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三毛田
2025-11-29 23:21:12
1073文字
Public
1000字5
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91 091. 今日を乗り越えて明日に逢いたい
91日目
本当は、君に今すぐ会いたい
丹恒は、列車。俺は、依頼でとある星の宿。
その依頼というのが、一つ前の星で乗車した客員の付き添い。
『どうしてかわからないが、お前に指名依頼だ。俺は列車で待っているから、気をつけて行って来い』
ほぼ初対面の人から何故? と思いながら、それを受けて。
『ぎゅってして。後、行ってらっしゃいのチュー』
両手を広げながらおねだりしてら、仕方ないな。という表情を浮かべた丹恒が抱きしめてくれた。
「はあ
……
」
明日の朝まで自由行動だと言われたので、ゲームのデイリーを素早くこなす。
その後、丹恒とメッセージのやり取り。
彼の顔を見たい。でも、叶わない。
「早く会いたい
……
」
早くても、明日。長いと後数日ここに滞在の予定だという。
本当に、何で俺なのだろうか。
ショッピングならば、なのや姫子のほうがいいだろうに。
「丹恒
……
」
声が聞きたい。でも、彼が起きているかわからないから我儘は言えなくて。
デイリーをすべて終えて、スマホをスリープにして眠りにつく。
「
……
」
起きてご飯を食べて、ショッピングとか色々なことに付き合う。
どうやら満足したらしく、荷物持ちをしつつ列車へ。
部屋へ荷物を届け、依頼完了の報告をパムにもして。
纏わりつく臭いを消したくて、お風呂へ向かう途中で布団が盛り上がっていることに気づいた。
掛布団をまくりたい衝動に駆られつつ、先にシャワーとお風呂で身を清める。
「ただいま、丹恒」
着替えてから雑にタオルドライをして、布団をまくると丹恒が丸くなっていた。
「
……
おかえり、穹」
「水分補給したら、ぎゅってして」
「ああ。構わない」
俺が水分補給をしていると、のろのろと起き上がって。
「ん!」
冷えた水を渡してから腕を広げれば、そっと抱きしめられる。
「丹恒の匂いだ
……
」
「こら。嗅ぐな」
「お前も、俺が帰って来る前に風呂に入ったんだろ? 装飾がちょっと動いた後があったから」
「勝手に借りてすまない」
「ううん。丹恒には、自由に入って欲しいって言ったのは俺だから。キス、していいか?」
「お前の好きにしろ」
体を離して頬を撫でると、目を細めて。
そっと唇を重ねれば、強請るように首に腕が回り。
一日離れていただけなのに、物足りなさを感じていた。
だけど、こうして触れ合ったことで、それは満たされて。
「もっとお前が欲しい。と言ったら
……
はしたないだろうか」
「ううん。丹恒になら、いくら求められてもいい。ううん。もっと俺を求めて」
懇願するような、情けない声が出た。
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