・・・・・・
ぽた
ぽた
ぽた
ぼたぼたぼた
なんだ?鼻から
……
血
鼻血だと?
これは俺には強すぎる肉なのか。
毒か!!
女は毒
俺には合わない肉!!
─────────────────────
「猗窩座殿ぉ、鼻血が三日程止まらなくって大変だったんだって?大丈夫かぃ?
鬼だから平気だけど、それでも体に負担は大きいだろう?だから好き嫌いはダメなんだ。女を食べると良い」
あの鬼の声が脳に響いた。ニヤついた顔が目に浮かぶ。
(お前の助言通り食ったら、そうなったんだよ!!やっぱりこいつムカつく!!悪気が全くない
……
いや)
違う。
この鬼、明らかに俺の神経を逆撫でしている。
意図して煽っていると確信を抱かせることをほざかれた。
「女を食って鼻血を出すなんて
……
猗窩座殿ってば助平だなぁ、もう。
いやぁん、猗窩座殿のむっつり助平」
むっかぁ
ぷちーん
黒死牟から警告を受けている。
こいつの挑発に乗るなと。
こいつ、俺から血戦を申し込ませようと手ぐすね引いている。
俺ではこいつに勝ち目がないことをわかっているから。
その手には乗るか。
「無惨様!こいつとの通信を切ってください!!」
俺は無惨様に初めて懇願した。
「
……
鬼によっては適さぬ肉質の人間がいるということはよくわかった
……
その功績に免じてその願い
……
聞いてやろう」
無惨様の慈悲の声が直接。
そして、あいつのいけ好かない最後の声が脳内に響いた。
「えー!俺本当のこと言っただけなのに酷いや。猗窩座殿のいじわ
……
」
プツッ
それ以来、あのうるさい鬼の声は聞こえなくなった。
あぁ、静かだ
平和だ
だが
……
今でも、思い出すだけで腸が煮えくり返る!!!
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